CAD/CAM/CAE-Ⅰ

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 CAD/CAM/CAE-Ⅰ
科目番号 0083 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学分野 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 やさしく学ぶSOLIDWORKS(株式会社エクスナレッジ,水越紀弥)
担当教員 渡邊 聖司

到達目標

1.3D-CAD(SolidWorks)の基本操作な利用方法を修得し,使いこなすことができる.
2.3Dモデルを作成し,3Dモデルから2D図面(組立図,部品図)を作成することができる.
3.学生間の協働や能動的な学習を通して,コミュニケーション能力を養成することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目13D-CAD(SolidWorks)の基本操作な利用方法を修得し,使いこなせ,他者に教授することができる.3DCAD(SolidWorks)の基本操作な利用方法を修得し,使いこなすことができる.3D-CAD(SolidWorks)の基本操作な利用方法を修得できず,使いこなすことができない.
評価項目23Dモデルを作成し,2次元図面(組立図,部品図)を迅速かつ正確に作成することできる.3Dモデルを作成し,2次元図面(組立図,部品図)を正確に作成することできる.3Dモデルを作成し,2次元図面(組立図,部品図)を作成することができない.
評価項目3力グループワークにより,図面や言動を通しての相互理解やコミュニケーションを十分かつ適切に取ることができる.グループワークにより,図面や言動を通しての相互理解やコミュニケーションを適切に取ることができる.グループワークにより,図面や言動を通しての相互理解やコミュニケーションを取ることができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 E 説明 閉じる
JABEE c 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目の目標は,3D-CADシステム(SolidWorks)の基本操作および高度な利用方法を修得するとともに,
3D-CAD(3Dimennsional Computer Aided Design)利用技術の発展に伴い,これからの機械系技術者は,その技術修得が必要不可欠のものとなった.
この科目の目標は,3D-CADシステム(SolidWorks)の基本操作な利用方法を修得し,3D-CADシステムを活用した機械設計能力を養成することである.
また,学生間の協働や能動的な学習を通して,コミュニケーション能力を養成することである.

本校教育目標 C:70 % D:20 % E:10 %   JABEE教育目標 c 新基準: d1
授業の進め方・方法:
①この授業は,3D-CAD(SolidWorks)の基本操作を例題および演習課題による演習主体で実施します. (2D-CADによる製作図の作成および3D-CAD システムの機能の利用方法)
②第2,第3学年の「機械設計製図ⅠおよびⅡ」で学修したに内容を十分に理解していること.
③必要に応じて,第2,第3学年の「機械設計製図ⅠおよびⅡ」で使用した教科書「機械製図(実教出版)」を持参すること.
④演習課題の作成が遅進している場合は,放課後などを利用して,自主的に遅れを取り戻すこと.

成績評価方法
①合否判定:すべての演習課題(およびCAD技術に関するレポート)が指定期日までに提出され,下式にて60点を超えていること.
 成績評価式:定期試験(30%)+演習課題の提出状況(50%)+演習課題の内容(20%)
 ※演習課題の内容(評価):作成した2Dスケッチおよび3Dモデルの正確性など
②最終評価:合否判定の成績評価式による.
③前期末再試験:前期分の未提出の演習課題をすべて提出し,評価基準に基づいた,その評点が60点を超えていること.ただし,前期中間試験/前期期末試験が欠点により前期末成績が欠点の場合は,同等の課題での試験も併せて実施する.
④学年末再試験:前期分の未提出の演習課題をすべて提出し,評価基準に基づいた,その評点が60点を超えていること.ただし,前期中間試験/前期期末試験が欠点により前期末成績が欠点の場合は,同等の課題での試験も併せて実施する.
①授業は,演習主体で実施しますので,進度に個人差が生じることがあります.遅れは自学自習や放課後などを利用して,自主的に遅れを取り戻してください.
②演習課題の提出は,提出期限を厳守するように努めてください.(期限を厳守しない場合は,最高でも60%評価となります.)
③疑問点や不明な点は,必要に応じて授業中やTeams個別チャットにて質問してください.

前関連科目 機械設計製図Ⅰ,機械設計製図Ⅱ   後関連科目 CAD/CAM/CAE-Ⅱ
注意点:
参考書
①図解SOLIDWORKS実習 第3版(森北出版,株式会社プラーナ― 編)
②SolidWorksによる3次元CAD(実教出版,門脇重道ほか著)
③はじめての3D CAD SOLIDWORKS入門(電気書院,株式会社マインズ著)
④SolidWorksでできる設計者CAE(日刊工業新聞社,水野 操著)
⑤よくわかる3次元CADシステムSolidWorks入門 Part3(日刊工業新聞社,(株)アドライズ編)
⑥3次元CAD SolidWorks練習帳(日刊工業新聞社,(株)アドライズ編)
⑦よくわかるSolidWorks演習 モデリングマスター編(日刊工業新聞社,(株)アドライズ編)
⑧機械製図(実教出版)
⑨実例で学ぶ機械設計製図(実教出版,豊橋技術科学大学・高等専門学校教育連携プロジェクト)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,システムの使用方法
講義の進め方が理解できる. 
SolidWorksの起動と終了を理解することができる.
2週 2Dスケッチの練習①
例題および演習課題により2Dスケッチ(作図)を身につけることができる.  
3週 2Dスケッチの練習② 例題および演習課題により2Dスケッチ(作図)を身につけることができる.  
4週 2Dスケッチの練習③ 例題および演習課題により2Dスケッチ(作図)を身につけることができる.  
5週 2Dスケッチによる製作図の作成① 演習課題により2Dスケッチによる製作図の作成を身につけることができる.  
6週 2Dスケッチによる製作図の作成② 演習課題により2Dスケッチによる製作図の作成を身につけることができる.  
7週 2Dスケッチによる製作図の作成③ 演習課題により2Dスケッチによる製作図の作成を身につけることができる.  
8週 前期中間試験 前期中間試験を実施する.
2ndQ
9週 3Dモデル作成の練習① 例題および演習課題により3Dモデルの作成を身につけることができる.  
10週 3Dモデル作成の練習②
例題および演習課題により3Dモデルの作成を身につけることができる.  
11週 3Dモデル作成の練習③ 例題および演習課題により3Dモデルの作成を身につけることができる.  
12週 機能の説明,簡単な組み立て① 例題(ボルト・ナット,軸受)の3Dモデル作成により,より複雑な形状作成機能や変形機能を身につけることができる.また,各部品を作成する手順とアセンブリを身につけることができる.
13週 機能の説明,簡単な組み立て② 例題(ボルト・ナット,軸受)の3Dモデル作成により,より複雑な形状作成機能や変形機能を身につけることができる.また,各部品を作成する手順とアセンブリを身につけることができる.
14週 機能の説明,簡単な組み立て③ 例題(ボルト・ナット,軸受)の3Dモデル作成により,より複雑な形状作成機能や変形機能を身につけることができる.また,各部品を作成する手順とアセンブリを身につけることができる.
15週 機能の説明,簡単な組み立て④ 例題(ボルト・ナット,軸受)の3Dモデル作成により,より複雑な形状作成機能や変形機能を身につけることができる.また,各部品を作成する手順とアセンブリを身につけることができる.
16週 期末試験 前期末試験を実施する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野設計製図図面の役割と種類を適用できる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7
線の種類と用途を説明できる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7
物体の投影図を正確にかくことができる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4前2,前3,前4,前5,前6,前7
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合30000070100
基礎的能力0000000
専門的能力30000070100
分野横断的能力0000000