科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学分野 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:World Trek English Communication ⅠNew Edition   自学自習用教材:eラーニングで身につける初級英語・基礎(Brains e-Learning)参考書:ジーニアス英和辞典第5版 (大修館)   :デュアルスコープ総合英語〔五訂版〕(数研出版)   :総合英語フォレスト〔第7版〕(桐原書店) 
担当教員 片岡 務

到達目標

簡単な文章を英語で記述したりコミュニケーションを円滑に行うための基礎的能力を養うための初期段階として、
1.英語コミュニケーションⅠの検定教科書に用いられている英語の文章をある程度正確に音読することができる
2.上記の英語の文章の概要を把握することができる
3.中学校で既習の文法事項の理解を深めてそれを運用できるくらいの英語力を獲得してその力を随時発揮できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英文を流暢に音読できる。      英文をある程度正確に音読できる。     英単語の発音が正確にできない。     
評価項目2教科書の英文の内容を説明できるくらいに理解できる。                教科書の英文の内容を正確に理解できる。教科書の英文の概要を把握できない。
評価項目3基本的文法を用いて作文ができる。基本的文法が用いられた英文の意味が理解でき、さらに他の文法項目との関連を意識できる。基本的文法が用いられた英文の意味を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる

教育方法等

概要:
教科書と自主教材を活用して、平易な英文の読解力の向上、易しい英語による表現力の養成をめざす。また、英語による指示や説明、質問応答等、また音読や適宜リスニング教材を通して聞き取り能力や発話能力の向上を図る。そして以上のことにより、論理的な文章を英語で記述したり英語でコミュニケーションを行えるようになるための基礎的な英語力の養成を目指す。
授業の進め方・方法:
・中学の単語・熟語や英文法の知識がある程度身についていることを前提とする。授業では各パートごとに単語熟語、英文内容、文法事項の説明を行った後、適宜授業内容に関する平易な課題を出して提出を課すが、この課題は次回の 授業時に解答・説明を行い、この後新たなパートの説明等を行う。                                        
・本授業の合否判定で用いる成績評価は、本授業の成績評価は定期試験の平均点が100%である。 ただし最終評価については、合格点であった学生を対象に、授業への参加姿勢の観点で±5段階の評価を出し、その評点を定期試験の平均点に加減算して算出した点数とする。                                                     
・「英語」の評価方法および再試験 については以下に記す。                                              ○1年生の「英語」の評価方法について
 ・ 片岡、林、矢野のそれぞれの合否判定用成績の平均点を60%、単語テストの成績の平均点を20%、英検テストの成績の平均点を20%として、その合計点を出し、その合計点に0.9を乗じて、それにeラーニングで身につける初級英語・基礎」の評価点を加算して、その合計点を「英語」の合否判定用成績とする。計算式で示すと、以下のようになる。
(k,h,y はそれぞれ片岡、林、矢野の合否判定用成績の平均点、Wtは単語テストの成績の平均点、Et は英検テストの平均点、eL はeラーニングの評価点、Total が「英語」の合否判定用成績。)
Total = { (k+h+y)×1/3×0.6 + Wt×0.2 + Et×0.2 }×0.9 + eL
 *単語テストの成績は100点満点に換算した得点の平均点である。
 *「eラーニングで身につける初級英語・」基礎」による評価点は、以下の通りである。
1.『本科(Lesson)の「イントロダクション」から「Lesson8」まで』を完了すれば3点。
2.『本科(Lesson)の「Lesson 9」から「ランダム演習の最後まで』も完了すれば6点。
3.すべて完了すれば10点。
・「英語」の最終評価は、合否判定用成績がが60点以上の場合、上記の計算式のk,h,y にそれぞれ片岡、林、矢野の最終評価点を入れて算出した Total の数値となる。
○「英語」の再試験について
・「英語」の評価で合格点に達しなかったものを対象に、片岡、林、矢野の3人のそれぞれが再試験を実施する。ただし、受験するのは、定期試験の平均点が60点未満だった教員の再試験だけである。
・ 再試験で合格となるためには、以下のいずれかに該当しなければならない。
① k‘,h’,y‘ をそれぞれ片岡、林、矢野の再試験の得点(再試験を受けない場合には定期試験の平均点)とした場合、次の式が60点以上になった場合。(k'+h'+y')×1/3
  ただし、定期試験の得点だけで(再試験をひとつも受けることなく)この式が60点を上回っている場合には、片岡の課す課題の実施状況によって合否を判断する。
② 定期試験の得点のところに再試験の得点(再試験を受けない場合には定期試験の得点)を置き換えて上記の合否判定用成績算出の計算式の算出した成績が60点以上になった場合。eラーニングの評価点を変更することによって合否判定用成績算出の計算式で算出した成績が60点以上になった場合、またはその両方によって合否判定用成績算出の計算式で算出した成績が60点以上になった場合。
・教材(プリント)はかなりの分量になるので必ずファイル等にとじ込んで管理すること。また英語(読解)の基本は、音読です。授業のあった日には、スムーズに読めるようになるまで家庭で音読をくり返してください。         
・後関連科目:英語(2年)                                                
注意点:
英語のみならず語学の学習において、文章をきちんと音読できることは極めて重要なことです。また、コミュニケーションという観点から見ても、適切に発話するためには明瞭で適切な英語の読みができることが不可欠です。英語の学習では、億劫がらずに、大きな声でしっかりと音読することを心がけてください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス         
2週 教科書 Lesson 2 Part 1 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.to 不定詞の3つの用法を理解できる。
3週 教科書 Lesson 2 Part 1 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.to 不定詞の3つの用法の理解を深め、適切に運用できる。
4週 教科書 Lesson 2 Part 2 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.進行形を理解し、適切に運用できる。
5週 教科書 Lesson 2 Part 2 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.現在完了を理解し、適切に運用できる。
6週 教科書 Lesson 2 Part 3 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.動名詞を理解し、適切に運用できる。
7週 教科書 Lesson 2 Part 3 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.動名詞と to 不定詞の違いを理解し、区別して運用できる。
8週 前期中間試験を実施する
2ndQ
9週 教科書 Lesson 3 Part 1 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.比較級を理解し、適切に運用できる。
10週 教科書 Lesson 3 Part 1 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.最上級を理解し、適切に運用できる。
11週 教科書 Lesson 3 Part 2 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.受動態を理解できる。
12週 教科書 Lesson 3 Part 2 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.受動態の理解を深め、適切に運用できる。
13週 教科書 Lesson 3 Part 3 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.助動詞を理解し、適切に運用できる。
14週 教科書 Lesson 5 Part 1 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.5文型を理解できる。
15週 教科書 Lesson 5 Part 1 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.5文型についての理解を深め、適切に運用できる。
16週 前期期末試験を実施する
後期
3rdQ
1週 教科書 Lesson 5 Part 2 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.過去分詞の形容詞用法を理解できる。
2週 教科書 Lesson 5 Part 2 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.過去分詞の形容詞用法の理解を深め、適切に運用できる。
3週 教科書 Lesson 5 Part 3 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.現在分詞の形容詞用法を理解できる。
4週 教科書 Lesson 5 Part 3 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.現在分詞の形容詞用法の理解を深め、適切に運用できる。
5週 教科書 Lesson 6 Part 1 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.関係代名詞の働きを理解できる。
6週 教科書 Lesson 6 Part 1 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.主格の関係代名詞の働きを理解し、適切に運用できる。
7週 教科書 Lesson 6 Part 2 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.目的格の関係代名詞の理解を深め、適切に運用できる。
8週 後期中間試験を実施する
4thQ
9週 教科書 Lesson 6 Part 3 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.所有格の関係代名詞や関係代名詞の what を理解できる。
10週 教科書 Lesson 6 Part 3 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.所有格の関係代名詞や関係代名詞の what の理解を深め、適切に運用できる。
11週 教科書 Lesson 7 Part 1 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.現在完了と現在完了進行形の違いを理解できる。
12週 教科書 Lesson 7 Part 1      1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.現在完了進行形の理解を深め、適切に運用できる。
13週 教科書 Lesson 7 Part 2 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.形式主語を理解し、適切に運用できる。
14週 教科書 Lesson 7 Part 3     1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.過去形と過去完了の違いを理解できる。
15週 教科書 Lesson 7 Part 3 1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。      
2.過去完了の理解を深め、適切に運用できる。
16週 後期期末試験を実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2,前3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000