古今の言語文化に触れることをとおして、文章を正しく読み解くことができ、また明瞭に音読することができるようになること。現代日本語の丁寧かつ正確な表記ができるようになること。
概要:
あらゆる学問の根本として国語の重要性が叫ばれつつある。また、社会人に必須なものとしてコミュニケーション能力は欠かすことができない。この授業ではその基礎力を養うことを主眼として、「読む」「書く」ことの徹底と、「話す」「聴く」ことの訓練を進めていきたい。とりわけ社会科との関連性がある。
授業の進め方・方法:
教科書を使った講義形式の授業と表記トレーニングを実施する。なお、成績評価は定期試験の成績(90%)と表記トレーニングの提出物(10%)により総合評価を行い、60点以上を合格とする。再試験は前期末、後期末、学年末に実施し、60点以上を合格ラインとする。
注意点:
教科書、ノート、国語辞典はいつも用意して授業に臨むこと。隔週で表記トレーニングを実施するが、提出遅れ・未提出は減点となる。その際に自己チェックの甘い学生には再提出を求める。言葉の学習は生活との関わりが深いので、普段から意識して考える習慣をつけてほしい。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス(2) 随想「なぜ本を読むのか」(2)A |
授業の予定と目的を把握することができる。 随想を味わい、表現を理解することができる。
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2週 |
随想「なぜ本を読むのか」(1)A 表記トレーニング(1) 小説「とんかつ」(2)B
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随想を味わい、表現を理解することができる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。 小説の表現を理解することができる。
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3週 |
小説「とんかつ」(4)B
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小説の表現を理解することができる。
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4週 |
古典の基礎(1) 古文「児のそら寝」(2)B 表記トレーニング(1)
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古い仮名と発音について認識できる。 現代語との違い、語句の意味を理解できる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。
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5週 |
「弱いロボット」の誕生(4)A
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論理的展開を理解し、社会との関係を認識できる。
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6週 |
「弱いロボット」の誕生(2)A 漢和辞典の使用法(1) 漢文の基礎(1)B
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論理的展開を理解し、社会との関係を認識できる。 漢和辞典の使い方を理解できる。 訓点の意味と用法を理解できる。
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7週 |
漢文「蛇足」(4)B
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正しく訓読でき、漢文特有の意味を理解できる。
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8週 |
前期中間試験を実施する |
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2ndQ |
9週 |
試験反省(1) 小説「羅生門」(2)B 表記トレーニング(1)
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個別の課題を認識することができる。 小説の表現・時代背景を理解することができる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。
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10週 |
小説「羅生門」(4)B
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小説の表現・時代背景を理解することができる。
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11週 |
小説「羅生門」(4)B
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小説の表現・時代背景を理解することができる。
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12週 |
古文 徒然草「神無月のころ」(4)B
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随筆の面白さ、語句の意味がわかる。
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13週 |
「イースター島になぜ森がないのか」(3)A 表記トレーニング(1)
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論理的展開を理解し、自然と文明の関係を認識できる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。
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14週 |
「イースター島になぜ森がないのか」(1)A 和歌(3)B
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論理的展開を理解し、自然と文明の関係を認識できる。 和歌のリズムと修辞を理解できる。
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15週 |
表記トレーニング(1) 漢語のいろいろ(3)
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漢字・かなの適切な書き分けができる。 漢語の構成や意味を理解できる。
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16週 |
前期末試験を実施する |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
漢文「王昭君」(4)
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正しく訓読でき、漢文特有の意味を理解できる。
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2週 |
随想「黄色い花束」(3)A 表記トレーニング(1)
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文章の表現とテーマを理解できる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。
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3週 |
随想「黄色い花束」(2)A 論理分析「対比」(2)A
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文章の表現とテーマを理解できる。 対比の論理と表現が理解できる。
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4週 |
論理分析「対比」(2)A 接続語のいろいろ(1) 表記トレーニング(1)
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対比の論理と表現が理解できる。 接続語の用法を理解できる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。
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5週 |
待遇表現(4)A
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待遇表現の基本粋な用法を理解できる。
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6週 |
古文「奥の細道」(3)B 表記トレーニング(1)
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俳諧表現とその背景を理解できる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。
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7週 |
俳句(4)B
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俳句のリズムと表現を理解できる。
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8週 |
後期中間試験を実施する |
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4thQ |
9週 |
試験反省(1) 表記トレーニング(1) 言葉と背景(2)
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個別の課題を理解することができる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。 語源と背景について理解できる。
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10週 |
言葉と背景(4)
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語源と背景について理解できる。
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11週 |
書き方の基礎(3)A 表記トレーニング(1)
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文章の書き方について基本事項を理解できる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。
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12週 |
漢詩(4)
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漢詩のきまり、表現を理解できる。
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13週 |
漢詩(3) 表記トレーニング(1)
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漢詩のきまり、表現を理解できる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。
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14週 |
評論「水の東西」(4)
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文章のテーマと表現を理解できる。
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15週 |
評論「水の東西」(3) 表記トレーニング(1)
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文章のテーマと表現を理解できる。 漢字・かなの適切な書き分けができる。
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16週 |
後期末試験を実施する |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | |