メカトロニクスII

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 メカトロニクスII
科目番号 0037 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学分野 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 テキスト:キットで遊ぼう電子回路9新PIC入門C言語編」㈱アドウィン ISBN4-903272-12-5,参考書:「初心者のためのプログラミング課題集」情報処理教育研究会編(森北出版)ISBN4-627-84111-6,「作りながら学ぶPICマイコン入門」神崎康宏著、CQ出版、ISBN4-7898-3736-X,「キホンからはじめるPICマイコン C言語をフリーのコンパイラで使う」中尾真治著、オーム社、ISBN-13:978-4274209024
担当教員 赤堀 匡俊

到達目標

到達目標1:PICマイコンのプログラムが作成できる.
到達目標2:LED,スピーカやモーターのマイコン制御ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的に正しいPICマイコンのプログラムが作成できる.文法的に正しいPICマイコンのプログラムが作成できる.PICマイコンのプログラムが作成できない.
評価項目2LED,スピーカやモーターのマイコン制御が確実にできる.LED,スピーカやモーターのマイコン制御ができる.LED,スピーカやモーターのマイコン制御が曲がりなりにもできない.
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
第3学年における「メカトロニクスⅠ」から継続してPICマイコンを用いたC++プログラム言語の文法とその用法について解説する.さらに,それらの応用に重点をおき,数多くの演習を通して問題解決のための情報技術を修得し,以後の他科目での利用の促進を図り,実践的なプログラム開発能力を体得させる事を目標とする.
授業の進め方・方法:
合否判定:単元のまとめとして3回程度の演習レポートが全て提出されていることと,最終評価の成績が60点を超えていることで合格とする.
最終評価:定期試験平均点(80%)と演習レポート(20%)の合計とする.
演習レポートの評価:評価基準レポートの体裁、プログラム内容、考察
再試験:不合格の場合には再試験を実施し,60点以上を合格とする.最終評価は60点とする.

・前関連科目:メカトロニクス1
・後関連科目:制御CAD
注意点:
PICマイコンの制御プログラムを通して,C++言語を利用できることのための解説と演習を重要視し,進行する.
特に演習を数多く行うことで,充分なプログラミング能力の育成を主眼とする.
演習の消化遅れや欠課に対する補講は,放課後あるいは昼休みに行う.
授業理解のためには,できるだけ復習することが大切である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンスおよび3年次の復習 ・授業目的と方針を理解する.
・第3 学年の復習で,処理の再確認と理解度向上を目指す.
2週 スイッチによる分岐 if文によりスイッチのON/OFFを判断し,LEDを点灯させるプログラムが作成できる.
3週 複数スイッチの利用 if文により複数のスイッチのON/OFFを判断し,スイッチの状態に対応したLEDを点灯させるプログラムが作成できる.
4週 チャタリング防止処理(1) チャタリング現象を理解し,防止するプログラムが作成できる.
5週 チャタリング防止処理(2) チャタリング現象を理解し,防止するプログラムが作成できる.
6週 割込み(1) 割込み処理の概念の理解と簡単な割込み処理のプログラムが作成できる.
7週 割込み(2) 割込み処理の概念の理解と簡単な割込み処理のプログラムが作成できる.
8週 中間試験 学んだ知識を確認できる.
2ndQ
9週 中間試験答案返却
外部割込み
・学んだ知識を再確認できる.
・外部割込み処理のプログラムが作成でき,外部割り込みによるPICマイコンの制御ができる
10週 音の出力(1) スピーカからの音を制御するためのプログラムが作成できる.
11週 音の出力(2) スピーカからの音を制御するためのプログラムが作成できる.
12週 タイマ(タイマ0割込み) PICマイコンのタイマ機能を利用するプログラムが作成できる.
13週 タイマ(CCP割込み)(1) より複雑なタイマーCCP割込みを利用するプログラムが作成できる.
14週 タイマ(CCP割込み)(2) より複雑なタイマーCCP割込みを利用するプログラムが作成できる.
15週 PWM制御 ブザー,DCモータの回路を組み,PWM制御のプログラムを作成できる.
16週 期末試験 学んだ知識を確認できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000