科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 国語
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学分野 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『新編 現代文A』(第一学習社)、『新総合 図説国語』(東京書籍)
担当教員 小田島 本有,加藤 岳人

到達目標

 コミュニケーション能力の基礎力を養い、「読む」「書く」「話す」「聴く」、それぞれの能力を総合的に生かすことができる。また、教材を通じて人類の文化にも触れ、幅広い視野に立って物事を考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「読む」「書く」能力を十分に生かし総合的に活用することができる。「読む」「書く」能力を一定程度生かして活用することができる。「読む」「書く」能力を生かして活用することができない。
評価項目2「話す」「聴く」能力を十分に生かし総合的に活用することができる。「話す」「聴く」能力を一定程度生かして活用することができる。「話す」「聴く」能力を生かして活用することができない。
評価項目3人類の文化に触れ、幅広い視野に立って物事を考え、十分に表現することができる。人類の文化に触れ、それなりの視野に立って物事を考え、表現することができる。人類の文化に触れ、幅広い視野に立って物事を考え、表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 あらゆる学問の根本として国語の重要性が叫ばれつつある。また、社会人に必須なものとしてコミュニケーション能力は欠かすことはできない。この授業ではその基礎力を養うことを主眼として、「読む」「書く」ことの徹底と、「話す」「聴く」ことの訓練を進めていきたい。とりわけ現代社会との関連が期待される。
授業の進め方・方法:
 週3時間の授業のうち2時間は『新編 現代文A』(第一学習社)を使った授業、1時間は毎回配布されるプリントをもとに「コミュニケーション実践」の授業を展開し、敬語の習得、口頭発表の実践に充てる。なお、成績評価は定期試験(80%)、読書レポート(10%)、実践・提出物(10%)からなる総合評価とし、60点以上を合格する。読書レポートの提出が遅れた場合、遅れた日数に応じて減点の対象とする。未提出の場合は国語の単位を認めない。再試験は前期末、後期末、学年末に実施し、60点以上を合格とする。
注意点:
 教科書、ノートはもちろんのこと、この他に国語辞典、漢和辞典、図説はいつも用意して授業に臨むこと。夏休みの課題として読書レポートの提出を義務づけるが、未提出の学生には国語の単位を認めない。また、提出の遅れに対しても随時減点をしていくので注意すること。また、授業を面白くするための努力をしてほしい。授業に遅れたり、勝手に休んだりしないことはもちろんであるが、こちらからの質問にはしっかり答える姿勢を見せること。日頃きとんと努力している学生を評価したいので、提出物などはきちんと期限を守って提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、詩「汚れつちまつた悲しみに」(中原中也)① 中原中也の生涯を知り、詩の表現を的確に理解することができる。
2週 詩「汚れつちまつた悲しみに」(中原中也)②    〃
3週 詩「永訣の朝」(宮沢賢治)① 宮沢賢治の生涯を知り、詩の表現を的確に知る。
4週    〃 ②    〃
5週 小説「こころ」(夏目漱石)① 夏目漱石の生涯を知り、小説の表現を理解することができる。
6週    〃 ②    〃
7週    〃 ③    〃
8週 前期中間試験を実施する
2ndQ
9週 小説「こころ」(夏目漱石)④ 夏目漱石の生涯を知り、小説の表現を理解することができる。
10週    〃 ⑤    〃
11週    〃 ⑥    〃
12週    〃 ⑦    〃
13週    〃 ⑧    〃
14週    〃 ⑨    〃
15週    〃 ⑩    〃
16週 前期末試験を実施する
後期
3rdQ
1週 小説「こころ」(夏目漱石)⑪ 夏目漱石の生涯を知り、小説の表現を理解することができる。
2週    〃 ⑫    〃
3週 小説「ひよこの眼」(山田詠美)① 山田詠美の生涯を知り、小説の表現を理解することができる。
4週    〃 ②    〃
5週    〃 ③    〃
6週    〃 ④    〃
7週    〃 ⑤    〃
8週 後期中間試験を実施しない
4thQ
9週 小説「ひよこの眼」(山田詠美)⑥ 山田詠美の生涯を知り、小説の表現を理解することができる。
10週    〃 ⑥    〃
11週 小説「相棒」(内海隆一郎)① 内海隆一郎の生涯を知り、小説の表現を理解することができる。
12週    〃 ②    〃
13週    〃 ③    〃
14週    〃 ④    〃
15週    〃 ⑤    〃
16週 後期末試験を実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。2
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力8010010000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000