到達目標
1)工業製品の生産形態(見込み生産と受注生産)の違いにより、製造工程の計画や生産設備・レイアウトの基本的な考え方の相違点を説明できる。
2)生産を計画通りに達成するための種々の管理手法を説明できる。
3)製品の品質を管理するための統計的な手法の概要が説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 工業製品の生産形態(見込み生産と受注生産)の違いにより、製造工程の計画や生産設備・レイアウトの基本的な考え方の相違点を説明できる。 | 工業製品の生産形態(見込み生産と受注生産)の違いにより、製造工程の計画や生産設備・レイアウトの基本的な考え方の相違点を選択肢を与えて理解できる。 | 工業製品の生産形態(見込み生産と受注生産)の違いにより、製造工程の計画や生産設備・レイアウトの基本的な考え方の相違点を理解できない。 |
評価項目2 | 生産を計画通りに達成するための種々の管理手法を説明できる。 | 生産を計画通りに達成するための種々の管理手法を選択肢を与えれば理解できる。 | 生産を計画通りに達成するための種々の管理手法を理解できない。 |
評価項目3 | 製品の品質を管理するための統計的な手法の概要が説明できる。 | 製品の品質を管理するための統計的な手法の概要を選択肢を与えれば理解できる。 | 製品の品質を管理するための統計的な手法の概要が理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 C
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JABEE c
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JABEE d-1
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教育方法等
概要:
私たちの周りには多くの工業製品が存在する。これらの製品は工場で生産され家庭やオフイス・工場に届けられる。工場では、消費者が必要とするときに、妥当な価格で製品を提供できるように、基本的な生産機能だけでなく、効率的で無駄のない生産システムの活用をはかっている。これらの生産活動を支援するにはさまざまな技術や手法が必要となる。生産工学ではこのような技術や手法の専門知識を学ぶことによって実務への応用力を養成する。
授業の進め方・方法:
ものづくりの方法については,機械工作法および工作実習において多くの機械工作方法を学んだが,生産活動はこれらの技術を適切に組み合わせて行われている.
生産工学の基礎となるのは,このような加工技術を実際の製品にどのように適用するかがポイントである.工業製品を安く早く確実に生産するための管理手法について説明する.また,製造された製品の品質管理の手法についても言及する.内容が多いので,授業後は必ず復習し,授業前も予習すること。授業時間外の課題は,進捗状況に応じて7回程度課す。
<成績評価方法>合格は中間試験と期末試験の素点合計が120点以上。総合評価はそれを80%とし,20%は課題評価とする。再試は期末試験1回,学年末試験1回の計2回。再試範囲は本試60点未満だった範囲のみで,再試結果に差し替える。再試評価は本試と同じ。
テキストはプリント及び「生産工学」岩田一明著,コロナ社を使用。参考書は①「生産工学概論」熊坂 浩 コロナ社,②生産工学―ものづくりマネジメント工学 (機械系教科書シリーズ) 2012 本位田著他1名, ③品質管理 神谷著 日刊工業新聞社
注意点:
ものづくりの方法については、機械工作法1・2および工作実習において多くの方法を学んだが、これらの技術を適切に組み合わせて生産活動が行われている。生産学の基礎となるのは、このような加工技術を実際の製品にどのように適用するかがポイントである。工業製品を安く早く確実に生産するための管理手法について説明する。また、製造された製品の品質管理の手法についても言及する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.ガイダンス; シラバスの説明 ・生産工学とは |
・もの作りに関わる部門の仕事の内容が理解できる.
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2週 |
2.もの作りの実際 -2_1 ・受注生産と見込み生産 |
・受注生産と見込み生産の生産形態の違いが理解できる.
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3週 |
-2_2 ・製造工程と生産設備 ・生産計画と生産管理 |
・設備レイアウトの特徴が理解できる.
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4週 |
3.ものつくりの効率化 |
・もの作りの情報化がどのような部門に適用されているか理解できる.
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5週 |
4.VA/VEとは -4_1 ・VA/VEの定義と手順 |
・VA/VE手法の手順が理解できる.
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6週 |
-4_2 ・VA/VEの実践 |
・VA/VEを使った簡単な検討ができる.
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7週 |
5.グループテクノロジー -5_1 ・GTならびにGTの種類 |
・GTの歴史的変遷と効果を理解できる.
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8週 |
<前期中間試験> |
実施する
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2ndQ |
9週 |
-5_2 ・GTの応用 |
・GTの応用的な用途を理解し,簡単な実問題に適用できる.
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10週 |
6.生産管理 -6_1 ・生産工程における情報の流れ |
・生産工程における情報の流れの概要が理解できる.
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11週 |
-6_2 ・工程設計 ・加工特徴と標準的加工法 |
・工程設計の実際について概要が理解できる. ・生産形態ごとの特徴を把握していること.
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12週 |
7.生産管理の流れ -7_1 ・生産計画 ・生産スケジューリング・人員計画 |
・生産管理の流れについて理解できる. ・PERT,CPMのスケジューリング手法の概要が理解できる.
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13週 |
-7_2 ・設備冶工具計画 ・工程管理 ・作業管理 ・トヨタ生産方式 |
・損益分岐点,線形計画法を用い生産計画をたてる事ができる.
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14週 |
8.品質管理 -8_1 ・ QC7つ道具 |
・度数分布曲線,パレート図,正規分布曲線の意味が分る.
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15週 |
-8_2 ・統計的品質管理 |
・統計的品質管理の管理図が理解でき,簡単な実問題に適用できる.
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16週 |
<前期期末試験> |
実施する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |