TOEIC演習

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 TOEIC演習
科目番号 0026 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気工学分野 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:なし。プリントを配布する。参考書:新TOEIC TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990(神崎正哉,講談社),公式TOEIC Listening & Reading問題集 1~3(国際ビジネスコミュニケーション協会),TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問(TEX加藤,アスク)
担当教員 山田 昌尚

到達目標

1. 短い会話や写真描写において,明確に述べられている情報をもとに,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できる。
2. 長めの会話,アナウンス,ナレーションで,明確に述べられている情報をもとに,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できる。
3. 短い会話や写真描写において,詳細が理解できる。
4. 長めの会話,アナウンス,ナレーションで,詳細が理解できる。
5. 文章の主旨や目的などが推測できる。
6. 文章中の具体的な情報を見つけて理解できる。
7. ひとつの文章の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる。
8. 語彙が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1. 短い会話や写真描写において,明確に述べられている情報をもとに,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できる。短い会話や写真描写において,応答や表現が間接的であったり,やや幅広い語彙が使用されていても,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できる。短い会話において,応答が直接的であるか,語彙が難しくないときは,話の主旨,目的,基本的な文脈が半分以上推測できる。短い会話において,応答が直接的かつ語彙が非常に易しいときでも,話の主旨,目的,基本的な文脈が全く推測できない。
2. 長めの会話,アナウンス,ナレーションで,明確に述べられている情報をもとに,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できる。長めの聴解文において,言い換えがあったり,やや幅広い語彙が使用されていても,話の主旨,目的,基本的な文脈が推測できる。長めの聴解文において,情報の繰り返しがあるか,語彙が簡単なときは,話の主旨,目的,基本的な文脈が理解できる。長めの聴解文において,情報の繰り返しがあって語彙が簡単なときでも,話の主旨,目的,基本的な文脈が理解できない。
3. 短い会話や写真描写において,詳細が理解できる。短い会話や写真描写において,構文が複雑だったり,中級レベルの語彙が使われている場合でも詳細が理解できる。短い会話や写真描写において,語彙が簡単であるか,話のごく一部を理解すればよいときは,話の詳細や写真に関する詳細が理解できる。短い会話や写真描写において,語彙が非常に簡単で話のごく一部を理解すればよいときでも,話の詳細や写真に関する詳細が理解できない。
4. 長めの会話,アナウンス,ナレーションで,詳細が理解できる。長めの聴解文において,広い範囲にわたって情報を関連付ける必要があったり,情報の繰り返しがなく,少し言い換えられていても詳細が理解できる。長めの聴解文において,情報が話の最初か最後に提示されるか,話の途中でも繰り返しがあれば,少し言い換えられていても詳細が理解できる。長めの聴解文において,情報が話の最初か最後に提示されて言い換えがないときでも,話の詳細が理解できない。
5. 文章の主旨や目的などが推測できる。文章中の情報をもとに,文章の主旨や目的がほぼ正しく推測できる。文章中の情報をもとに,文章の主旨や目的についてある程度推測ができる。文章中の情報をもとに,文章の主旨や目的についての推測が全くできない。
6. 文章中の具体的な情報を見つけて理解できる。情報が少し言い換えられていても,文章中の具体的な情報を見つけて理解できる。文章中の情報をごく簡単に言い換えたものであれば,文章中の具体的な情報を見つけて理解できる。文章中の情報に関する言い換えがなくても文章中の具体的な情報を見つけられない,あるいは理解できない。
7. ひとつの文章の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる。使用されている語彙や文法が難しいときでも,文章のやや広い範囲内で情報を関連付けることができる。使用されている語彙や文法が易しければ,文章のやや広い範囲内で情報を関連付けることができる。使用されている語彙や文法が易しく,ごく限られた範囲内であっても,文章内の情報を関連付けることができない。
8. 語彙が理解できる。中級レベルの語彙が理解できる。文脈中の難しい語彙,よく使用される単語の例外的な意味,慣用句的な使い方がある程度理解できる。簡単な語彙,よく使用される語句の基本的な意味が理解でき,派生的な意味も理解できることがある。簡単な語彙,よく使用される語句の基本的な意味が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる
JABEE f 説明 閉じる

教育方法等

概要:
TOEIC L&Rテストのスコアアップが目標である。演習問題を解きながら,英語の知識と解答に必要なスキルを身に付ける。 TOEICに求められる英語力の基礎は,まず語彙力であり,次いで文法力である。そのうえに,リスニング力や読解力が必要となる。そのため,毎回の授業で単語テストを実施する。また,前期のうちは文法を中心に演習を行いつつ,リスニングの力をつけていく。後期は,読解と総合的な演習を重ねていく。TOEICではスピードも重要な要素なので,英文を素早く処理できるようになってもらいたい。
授業の進め方・方法:
年度当初および定期試験の時期にIPテストを実施する。年度当初,前期末,後期末のIPテスト受験は必須。ただし,直近の公開テストで代用可。前期中間試験,後期中間試験の受験は任意。
履修期間内に取得したTOEIC公開テストまたはIPテストのスコアで最も点数の高いものについて,合否判定・最終評定とも次の換算式で評価する(100%,上限100点)。科目の評点=(TOEICスコア/100)+20
再試験は実施しない。

関連科目:英語
注意点:
学習状況の把握および成績評価のため,履修期間内にTOEIC公開テストまたはIPテストを,すくなくとも年度当初,前期末,学年末の3回は受験すること。この受験費用は自己負担となる。
履修にあたって現状の英語力は問わないが,英語が苦手な人は相当な努力が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
英語学習の進め方
自分の英語学習計画を作成できる。
2週 英語の発音と発音記号 単語学習のために英語の母音と子音の発音記号がわかる。
3週 短文のリスニング1)
英文法(品詞,文の構成要素)
Part1で用いられる短い文を聞き取ることができる。
品詞と文の構成要素がわかる。
4週 短文のリスニング(2)
英文法(節と句)
Part1で用いられる短い文を聞き取ることができる。
前置詞と接続詞を区別し,文中の句と節を判断できる。
5週 短文のリスニング(3)
英文法(名詞と限定詞)
Part1で用いられる短い文を聞き取ることができる。
名詞の加算・不可算や単数・複数に応じて限定詞を適切に選択できる。
6週 短文のリスニング(4)
英文法(代名詞)
Part2で用いられる短い文を聞き取ることができる。
人称代名詞,指示代名詞,不定代名詞を適切に選択できる。
7週 短文のリスニング(5)
英文法(形容詞と副詞)
Part2で用いられる短い文を聞き取ることができる。
文中で形容詞や副詞の入る位置がわかる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 短文のリスニング(5)
英文法(述語動詞と準動詞)
Part2で用いられる短い文を聞き取ることができる。
本動詞と準動詞を区別し,適切に選択できる。
10週 長文のリスニング(1)
英文法(述語動詞の数,態,時制)
Part3で用いられる会話を聞き取ることができる。
動詞の適切な数,態,時制を適切に選択できる。
11週 長文のリスニング(2)
英文法(不定詞,動名詞,分詞)
Part3で用いられる会話を聞き取ることができる。
to不定詞,動名詞,分詞を適切に選択できる。
12週 長文のリスニング(3)
英文法(前置詞と接続詞)
Part3で用いられる会話を聞き取ることができる。
前置詞,等位接続詞,相関接続詞を適切に選択できる。
13週 長文のリスニング(4)
英文法(接続詞)
Part4で用いられるアナウンスやスピーチ等を聞き取ることができる。
名詞節や副詞節を導く接続詞を適切に選択できる。
14週 長文のリスニング(5)
英文法(関係代名詞)
Part4で用いられるアナウンスやスピーチ等を聞き取ることができる。
適切な関係代名詞を選択できる。
15週 長文のリスニング(6)
英文法(比較構文)
Part4で用いられるアナウンスやスピーチ等を聞き取ることができる。
同等比較,比較級,最上級を適切に関選択できる。
16週
後期
3rdQ
1週 長文読解(1) Part6, 7で用いられる長文を読み,設問に正解できる。
2週 長文読解(2) Part6, 7で用いられる長文を読み,設問に正解できる。
3週 長文読解(3) Part6, 7で用いられる長文を読み,設問に正解できる。
4週 長文読解(4) Part6, 7で用いられる長文を読み,設問に正解できる。
5週 長文読解(5) Part6, 7で用いられる長文を読み,設問に正解できる。
6週 長文読解(6) Part6, 7で用いられる長文を読み,設問に正解できる。
7週 長文読解(7) Part6, 7で用いられる長文を読み,設問に正解できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 総合的な演習(1) 演習問題を解くことができる。
10週 総合的な演習(2) 演習問題を解くことができる。
11週 総合的な演習(3) 演習問題を解くことができる。
12週 総合的な演習(4) 演習問題を解くことができる。
13週 総合的な演習(5) 演習問題を解くことができる。
14週 総合的な演習(6) 演習問題を解くことができる。
15週 総合的な演習(7) 演習問題を解くことができる。
16週 後期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000