科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 国語
科目番号 0021 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 情報工学分野 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 『新編国語総合』(東京書籍)、『高等学校改訂版 新編現代文A 』(第一学習社)、『カラー版 新国語便覧』(第一学習社)、『高校 漢字演習 標準編』(東京書籍)
担当教員 加藤 岳人

到達目標

 コミュニケーション能力の基礎力を養い、「読む」「書く」「話す」「聴く」、それぞれの能力を総合的に生かすことができる。また、教材を通じて人類の文化にも触れ、幅広い視野に立って物事を考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「読む」「書く」能力を十分に生かし総合的に活用することができる。「読む」「書く」能力を一定程度生かして活用することができる。「読む」「書く」能力を生かして活用することができない。
評価項目2「話す」「聴く」能力を十分に生かし総合的に活用することができる。「話す」「聴く」能力を一定程度生かして活用することができる。「話す」「聴く」能力を生かして活用することができない。
評価項目3人類の文化に触れ、幅広い視野に立って物事を考え、十分に表現することができる。人類の文化に触れ、それなりの視野に立って物事を考え、表現することができる。人類の文化に触れ、幅広い視野に立って物事を考え、表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 あらゆる学問の根本として国語の重要性が叫ばれつつある。また、社会人に必須なものとしてコミュニケーション能力は欠かすことはできない。この授業ではその基礎力を養うことを主眼として、「読む」「書く」ことの徹底と、「話す」「聴く」ことの訓練を進めていきたい。とりわけ社会科の科目との関連性がある。
授業の進め方・方法:
 教科書を使った講義形式の授業と表記トレーニングを実施する。なお、前期は1年で使用していた『新編国語総合』(東京書籍)、後期は新たに購入した『高等学校改訂版 新編現代文A』(第一学習社)を教科書として使用する。成績評価は定期試験の成績(90%)と表記練習などの提出物(10%)により総合評価を行い、60点以上を合格とする。再試験は前期末、後期末、学年末に実施し、前記の定期試験における成績と置き換え再計算した結果、60点以上となる場合は合格(60点)とする。
注意点:
 教科書、ノートはもちろんのこと、この他に国語辞典・漢和辞典(電子辞書を含む)、便覧はいつも用意して授業に臨むこと。表記課題・読書レポートなどの提出物は期日を守るよう心がけること。表記課題における自己添削の内容によっては、再提出を求めることがある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
小説「ドライクリーニング」(吉田修一)①
表記トレーニング①
一年間の授業の予定をしっかり把握することができる。
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
2週 小説「ドライクリーニング」(吉田修一)②
評論「真の自立とは」(鷲田清一)①
表記トレーニング②
小説を味わい、表現を理解することができる。
論理的な文章の論点と主題が理解できる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
3週 評論「真の自立とは」(鷲田清一)②
表記トレーニング③

論理的な文章の論点と主題が理解できる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
4週 古典「徒然草」(兼好法師)①
表記トレーニング④
古文を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
5週 古典「徒然草」(兼好法師)②
表記トレーニング⑤
古文を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
6週 小説「夢十夜」(夏目漱石)①
表記トレーニング⑥
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
7週 小説「夢十夜」(夏目漱石)②
表記トレーニング⑦
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
8週 前期中間試験を実施する
2ndQ
9週 答案返却、解説
小説「沖縄の手記から」(田宮虎彦)①
表記トレーニング⑧
試験の解説を聞いて的確な解答の仕方について理解することができる。
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。    
10週 小説「沖縄の手記から」(田宮虎彦)②
表記トレーニング⑨
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。  
11週 小説「沖縄の手記から」(田宮虎彦)③
表記トレーニング⑩
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。    
12週 漢文「論語」①
表記トレーニング⑪
基礎的な知識に基づいて漢文を理解できる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
13週 漢文「論語」②
表記トレーニング⑫
基礎的な知識に基づいて漢文を理解できる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
14週 漢文「史話」①
表記トレーニング⑬
基礎的な知識に基づいて漢文を理解できる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
15週 漢文「史話」②
表記トレーニング⑭
基礎的な知識に基づいて漢文を理解できる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
16週 前期末試験を実施する
後期
3rdQ
1週 答案返却、解説
「詩を味わう」①
表記トレーニング⑮
試験の解説を聞いて的確な解答の仕方について理解することができる。
詩を味わい、その表現を味わうことができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
2週 「詩を味わう」②
表記トレーニング⑯
詩を味わい、その表現を味わうことができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
3週 評論「コミュニケーションの文化」(平田オリザ)①
表記トレーニング⑰
論理的な文章の論点と主題が理解できる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。   
4週 評論「コミュニケーションの文化」(平田オリザ)②
表記トレーニング⑱
論理的な文章の論点と主題が理解できる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
5週 小説「鼻」(芥川龍之介)①
表記トレーニング⑲
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
6週 小説「鼻」(芥川龍之介)②
表記トレーニング⑳
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
7週 小説「鼻」(芥川龍之介)②
表記トレーニング⑳
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
8週 後期中間試験を実施する
4thQ
9週 答案返却、解説
小説「こころ」(夏目漱石)①
表記トレーニング㉑
試験の解説を聞いて的確な解答の仕方について理解することができる。
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
10週 小説「こころ」(夏目漱石)②
表記トレーニング㉒
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
11週 小説「こころ」(夏目漱石)③
表記トレーニング㉓
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
12週 小説「こころ」(夏目漱石)④
表記トレーニング㉔
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
13週 小説「こころ」(夏目漱石)⑤
表記トレーニング㉕
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
14週 小説「こころ」(夏目漱石)⑥
表記トレーニング㉖
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
15週 小説「こころ」(夏目漱石)⑦
表記トレーニング㉗
小説を味わい、表現を理解することができる。
原稿用紙に正しい表記方法で書き写すことができる。
16週 後期末試験を実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合900001000100
基礎的能力900001000100
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000