科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 英語
科目番号 0026 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学分野 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 テキスト:英検総合トレーニング準2級(旺文社)  自学自習用教参考書:1.2024年度版英検準2級全問題集(旺文社) 2.出る順パス単英検準2級(旺文社) 3.ジーニアス総合英語(大修館書店)
担当教員 林 幸利

到達目標

論理的な文章を英語で記述したり英語でコミュニケーションを行えるようになるためのひとつの方策として、英検準2級レベルの演習問題を材料に、語彙・文法事項・構文等を理解し、それを運用できる能力を身に着け、英検準2級に対応できる英語力(語彙、読解、作文、リスニングに関する能力)を身につけ、それを随時発揮できる。                          

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英語検定準2級レベルの問題を8割以上正解できる英語検定準2級レベルの問題を6割以上正解できる英語検定準2級レベルの問題を4割以下しか正解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英検準2級レベルの演習問題を材料に、語彙・文法・構文等の基礎力を身に着け、さらに英検準2級の試験問題に対応できる英語力(語彙、読解、作文、リスニングに関する能力)を身につけることで、論理的な文章を英語で記述したり英語でコミュニケーションを行えるようになるための基本的な英語力の充実を目指す。        ・前関連科目:1年英語 ・後関連科目:3年英語                           
授業の進め方・方法:
毎授業、英語検定準2級レベルの演習問題の設問を各自で解いてきて、解答解説を受けることで、語彙力、読解力、作文力の向上を図る。また適宜リスニングの問題を授業中に課すことでリスニング力の向上も図る。                                                  評価については、定期試験の平均点を90%、課題の平均点を10%として算出した成績がそのまま本授業の合否判定用の評価となる。なお、2年生の「英語」の総合成績評価方法と再試験については以下の通りである。                
○2年生の「英語」の評価方法について
・矢野、林のそれぞれの成績を100点法で算出し、その合計を2で割ったものを2年生の「英語」の総合成績とする。
○2年生の「英語」の再試験について
1.「英語」の総合成績で60点未満だった者を対象に、矢野、林のそれぞれが再試験を実施する。ただし、受験するのは成績が60点未満だった担当教員の再試験のみである。
2.再試験で合格となるためには、以下のいずれかに該当しなければならない。
① 矢野、林の再試験の平均点(再試験に該当しない担当教員の場合はその担当教員の定期試験の平均点)が 60点以上になった場合。 
②定期試験の得点のところに再試験の得点(再試験に該当しない担当教員の場合はその担当教員の定期試験の得点)を置き換えて算出した成績が60点以上になった場合。
注意点:
英語の読解力、作文能力、リスニング能力という3技能を測る方策として、また英語学習を進めていく上でのモチベーションとなるように、英語検定準2級を受験して合格を目指すことを推奨する。授業に積極的に参加することは言うまでもなく、毎回予習・復習を励行し、日々英語学習に励んでもらいたい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
文法チェック① 現在完了・過去完了
確認問題           
完了時制の意味を理解し、関連する問題の正答に至れる。
2週 文法チェック② 関係詞
確認問題           
関係詞の意味を理解し、関連する問題の正答に至れる。
3週 リスニング第1部① 対話の概要を把握して、適切な応答を選択できる。
4週 文法チェック③ 分詞・不定詞
確認問題           
分詞・不定詞の意味を理解し、関連する問題の正答に至れる。
5週 文法チェック④ 前置詞・接続詞
確認問題           
前置詞・接続詞の意味を理解し、関連する問題の正答に至れる。
6週 リスニング第2部① 対話の概要を把握して、内容に関する質問に応答できる。
7週 文法チェック⑤ 助動詞・比較・代名詞
確認問題           
助動詞・比較・代名詞の意味を理解し、関連する問題の正答に至れる。
8週 前期中間試験を実施する
2ndQ
9週 練習問題(筆記1-①) 英検準2級レベルの語彙・文法問題の正答に至れる。
10週 練習問題(筆記1-②) 英検準2級レベルの語彙・文法問題の正答に至れる。
11週 リスニング第3部① 口頭での説明の概要を把握し、内容に関する質問に応答できる。
12週 練習問題(筆記1-③) 英検準2級レベルの語彙・文法問題の正答に至れる。
13週 練習問題(筆記2-①②) 英検準2級レベルの対話問題の正答に至れる。
14週 リスニング第1部② 対話の概要を把握して、適切な応答を選択できる。
15週 練習問題(筆記3-①②) 英検準2級レベルの長文空所補充問題の正答に至れる。
16週 前期期末試験を実施する
後期
3rdQ
1週 練習問題(筆記4A-①②) 英検準2級レベルのメール文の問題の正答に至れる。
2週 練習問題(筆記4B-①②) 英検準2級レベルの長文問題の正答に至れる。
3週 リスニング第2部② 対話の概要を把握して、内容に関する質問に応答できる。
4週 練習問題(筆記5)+補充問題 英検準2級レベルの作文問題で自分の意見を適切に表現できる。
5週 ミニテスト(筆記1,2) 英検準2級レベルの語彙・文法問題と対話文問題の正答に至れる。
6週 リスニング第3部② 口頭での説明の概要を把握し、内容に関する質問に応答できる。
7週 ミニテスト(筆記3) 英検準2級レベルの長文空所補充問題の正答に至れる。
8週 後期中間試験を実施する
4thQ
9週 ミニテスト(筆記4) 英検準2級レベルの長文問題の正答に至れる。
10週 ミニテスト(筆記5)+補充問題 英検準2級レベルの作文問題で自分の意見を適切に表現できる。
11週 ミニテスト(リスニング第1部、第2部) 対話の概要を把握して、適切な応答を選択できる。
対話の概要を把握して、内容に関する質問に応答できる。
12週 ミニテスト(リスニング第2部、第3部) 対話の概要を把握して、内容に関する質問に応答できる。
口頭での説明の概要を把握し、内容に関する質問に応答できる。
13週 補充問題
14週 補充問題
15週 補充問題
16週 後期期末試験を実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前3,前6,前11,前14,後3,後6,後11,後12
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3後5
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000