到達目標
簡単な文章を英語で記述したりコミュニケーションを円滑に行うための基礎的能力を養うための初期段階として、
1.英語コミュニケーションⅠの検定教科書に用いられている英語の文章をある程度正確に音読することができる
2.上記の英語の文章の概要を把握することができる
3.中学校で既習の文法事項の理解を深めてそれを運用できるくらいの英語力を獲得してその力を随時発揮できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 英文を流暢に音読できる。 | 英文をある程度正確に音読できる。 | 英単語の発音が正確にできない。 |
評価項目2 | 教科書の英文の内容を説明できるくらいに理解できる。 | 教科書の英文の内容を正確に理解できる。 | 教科書の英文の概要を把握できない。 |
評価項目3 | 基本的文法を用いて作文ができる。 | 基本的文法が用いられた英文の意味が理解でき、さらに他の文法項目との関連を意識できる。 | 基本的文法が用いられた英文の意味を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
教科書と自主教材を活用して、平易な英文の読解力の向上、易しい英語による表現力の養成をめざす。また、英語による指示や説明、質問応答等、また音読や適宜リスニング教材を通して聞き取り能力や発話能力の向上を図る。そして以上のことにより、論理的な文章を英語で記述したり英語でコミュニケーションを行えるようになるための基礎的な英語力の養成を目指す。
授業の進め方・方法:
・中学の単語・熟語や英文法の知識がある程度身についていることを前提とする。授業では各パートごとに単語熟語、英文内容、文法事項の説明を行った後、適宜授業内容に関する平易な課題を出して提出を課すが、この課題は次回の 授業時に解答・説明を行い、この後新たなパートの説明等を行う。
・本授業の合否判定で用いる成績評価は、本授業の成績評価は定期試験の平均点が100%である。 ただし最終評価については、合格点であった学生を対象に、授業への参加姿勢の観点で±5段階の評価を出し、その評点を定期試験の平均点に加減算して算出した点数とする。 ・「英語」の評価方法および再試験 については以下に記す。 ○1年生の「英語」の評価方法について
・ 片岡、林、田村のそれぞれの合否判定用成績の平均点を60%、単語テストの成績の平均点を20%、英検テストの成績の平均点を20%として、その合計点を出し、その合計点に0.9を乗じて、それに「eラーニングで身につける英語の基礎」の評価点を加算して、その合計点を「英語」の合否判定用成績とする。計算式で示すと、以下のようになる。
(k,h,t はそれぞれ片岡、林、田村の合否判定用成績の平均点、Wtは単語テストの成績の平均点、Etは英検テストの平均点、eLはeラーニングの評価点、Total が「英語」の合否判定用成績。)
Total = { (k+h+t)×1/3×0.6 + Wt×0.2 + Et×0.2 }×0.9 + eL
*単語テストの成績は100点満点に換算した得点の平均点である。
*「eラーニングで身につける英語の基礎」による評価点は、以下の通りである。
1.『本科(Lesson)の「イントロダクション」から「Lesson8」まで』を完了すれば3点。
2.『本科(Lesson)の「Lesson 9」から「ランダム演習の最後まで』も完了すれば6点。
3.『ディクテーションの最初から「電話の表現」まで』も完了すれば10点。
・「英語」の最終評価は、合否判定用成績がが60点以上の場合、上記の計算式のk,h,t にそれぞれ片岡、林、田村の最終評価点を入れて算出した Total の数値となる。
○「英語」の再試験について
・「英語」の評価で合格点に達しなかったものを対象に、片岡、林、田村の3人のそれぞれが再試験を実施する。ただし、受験するのは、定期試験の平均点が60点未満だった教員の再試験だけである。
・ 再試験で合格となるためには、以下のいずれかに該当しなければならない。
① k‘,h’,t‘ をそれぞれ片岡、林、田村の再試験の得点(再試験を受けない場合には定期試験の平均点)とした場合、次の式が60点以上になった場合。(k'+h'+t')×1/3
(3人の定期試験の平均点がいずれも60点を上回っている場合には再試験ではなく、片岡の課す課題の提出をもって合否を判断する。)
② 上記の合否判定用成績算出の計算式の定期試験の得点のところに、再試験の得点(再試験を受けない場合には定期試験の平均点)を置き換えて算出した成績が60点以上になった場合。 ・教材(プリント)はかなりの分量になるので必ずファイル等にとじ込んで管理すること。また英語(読解)の基本は、音読です。授業のあった日には、スムーズに読めるようになるまで家庭で音読をくり返してください。
・後関連科目:英語(2年)
注意点:
英語のみならず語学の学習において、文章をきちんと音読できることは極めて重要なことです。また、コミュニケーションという観点から見ても、適切に発話するためには明瞭で適切な英語の読みができることが不可欠です。英語の学習では、億劫がらずに、大きな声でしっかりと音読することを心がけてください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 教科書 Lesson 2 Part 1 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.SVC,SVOの文型を理解し、運用できる。
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2週 |
教科書 Lesson 2 Part 2 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.動名詞を理解し、運用できる。
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3週 |
教科書 Lesson 2 Part 2 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.進行形を理解し、運用できる。
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4週 |
教科書 Lesson 2 Part 3 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.to 不定詞を理解し、運用できる。
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5週 |
教科書 Lesson 2 Part 3 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.助動詞を理解し、運用できる。
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6週 |
教科書 Lesson 3 Part 1 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.受動態を理解できる。
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7週 |
教科書 Lesson 3 Part 1 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.受動態を運用できる。
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8週 |
前期中間試験を実施する |
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2ndQ |
9週 |
教科書 Lesson 3 Part 2 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.SVOOの文型を理解し、運用できる。
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10週 |
教科書 Lesson 3 Part 2 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.SVOCの文型を理解し、運用できる。
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11週 |
教科書 Lesson 3 Part 3 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.SVO+that 節の文型を理解し、運用できる。
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12週 |
教科書 Lesson 4 Part 1 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.現在完了を理解できる。
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13週 |
教科書 Lesson 4 Part 1 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.現在完了を運用できる。
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14週 |
教科書 Lesson 4 Part 2 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.関係代名詞を理解できる。
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15週 |
教科書 Lesson 4 Part 2 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.関係代名詞を運用できる。
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16週 |
前期期末試験を実施する |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
教科書 Lesson 4 Part 3 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.現在分詞の形容詞的用法を理解し、運用できる。
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2週 |
教科書 Lesson 4 Part 3 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.過去分詞の形容詞的用法を理解し、運用できる。
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3週 |
教科書 Lesson 5 Part 1 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.It ... to 不定詞の構文を理解し、運用できる。
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4週 |
教科書 Lesson 5 Part 2 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.比較級を理解できる。
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5週 |
教科書 Lesson 5 Part 2 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.比較級を運用できる。
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6週 |
教科書 Lesson 5 Part 3 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.同等比較を理解し、運用できる。
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7週 |
教科書 Lesson 5 Part 4 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.最上級を理解し、運用できる。
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8週 |
後期中間試験を実施する |
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4thQ |
9週 |
教科書 Lesson 6 Part 1 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.助動詞 would を理解し、運用できる。
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10週 |
教科書 Lesson 6 Part 1 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.助動詞 used to を理解し、運用できる。
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11週 |
教科書 Lesson 6 Part 2 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.現在完了と過去完了の違いを理解できる。
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12週 |
教科書 Lesson 6 Part 3 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.過去完了を理解できる。
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13週 |
教科書 Lesson 6 Part 3 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.過去完了を運用できる。
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14週 |
教科書 Lesson 6 Part 4 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.SVO+ to 不定詞を理解できる。
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15週 |
教科書 Lesson 6 Part 4 |
1.英文の音読が適切にでき、英文の概要を適切に理解できる。 2.SVO+ to 不定詞を運用できる。
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16週 |
後期期末試験を実施する |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | ±5 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |