歴史と文化A

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 歴史と文化A
科目番号 0066 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学分野 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書 『西洋経済史』(有斐閣アルマ)、副教材 タペストリー 参考書『冷戦と福祉国家』 (日本経済評論社)、 『ヨーロッパ社会史』 (日本経済評論社)
担当教員 瀧川 貴利

到達目標

1 経済史の流れを知ることができる。
2 ヨーロッパとアメリカなどの歴史的形成を知ることができる
3 第二次世界大戦後の社会史を知ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ヨーロッパ経済史やアメリカ経済史の流れを完全に把握している。ヨーロッパ経済史やアメリカ経済史の流れをだいたい把握しているヨーロッパ経済史やアメリカ経済史の流れを理解していない。
評価項目2ヨーロッパ世界やアメリカ世界が経済史的に形成されたことを十分に理解している。ヨヨーロッパ世界やアメリカ世界が経済史的に形成されたことをだいたい理解している。ヨーロッパ世界やアメリカ世界が経済史的に形成されたことをあまり理解していない。
評価項目3経済史的視点を持って、国際社会を批判的に考察する基礎力を持つことができる。ヨーロッパ世界やアメリカ世界を経済史的に考察する基礎力がおおむねみについている。経済史的に思考する力をみにつけていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ヨーロッパ経済史やアメリカ経済史を勉強することで、異文化の理解を深めます。ヨーロッパ絵画や建築などの解説も行います。
第二次世界大戦以降は、『冷戦と福祉国家』、『ヨーロッパ社会史』を参考にして講義します。
授業の進め方・方法:
教科書を用いますが、ヨーロッパ絵画や建築などについてTeamsなどを使った詳しく解説します。
第二次世界大戦以降は、「ヨーロッパ社会史」、「冷戦と福祉国家」を使用します。
不合格者については,再試験または課題学習の評価が60点以上で合格とする。
★関連科目: 歴史総合、歴史と文化B
注意点:
授業には必ず教科書と補助教材を持ってきてください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 序章 古代から中世へ
ギリシャ史について理解できる
2週 序章 古代から中世へ
ローマ史について理解できる
3週 序章 古代から中世へ 中世について理解できる
4週 第1章 ヨーロッパの拡大と国際競争の開始 大航海時代について理解できる
5週 第1章 ヨーロッパの拡大と国際競争の開始 大航海時代について理解できる
6週 第2章 17~18世紀の「経済危機」と国家の形成 17~18世紀のオランダについて理解できる
7週 前期中間試験 前期中間試験を実施する
8週
第2章 17~18世紀の「経済危機」と国家の形成
17~18世紀のフランスについて理解できる
2ndQ
9週 第3章 ヨーロッパの工業化をどうとらえるか。 ヨーロッパの工業化について理解する
10週 第3章 ヨーロッパの工業化をどうとらえるか。 同上
11週 第4章 ヨーロッパにおける工業化の始動 イギリス産業革命について理解する
12週 第5章 さまざまな工業化 イギリスの工業化について理解できる
13週 第5章 さまざまな工業化 ヨーロッパ大陸の工業化について理解できる
14週
第5章 さまざまな工業化
同上
15週 第6章 「第2次産業革命」の時代 第2次産業革命について理解できる。
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 第7章 ヨーロッパの外で 植民地時代のアメリカ合衆国の経済について理解できる。
2週 第7章 ヨーロッパの外で
南北戦争について理解できる。
3週 第8章 世界大戦とヨーロッパ経済
第一次世界大戦の経済的意味について理解できる。
4週
第8章 世界大戦とヨーロッパ経済
世界大不況について理解できる。
5週 第9章 第2次世界大戦後のヨーロッパ経済 戦後国際経済の枠組みについて理解できる。
6週 第9章 第2次世界大戦後のヨーロッパ経済 高度経済成長について、理解できる。
7週 後期中間試験
後期中間試験を実施する
8週 第9章 第2次世界大戦後のヨーロッパ経済 高度経済成長について理解できる
4thQ
9週 第10章 EUへの道 石炭鉄鋼共同体について理解できる。
10週 第10章 EUへの道 EUについて理解できる。
11週 第二次世界大戦後のヨーロッパ オスマン帝国や清朝の歴史を理解できる。
12週 第二次世界大戦後のヨーロッパ ヨーロッパ社会史を理解できる
13週 第二次世界大戦後のヨーロッパ ヨーロッパ社会史を理解できる
14週 第二次世界大戦後のヨーロッパ 冷戦と福祉国家を理解できる。

15週 第二次世界大戦後のヨーロッパ
冷戦と福祉国家を理解できる。
16週 後期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合700000070
基礎的能力700000070
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000