到達目標
・直流回路について,分流・分圧,回路の等価変換などが理解でき,その計算が行える。
・電磁理論の基礎(磁気と静電気)が理解できる。
・交流回路について,R,L,Cの交流特性が理解できる。
・半導体の基本原理を理解し,トランジスタ増幅回路,スイッチング回路,OPアンプ回路の動作原理,および特性が説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 複雑な直流回路における電流や電圧を,オームの法則やキルヒホッフの法則を適切に用いて計算により求めることができる。 | 直流回路について,分流・分圧,回路の等価変換などが理解でき,その計算が行える。 | 直流回路における電流や電圧の計算ができない。 |
評価項目2 | 電磁理論の基礎(磁気と静電気)が理解でき,様々な公式を用いて磁界の大きさや誘導起電力を求めることができる。 | 電磁理論の基礎(磁気と静電気)が理解できる。 | 電磁理論の基礎(磁気と静電気)が理解できない。 |
評価項目3 | 交流回路におけるR,L,Cの交流特性が理解でき,インピーダンスを用いて電流・電圧を計算することができる。 | 交流回路について,R,L,Cの交流特性が理解できる。 | 交流回路について,R,L,Cの交流特性が理解できない。 |
評価項目4 | 半導体の基本原理を理解し,トランジスタ増幅回路,スイッチング回路,OPアンプ回路の動作原理,および特性が説明できる。 | 半導体の基本原理を理解できる。 | 半導体の基本原理を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 C
説明
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JABEE d-1
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教育方法等
概要:
近年の機械装置のほとんどは電子制御化されており,電気・電子工学に関する基礎知識は機械技術者にとって必須技術の1つとなっている。
本科目では,基本的な電磁理論・電気回路・電子理論の知識,および計測や制御に使用される電子機器の動作原理を習得することを目標に授業を進める。
授業の進め方・方法:
・講義は板書で進めるので,ノートはしっかりとること。
・講義中に演習をおこなうので,関数電卓を持参すること。
・合否判定:定期試験4回の平均が60点以上であること。
・最終評価:定期試験4回の平均点(100%)を最終評価とする。
・再試験:再試験は,全4回の試験のうち60点未満であった試験に対し行う。
合否は受験しなければならない試験すべてが60点以上であること。
・関連図書として,以下のようなものがあるので参考にすると良い。
1.基礎電気電子工学(日本産業技術教育学会電気分科会編,森北出版)
2.文部科学省検定教科書 電子回路(篠田・和泉編,コロナ社)
3.基礎と演習 理工系の電磁気学(高橋正雄,共立出版)
注意点:
・本科目で扱う電気・電子工学では,数学(三角関数,ベクトル,複素数など)が必要となるため,これらの知識が受講の前提となる。
・講義終了後,自宅学習等により必ず復習をすること。
※旧カリキュラム
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
直流回路(電気回路の基礎) |
・直流回路の基礎知識が理解できる。
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2週 |
直流回路(オームの法則) |
・オームの法則による電流、電圧,抵抗の関係が理解でき,それらの計算が行える。
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3週 |
直流回路(複雑な電気回路) |
・分流・分圧,ブリッジ回路などの原理が理解でき,それらの計算が行える。
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4週 |
直流回路(複雑な電気回路) |
・キルヒホッフの法則を用いて,複雑な直流回路の計算ができる。
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5週 |
直流回路(抵抗の性質) |
・直流回路における抵抗の性質が理解できる。
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6週 |
直流回路(電流の熱作用と電力) |
・電流の熱作用を説明できる。
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7週 |
直流回路(電流の化学作用と電池) |
・電流の化学作用を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
磁気と静電気(磁石とクーロンの法則) |
・クーロンの法則を理解し,簡単な計算ができる。
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10週 |
磁気と静電気(電流による磁界) |
・電磁理論の基礎知識が理解できる。
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11週 |
磁気と静電気(電磁力と直流電動機) |
・電磁力と電動機の関係が理解できる。
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12週 |
磁気と静電気(電磁誘導と直流発電機) |
・電磁誘導の原理が理解できる。
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13週 |
磁気と静電気(電磁誘導と直流発電機) |
・電磁誘導と発電機の関係が理解できる。
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14週 |
磁気と静電気(静電気) |
・静電気の帯電現象や静電誘導が理解できる。
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15週 |
磁気と静電気(コンデンサ) |
・コンデンサの並列接続,直列接続が理解でき,合成静電容量が計算できる。
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16週 |
期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
交流回路(交流の基本的取り扱い) |
・正弦波交流の取り扱いが理解できる。
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2週 |
交流回路(交流回路) |
・R,L,C素子の交流特性を説明できる。
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3週 |
交流回路(交流回路) |
・RLC回路におけるインピーダンスにより,電流・電圧を計算することができる。
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4週 |
交流回路(交流回路) |
・RLC回路におけるインピーダンスにより,電流・電圧を計算することができる。
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5週 |
交流回路(交流電力) |
・交流回路における各種電力を計算できる。
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6週 |
電子回路の基礎(半導体) |
・半導体の構造・性質が理解できる。
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7週 |
電子回路の基礎(ダイオード) |
・pn接続と整流作用が説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
電子回路(トランジスタ) |
・トランジスタの動作原理と静特性が理解できる。
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10週 |
電子回路(増幅回路) |
・増幅回路とその動作が理解できる。
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11週 |
電子回路(半導体素子) |
・LEDやPD,ICの特性を説明できる。
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12週 |
電子回路(電子回路) |
・いろいろな電子回路の特性を説明できる。
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13週 |
電子回路(電子回路) |
・いろいろな電子回路の特性を説明できる。
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14週 |
電子回路(論理回路) |
・AND回路,OR回路,NOT回路などの論理回路の特性が理解できる。
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15週 |
電子回路(論理回路) |
・AND回路,OR回路,NOT回路を用いた計算ができる。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |