科学基礎実験

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 科学基礎実験
科目番号 0037 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学分野 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 テキスト:自作実験書参考書【物理実験】初歩から学ぶ基礎物理学「力学Ⅰ」(大日本図書)初歩から学ぶ基礎物理学「熱・波動」(大日本図書)見て体験して物理がわかる実験ガイド(学術図書出版)【化学実験】文部科学省検定済教科書 新編化学基礎(東京書籍)文部科学省検定済教科書 新編化学(東京書籍)基礎化学実験第2版(共立出版)
担当教員 浦家 淳博,梅津 裕志,松﨑 俊明,小久保 慶一,佐藤 潤

到達目標

手順に沿って正しく実験操作を行い、物理量の測定を行うことができる。
実験の方法・過程・結果などを正確に説明できる。
実験データを誤差を考慮して適切に表現できる。
測定した結果等を分析・解釈し、考察を行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1手順に沿って正しく実験操作を行い、正確に物理量の測定を行うことができる。手順に沿って正しく実験操作を行い、物理量の測定を行うことができる。手順に沿って正しく実験操作を行うことができない。
評価項目2実験データは誤差を考慮して適切に表現し、実験の方法・過程・結果などを、図などを入れて、わかりやすく的確に表現できる。実験の方法・過程・結果などを正確に説明できる。実験データを誤差を考慮して適切に表現できる。実験の方法・過程・結果などを説明できない。実験データを適切な数値で表現できない。
評価項目3測定した結果等を科学的な原理や法則にのっとって分析・解釈し、論理的に考察を行うことができる。測定した結果等を分析・解釈し、考察を行うことができる。測定した結果等の分析や解釈を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
(目標)
実験を通して、自然に対する関心や探究心を高める。
情報の収集、実験の計画、実験による検証、実験データの分析・解釈など科学的に探究する方法を習得する。
(概要)
実験は,物理実験を5テーマ,化学実験を2テーマ行う。
授業の進め方・方法:
物理(1・2年)、化学(1・2年生)に関する知識が必要です。
実験内容等を記録するための専用のノートを用意してください。
合否判定:実験レポートの平均点,実験態度,課題で評価し60点以上を合格とする。なお、評価は、評価基準表に基づき行う。
最終評価:合否判定と同じ。
再試験:レポートと実験態度で60点未満のものは、実験に関係する内容の再試験を行い、60点以上を合格とする。
    再試験で合格した者の最終評価は60点とする。
実験では、危険が伴う場合があるので、安全意識を持ち十分に注意をしながら行うようにすること。
事前説明に従い必ず予習をしてから実験に臨むこと。
レポートの提出期限は必ず守ること。
注意点:
関連科目 物理(1年,2年),化学(1年,2年)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1 実験器具の扱い方 安全ゴーグル等の使用、薬品・ガスバーナー等の取り扱い、実験台の整理整頓など、実験の基礎知識を持っている。
2週 2 中和に関する実験 測定機器、実験器具を正しく取り扱いながら中和反応の実験ができる。
3週 3 力学に関する実験① 測定機器、実験器具を正しく取り扱いながら力の合成,分解の実験ができる。
4週 4 実験レポートの作成 レポート作成の手順を理解し,決められた形式でレポートを作成できる。測定値の取り扱い、有効数字の概念が理解できる。
5週 5 波に関する実験 測定機器、実験器具の正しく取り扱いながら波の実験ができる。
6週 6 実験レポートの作成 測定した結果を理論や法則にのっとって分析・解釈し、考察を行うことができる。
7週 7 無機化学反応に関する実験① 理論をもとに,無機化合物の系統分離に関する実験計画を立てることができる。
8週 後期中間試験:実施しない
4thQ
9週 1 無機化学反応に関する実験② 測定した結果を理論や法則にのっとって分析・解釈し、考察を行うことができる。
10週 2 力学に関する実験② 測定機器、実験器具を正しく取り扱いながら落下運動の実験ができる。
11週 3 実験レポートの作成 測定した結果を理論や法則にのっとって分析・解釈し、考察を行うことができる。
12週 4 力学に関する実験③ 測定機器、実験器具を正しく取り扱いながら単振動・単振り子の実験ができる。
13週 5 実験レポートの作成 測定した結果を理論や法則にのっとって分析・解釈し、考察を行うことができる。
14週 6 熱に関する実験 測定機器、実験器具を正しく取り扱いながら熱の実験ができる。
15週 7 実験レポートの作成 測定した結果を理論や法則にのっとって分析・解釈し、考察を行うことができる。
16週 後期期末試験:実施しない

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000