概要:
専門知識を応用した各種の測定法や試験法を実験により習得すると共に,専門科目で学習した事やこれから学習する事を実験的に分析・究明し,同時に実際の測定機器の基礎的な取扱法も習得する.
前関連科目:電気工学実験1 後関連科目:電気工学実験3
授業の進め方・方法:
目標:電圧,電流,インピーダンス,電力などの電気量の測定法や試験法を習得する.
(1)実験ノート,グラフ用紙(方眼目盛),関数電卓,雲形定規(曲線定規)を用意する.
(2)4~5人で1班として各実験テーマを班毎にローテーションして実施する.
(3)実験の目的,原理,方法の大略を事前に理解しておく.
(4)レポートの提出期限は実験終了後,次の実験日までとする.
(5)実験レポートは実験テーマ毎に作成して合計10回提出する.
評価方法
評価方法は電気工学科の評価基準に基づき別に定める.
ただし最終期限までに,すべてのレポートが受理されていない者には,基本的に再試験を行わない.
注意点:
(1)正当な理由がない限り追実験は実施しないので欠席しないようにする.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前7,前8,前9,前10 |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5,前7,前8,前9,前10 |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 3 | 前4,前5,前7,前8,前9,前10 |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 3 | 前12,前13 |
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。 | 3 | 前4,前5 |