経営学

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 経営学
科目番号 0052 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学分野 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 参考図書:藤田誠(2015)『経営学入門』中央経済社;上野恭裕 、馬場大治(2016)『経営管理論 ベーシック+』中央経済社;和田充夫・恩蔵直人・三浦俊彦(2016)『マーケティング戦略:第5版』有斐閣;安室憲一(2007)『新グローバル経営論』白桃書房;浅川和宏(2003)『グローバル経営入門』日本経済新聞社
担当教員 曽我 寛人

到達目標

経営学における基本的な概念を理解し、それに関する複数の具体例を挙げることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各回で取り上げた経営学に関する概念について複数の具体例を挙げながら説明することができる。各回で取り上げた経営学に関する概念について具体例を挙げながら説明することができる。各回で取り上げた経営学に関する概念について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では、経営学に関する基本的な事項を説明する。前期は、経営学とマーケティングを中心に、後期は国際経営や国際マーケティングを中心に説明をする。
授業の進め方・方法:
合否判定点:4回の定期試験(中間試験2回+期末試験2回(いずれも100点満点))の平均点
合否判定点が60点以上で合格とする。
最終評価点:合否判定点に同じ
なお、不合格者については,再試験または課題学習の評価が60点以上を合格とする。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション 経営学の概要について説明できる。
2週 経営組織 企業の形態、大企業と中小企業、組織構造について説明できる。
3週 経営管理 人的資源管理、日本的経営について説明できる。
4週 経営と業績 財務指標について説明できる。
5週 経営戦略 ファイブフォース分析、製品・市場マトリックス、製品ポートフォリオについて説明できる。
6週 事業領域 ドメイン、多角化、企業アイデンティティ、企業理念について説明できる。
7週 企業と社会 企業の社会的責任、コンプライアンス、変化への対応について説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 マーケティングの概要 マーケティング・コンセプト、マーケティング・ミックス、マーケティング・マイオピアについて説明できる。
10週 消費者行動 VALS、新製品の普及過程、準拠集団と製品購入の関係について説明できる。
11週 製品政策 ブランドマネジメント、新製品開発プロセスについて説明できる。
12週 価格政策 コストプラス法、損益分岐点を用いた価格の計算ができる。様々な価格設定について説明できる。
13週 流通政策 日本の流通システム、垂直的マーケティング・システムについて説明できる。
14週 宣伝・広告政策 広告媒体ごとの特徴、様々な販売促進方法について説明できる。
15週 まとめ 経営学及びマーケティングの基本的な事項について、具体例を挙げ、説明できる。
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 市場調査論の概要 市場調査のプロセス、データの種類について説明できる。
2週 データ収集と仮説検証 仮説の検証方法、データ収集の方法について説明できる。
3週 サンプリング センサスとサンプリングの違い、サンプリング方法について説明できる。
4週 相関分析 相関係数を求めることができる。
5週 回帰分析(1) 回帰分析における用語と目的について説明できる。
6週 回帰分析(2) 回帰分析の検定について説明できる。また、分析結果を説明できる。
7週 因子・主成分分析 因子分析と主成分分析の違い及びそれぞれの目的について説明できる。また、分析結果を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 国際ビジネスの現状 国際化、グローバリゼーション、CAGEフレームワークについて説明できる。
10週 海外進出方法の種類 輸出、ジョイントベンチャー、完全子会社等の海外市場参入形態について説明できる。
11週 海外進出方法の選択 雁行形態論、内部化理論、OLIパラダイムについて説明できる。
12週 国際経営 EPRGスキーム、バートレット=ゴシャール(1989)の4つの類型について説明できる。
13週 国際組織構造 国際事業部制組織、グリッド構造、マザードーター構造、地域統括本社制組織について説明できる。
14週 国際人的資源管理・異文化マネジメント 海外派遣者の種類、国際人事評価、文化的距離、文化的知性について説明できる。
15週 まとめ 国際ビジネスについて、国内ビジネスとの違いを踏まえた上で、事例を挙げながら説明できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000