心理学

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 心理学
科目番号 0033 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学分野 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『心理学』(有斐閣)
担当教員 片岡 務,小杉 和寛

到達目標

1.自我と人格について理解し、その形成要件を説明できる。
2.自我と他者との関係を理解し、豊かな人間関係の要件を説明できる。
3.自我と文化の関係、欲求の達成について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自我と人格について深く理解し、自己形成に応用できる。自我と人格について説明できる。自我と人格について説明できない。
評価項目2自我と他者との関係を理解し、自己形成に応用できる。自我と他者との関係を理解できる。自我と他者との関係を理解できない。
評価項目3欲求の達成について深く理解し、自己形成に応用できる。欲求の達成について理解できる。欲求の達成について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
人間は一人一人が独立した人格を持つ。同時に人間は社会に参加し、人間官界の中で生きていく。科学は主観を排し、客観の世界を明らかにする役目を持つ。しかし、心を痛め苦悩する人間の特性は否定できない。この講義を通し、主観的世界を 理解する。
授業の進め方・方法:
講義形式。
教科書 : 無藤隆ほか著 『心理学』(有斐閣,2004年)
期末試験の得点により合否判定をする。60点以上で合格である。最終評価は合否判定点と同じである。
再試験は60点以上で合格とする。
注意点:
「人によって傷ついた心は人によって癒される」という言葉の意味をあたたかく理解できるようになることを期待します。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 自己とは何か 自我の多層性を理解できる
2週 自己とは何か 自我の多層性を理解できる
3週 自己とは何か 自我の多層性を理解できる
4週 社会的影響 他所の存在が自我構成に与える影響を理解できる
5週 社会的影響 他所の存在が自我構成に与える影響を理解できる
6週 人間関係 攻撃性と互恵的利他行動を理解できる
7週 人間関係 攻撃性と互恵的利他行動を理解できる
8週 集団の特性 人の集まりにより変化する意識・判断を理解できる
2ndQ
9週 集団の特性 人の集まりにより変化する意識・判断を理解できる
10週 子供時代の発達 人格形成の基礎になる事象を理解できる
11週 子供時代の発達 人格形成の基礎になる事象を理解できる
12週 子供時代の発達 人格形成の基礎になる事象を理解できる
13週 青年期・成人期の発達 自我同一性の確立を支える事象を理解できる
14週 青年期・成人期の発達 自我同一性の確立を支える事象を理解できる
15週 青年期・成人期の発達 自我同一性の確立を支える事象を理解できる
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 ストレスと心理的障害 ストレッサーとなる出来事を理解できる
2週 ストレスと心理的障害 ストレッサーとなる出来事を理解できる
3週 カウンセリング 人間関係を理解する手立てとしてのカウンセリングを理解できる
4週 カウンセリング 人間関係を理解する手立てとしての人間関係を理解する手立てとしてのカウンセリングを理解できる
5週 カウンセリング 人間関係を理解する手立てとしてのカウンセリングを理解できる
6週 臨床場面のカウンセリング 傾聴の意義を理解できる
7週 臨床場面のカウンセリング 傾聴の意義を理解できる
8週 心理療法と文化 文化の中の個人、個人の中の文化を理解できる
4thQ
9週 心理療法と文化 文化の中の個人、個人の中の文化を理解できる
10週 情動 生への欲求を理解できる
11週 情動 生への欲求を理解できる
12週 情動 生への欲求を理解できる
13週 動機づけ 欠乏動機と達成動機の違いを理解できる
14週 動機づけ 欠乏動機と達成動機の違いを理解できる
15週 動機づけ 欠乏動機と達成動機の違いを理解できる
16週 後期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000