科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 化学
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学分野 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:文部科学省検定済教科書 新編化学(東京書籍)副教材:ニューステップアップ化学(東京書籍)    商品から学ぶ化学の基礎(化学同人)    チャート式新化学(数研)
担当教員 小久保 慶一

到達目標

電池や電気分解について、電極で起こる反応を理解し、ファラデーの法則に関する計算ができる。
状態変化、気体の性質に関する原理・法則を理解し、状態変化に伴う熱量の必要や気体の状態方程式を使った計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電池や電気分解について、酸化還元の原理をもとに、電極で起こる反応を化学反応式で表すことができる。また、反応に関与した物質の変化量と電気量の関係を理解し、必要な計算ができる。電池や電気分解について、電極で起こる反応を理解できる。また、ファラデーの法則に関する計算ができる。電池や電気分解について、電極で起こる反応が理解できない。
評価項目2状態変化を分子間力やエネルギーの出入りと関連付けて考察し状態変化に伴う熱量の計算ができる。また、気体の体積と圧力や温度との関係から法則を導き出し、必要な計算ができる。状態変化、気体の性質に関する原理・法則を理解でき、状態変化に伴う熱量の計算や気体の状態方程式を使った計算ができる。状態変化、気体の性質に関する原理・法則が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日常生活や社会との関連を図りながら物質とその変化への関心を高め、科学的な見方や考え方を養う。
化学の基本的な概念や原理・法則を理解させ、化学的に探究する能力と態度を養う。
授業の進め方・方法:
定期考査の他に小テストを実施します。
知識の定着を図るために復習をする習慣を身に付けてください。
合否判定:定期試験(80%)、小テスト(20%)で評価し60点以上を合格とする。
最終評価:合否判定と同じ。
再 試 験:不合格者には補習を行った後、再試験を行い60点以上を合格とする。
化学を理解するために必要な用語、化学式などはしっかり覚えましょう。
授業は週に1回です。授業に積極的に参加し復習をしっかり行いましょう。
注意点:
前関連科目:化学(1年),後関連科目:科学基礎実験

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1 ガイダンス・電池① 電池の原理を理解し、ダニエル電池の説明ができる。
2週 2 電池② 鉛蓄電池の説明ができる。
3週 3 電池③ 一次電池、二次電池について説明ができる。
4週 4 電気分解① 塩化銅水溶液、水の電気分解反応の説明ができる。
5週 5 電気分解② 電気分解による金属・化学物質製造の説明ができる。
6週 6 電気分解③ ファラデーの法則に関する計算ができる。
7週 7 まとめ・演習
8週 前期中間試験:実施する
2ndQ
9週 8 状態変化① 物質の三態と状態変化を説明できる。
10週 9 状態変化② 分子間力、気体の圧力、蒸気圧等について説明できる。
11週 10 気体の法則① ボイルの法則、シャルルの法則の説明と、関連する計算ができる。
12週 11 気体の法則② ボイル・シャルルの法則の説明ができ、関連する計算ができる。
13週 12 気体の法則③ 気体の状態方程式の説明ができ、関連する計算ができる。
14週 13 混合気体の圧力 分圧の法則の説明ができ、関連する計算ができる。
15週 14 まとめ・演習①
16週 前期期末試験:実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)イオン化傾向について説明できる。2
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。2
ダニエル電池についてその反応を説明できる。2
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。2
一次電池の種類を説明できる。2
二次電池の種類を説明できる。2
電気分解反応を説明できる。2
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。2
ファラデーの法則による計算ができる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000