言語と社会(スペイン語)

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 言語と社会(スペイン語)
科目番号 0002 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学分野 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 徳永志織 『だいたいで楽しいスペイン語入門』 (三修社,2014年)
担当教員 細見 佳子

到達目標

スペイン語の基礎を習得する 。
世界の人々の多様な暮らしについて知る 。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安 [優]標準的な到達レベルの目安 [良]未到達レベルの目安 [不可]
 動詞の人称変化を使いこなし,スペイン語を用いて簡単な会話を交わすことができる。 動詞の人称変化を理解できる。 スペイン語で自己紹介ができる。 スペイン語の発音ができない。 基礎的な動詞の活用ができない。
 非英語圏の人々が持つ多様な歴史と文化について知り,独自に関心を拡げて探求を深めることができる。 スペイン語圏の人々の暮らしについて知り,異文化理解に努めていくことができる。 社会の多様性を認識できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる
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JABEE f 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 南ヨーロッパならびにラテンアメリカの社会について理解を深める(目標A:50%)。
 スペイン語の基礎を学び,コミュニケーションが図れるようになる(目標F:50%)。
授業の進め方・方法:
 各回の講義は,前半の45分でスペイン語を学び,後半の45分はヨーロッパ文化の学習にあてます。
 講義には必ず教科書を持ってくること。これに反した場合,「その他の評価」として10点を減ずることがあります。
 スペイン語圏の人々の暮らしについて各自がテーマを設定して探求を行い,プレゼンテーション発表を行ってもらいます(20%)。また,毎回の授業で実施する小テスト(16%)ならびに定期試験で(64%)で,スペイン語の習得状況を確認します。これらを総合して得た評価が満点の6割に達している者を合格とします。
 基準に満たない者に対しては再試験ないし課題提出を課し,6割以上の得点をもって合格とします。
 毎回の冒頭に,前回の内容を確認する小テストを実施します。復習を繰り返し,定着に努めてください。
注意点:
 今日ビジネスの世界では英語と中国語が重要になりつつあるのが実状です。しかし,地球上には英語を介してでは知ることの出来ない地域色あふれる話題も満ちています。近年,アメリカ合衆国ではヒスパニック人口が増大しており,カリフォルニア地方などではスペイン語を母語とする者が約3割を占めるとされています。
 この講義を契機として,国際社会には多様性があることを知り,世界各地の豊かな文化に目を向けていってもらいたいと願っています。
 

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 つづりと発音 スペイン語の発音ができるようになる。
2週 名詞の性と数 スペイン語には性数変化があることを知り,名詞を変化させることができる。
3週 ser動詞 ser動詞を人称変化させることができる。
4週 形容詞 形容詞を性数変化させることができる。
5週 否定文/指示詞 否定表現を理解できる。指示詞を使えるようになる。
6週 所有詞/10までの数 所有詞を使えるようになる。10までの数字を使えるようになる。
7週 前期中間試験  
8週 99までの数 99までの数字を使えるようになる。
2ndQ
9週 estarとser estar動詞の用法を理解できる。
10週 ar動詞の規則変化 ar動詞を人称変化させることができる。
11週 er/ir動詞の規則変化 er動詞とir動詞を人称変化させることができる。
12週 1人称単数が不規則な動詞(1) -go型と-zco型の動詞を人称変化させることができる。
13週 1人称単数が不規則な動詞(2) saber/ver/darを人称変化させることができる。
14週 動詞の人称変化の練習(1) 様々な動詞を用いて直説法現在形の表現ができるようになる。
15週 動詞の人称変化の練習(2) 同上
16週 前期末試験  
後期
3rdQ
1週 語幹母音変化動詞 (1) 語幹母音変化動詞を用いた表現ができるようになる。
2週 語幹母音変化動詞 (2) 同上
3週 語幹母音変化動詞 (3) 同上
4週 不規則変化する動詞(1) 不規則変化動詞を用いた表現ができるようになる。
5週 不規則変化する動詞(2) 同上
6週 前置詞 前置詞を使えるようになる
7週 後期中間試験  
8週 疑問詞 疑問詞を用いた疑問文が理解できる。
4thQ
9週 目的語の代名詞 目的語の代名詞を用いた文が理解できるようになる。
10週 gustar型の動詞 gustar型の動詞を用いた表現が理解できる。
11週 比較表現 比較表現ができるようになる。
12週 再帰動詞 再帰代名詞を用いた表現が理解できるようになる。
13週 単人称文 単人称文を理解できるようになる。
14週 過去分詞と現在完了 過去分詞を用いて現在完了表現ができるようになる。
15週 現在分詞と進行形 現在分詞を用いて進行形を表現できるようになる。
16週 後期末試験  

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。2
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。2
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合642000160100
基礎的能力64200(-)10160100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000