機械設計製図II

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 機械設計製図II
科目番号 0030 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学分野 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 テキスト:兼重明宏他、実例で学ぶ機械設計製図、実教出版、参考書・問題集①:林洋次他、機械製図、実教出版、参考書・問題集②:林洋次他、機械設計1、実教出版、参考書・問題集③:林洋次他、機械設計2、実教出版
担当教員 川村 淳浩

到達目標

ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計ができる。
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の製図ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を見栄え良く正確かつ丁寧に作成できる。ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を正確かつ丁寧に作成できる。ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できない。
評価項目2歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計が見栄え良く正確かつ丁寧にできる。歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計が正確かつ丁寧にできる。歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計ができない。
評価項目3歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の製図が見栄え良く正確かつ丁寧にできる。歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の製図が正確かつ丁寧にできる。歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の製図ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 E 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
製品が所定の機能を満足するように、設計者の意図を正確に共有する手段が「図面」である。図面は、計画図、製作図、配線図、工程図、等々、どのような意図を表すかによって多くの種類が存在する。複雑な構造の品物ほど必要となる図面の種類と数は多く、意図を正確に共有するための「表現法の約束事」も異なる。本授業では、第2学年で学んだ機械設計製図の基礎を踏まえ、機械要素の製図と簡単な機械・器具の設計製図をおこなう。
授業の進め方・方法:
①合否判定:各課題製図等(設計書、図面)が全て提出され、その平均評点が60点を超えていること。未提出課題製図等が1点でもある場合、評点は60点未満となる。提出課題製図等の評価は、機械要素では構図20%+正確さ30%+丁寧さ30%+受講態度20%、簡単な機械・器具では設計書20%+構図20%+正確さ20%+丁寧さ20%+受講態度20%とする。
②最終評価:合否判定に同じ。
③再試験:未提出課題製図等の提出により合格(60点)とする。
注意点:
設計の基本的な手順を理解し、図面を正確に作成したり図面を誤りなく読んで作業したりすることができるように、設計製図の基礎知識と基礎技術をしっかりと身につけましょう。
①機械設計製図Ⅰ(機械分野第2学年)で学んだ製図や製作図の基礎知識と理解を必要とする。②関数電卓を必要とする。③製図用具一式を必要とする。④課題製図提出用のケント紙を必要とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 設計製図の要点、スケッチ、製作図の基礎
ねじの設計・製図(課題製図①)の説明
設計の手順が説明できる。簡単な形状のスケッチができる。製作図作成に必要な基礎知識を身につけることができる。ねじの設計・製図の説明が理解できる。
2週 ねじの製図(課題製図①) ねじの製図ができる。
3週 ねじの製図(課題製図①) ねじの製図ができる(課題製図①提出)。
4週 軸と軸継手の設計・製図の説明
軸継手の製図(課題製図②)
軸と軸継手の設計・製図の説明が理解できる。
軸継手の製図ができる。
5週 軸継手の製図(課題製図②) 軸継手の製図ができる(課題製図②提出)。
6週 パンタグラフ形ねじ式ジャッキの設計・製図の説明
パンタグラフ形ねじ式ジャッキの設計
パンタグラフ形ねじ式ジャッキの設計・製図の説明が理解できる。
パンタグラフ形ねじ式ジャッキの設計ができる。
7週 パンタグラフ形ねじ式ジャッキの設計 パンタグラフ形ねじ式ジャッキの設計ができる(設計書提出)。
8週 前期中間試験:実施しない
パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図(課題製図③)
設計書を基にして、パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図ができる。
2ndQ
9週 パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図(課題製図③) 設計書を基にして、パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図ができる。
10週 パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図(課題製図③) 設計書を基にして、パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図ができる。
11週 パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図(課題製図③) 設計書を基にして、パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図ができる。
12週 パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図(課題製図③) 設計書を基にして、パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図ができる。
13週 パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図(課題製図③) 設計書を基にして、パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図ができる。
14週 パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図(課題製図③) 設計書を基にして、パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図ができる。
15週 パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図(課題製図③) 設計書を基にして、パンタグラフ形ねじ式ジャッキの製図ができる(課題製図③提出)
16週 前期期末試験:実施しない
後期
3rdQ
1週 歯車減速装置の設計・製図の説明、歯車原則装置の設計 歯車減速装置の設計・製図の説明が理解できる。歯車減速装置の設計ができる。
2週 歯車原則装置の設計 歯車減速装置の設計ができる。
3週 歯車原則装置の設計 歯車減速装置の設計ができる(設計書提出)。
4週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
5週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
6週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
7週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
8週 後期中間試験:実施しない
歯車減速装置の製図(課題製図④)
設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
4thQ
9週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
10週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
11週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
12週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
13週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
14週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる。
15週 歯車減速装置の製図(課題製図④) 設計書を基にして、歯車減速装置の製図ができる(課題製図④提出)。
16週 後期期末試験:実施しない

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4
物体の投影図を正確にかくことができる。4
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4
部品のスケッチ図を書くことができる。4
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力00001000100
分野横断的能力0000000