到達目標
1. コンピュータの仕組みを理解し,プログラムの作成ができる.
2. プログラムを作成し,その仕様を的確に報告書にまとめることができる.
3. 与えられた課題に対し,計画的に取り組み,定められた期限内に提出することができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標1 | 解決方法を自分で考えてプログラムを作ることができる | 簡単なプログラムを作り,その動作を理解することができる | 簡単なプログラムを作ることができない |
到達目標2 | 作成したプログラムについて,的確に報告書にまとめることができる | 作成したまたは作成しようとしたプログラムについて,報告書にまとめることができる | 作成したまたは作成しようとしたプログラムについて,報告書にまとめたりすることができない |
到達目標3 | 自ら課題を管理し,期限までに全ての課題を提出する. | 期限までに課題を提出する. | 期限までに課題を提出できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
pythonプログラムの記述方法およびアルゴリズムについて学ぶ.
また,オペレーティングシステムであるwindowsとプログラムとの関係も学ぶ.
30分程度の講義を行い,その後実習を行う.
この科目は,3学年の電子計算機,4学年の情報処理,5学年の電気工学実験Ⅴおよび卒業研究の基礎になる .
前関連科目:数学,情報リテラシー
後関連科目:電子計算機Ⅱ,情報処理,電気工学実験Ⅴ,卒業研究
授業の進め方・方法:
授業時間の内前半にプログラム等の説明を行い,後半はプログラム作成を行う.
課題の提出 100%(うち,毎授業週ごとの課題40%,学期末に提出するプログラム30%とその報告書30%)
授業態度 ±10%
合否判定:下記2つの条件を全て満たすこと
・全ての課題を指定の期日までに提出すること
・全ての課題の評点の総合点が60点以上であること
最終評価:課題の総合成績(100%)と授業態度(±10%)との合計
再試験合否判定:60点以上
盗用・剽窃等,社会通念に照らして不正と見なされる行為が発覚した場合,単位を認めない.
注意点:
本講義は,1学年で学んだリテラシーおよび数学の知識を基礎とている.
計算機を用いたプログラミングの実習を行う.
授業ごとに課題を与える.
プログラミング(専門的能力)だけでなく,課題の提出,疑問の解消,自己表現,コミュニケーション(基礎的能力)の習得も,本科目の習得目標に含まれる.
本科目は学修単位科目であるため,授業時間相当の自主学習(授業の予習・復習を含む)を行う必要がある.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,コンピュータの設定 windows上でのpythonのプログラミングの方法 GUIとCUI python(tkinter)による図形の描画 |
コンピュータの簡単な機能を理解する. 簡単なプログラムを作成する.
|
2週 |
変数,演算子 |
プログラムを構成する基本的な要素を理解する.
|
3週 |
関数 |
プログラムを構成する基本的な要素を理解する.
|
4週 |
制御文,モジュール |
プログラムを構成する基本的な要素を理解する.
|
5週 |
アルゴリズムとプログラム |
与えられたアルゴリズムをフローチャートで表すことができる.
|
6週 |
アルゴリズムとプログラム |
与えられたアルゴリズムをプログラムで実現できる.
|
7週 |
画面上の図形を動かす |
プログラムを構成する基本的な要素を扱う.
|
8週 |
キーボードやマウスから入力を受け取る |
簡単なプログラムを組み合わせる.
|
2ndQ |
9週 |
実用的なプログラムの作成 |
フローチャート等で与えられた仕様に従ってプログラムを作成できる.
|
10週 |
実用的なプログラムの作成 |
フローチャート等で与えられた仕様に従ってプログラムを作成できる.
|
11週 |
仕様書作成 |
自分の作りたい作品をデザインし,それを表現する.
|
12週 |
仕様書相互評価 |
プログラムのデザインおよび表現の仕方を工夫する.
|
13週 |
制作時間 |
自分でデザインした作品を作成することができる.
|
14週 |
制作時間 |
自分でデザインした作品を作成することができる.
|
15週 |
制作物相互評価 |
他の学生の作品を理解することで,プログラミングの知識を深める. 他の学生の作品について理解したことを表現する.
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題 | 報告書 | 作品 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 30 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 30 | 0 | 30 |
専門的能力 | 40 | 0 | 30 | 70 |