電子計算機I

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電子計算機I
科目番号 0028 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気工学分野 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 授業中に資料を配布する
担当教員 谷 尭尚

到達目標

1. コンピュータの仕組みを理解し,プログラムの作成ができる.
2. プログラムを作成し,その仕様を的確に報告書にまとめることができる.
3. 与えられた課題に対し,計画的に取り組み,定められた期限内に提出することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1解決方法を自分で考えてプログラムを作ることができる簡単なプログラムを作り,その動作を理解することができる簡単なプログラムを作ることができない
到達目標2作成したプログラムについて,的確に報告書にまとめることができる作成したまたは作成しようとしたプログラムについて,報告書にまとめることができる作成したまたは作成しようとしたプログラムについて,報告書にまとめたりすることができない
到達目標3自ら課題を管理し,期限までに全ての課題を提出する.期限までに課題を提出する.期限までに課題を提出できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
pythonプログラムの記述方法およびアルゴリズムについて学ぶ.
また,オペレーティングシステムであるwindowsとプログラムとの関係も学ぶ.
30分程度の講義を行い,その後実習を行う.
この科目は,3学年の電子計算機,4学年の情報処理,5学年の電気工学実験Ⅴおよび卒業研究の基礎になる .
前関連科目:数学,情報リテラシー
後関連科目:電子計算機Ⅱ,情報処理,電気工学実験Ⅴ,卒業研究
授業の進め方・方法:
授業時間の内前半にプログラム等の説明を行い,後半はプログラム作成を行う.

課題の提出 100%(うち,毎授業週ごとの課題40%,学期末に提出するプログラム30%とその報告書30%)
授業態度 ±10%
合否判定:下記2つの条件を全て満たすこと
・全ての課題を指定の期日までに提出すること
・全ての課題の評点の総合点が60点以上であること
最終評価:課題の総合成績(100%)と授業態度(±10%)との合計
再試験合否判定:60点以上

盗用・剽窃等,社会通念に照らして不正と見なされる行為が発覚した場合,単位を認めない.
注意点:
本講義は,1学年で学んだリテラシーおよび数学の知識を基礎とている.
計算機を用いたプログラミングの実習を行う.
授業ごとに課題を与える.

プログラミング(専門的能力)だけでなく,課題の提出,疑問の解消,自己表現,コミュニケーション(基礎的能力)の習得も,本科目の習得目標に含まれる.

本科目は学修単位科目であるため,授業時間相当の自主学習(授業の予習・復習を含む)を行う必要がある.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,コンピュータの設定
windows上でのpythonのプログラミングの方法
GUIとCUI
python(tkinter)による図形の描画
コンピュータの簡単な機能を理解する.
簡単なプログラムを作成する.
2週 変数,演算子 プログラムを構成する基本的な要素を理解する.
3週 関数 プログラムを構成する基本的な要素を理解する.
4週 制御文,モジュール プログラムを構成する基本的な要素を理解する.
5週 アルゴリズムとプログラム 与えられたアルゴリズムをフローチャートで表すことができる.
6週 アルゴリズムとプログラム 与えられたアルゴリズムをプログラムで実現できる.
7週 画面上の図形を動かす プログラムを構成する基本的な要素を扱う.
8週 キーボードやマウスから入力を受け取る 簡単なプログラムを組み合わせる.
2ndQ
9週 実用的なプログラムの作成 フローチャート等で与えられた仕様に従ってプログラムを作成できる.
10週 実用的なプログラムの作成 フローチャート等で与えられた仕様に従ってプログラムを作成できる.
11週 仕様書作成 自分の作りたい作品をデザインし,それを表現する.
12週 仕様書相互評価 プログラムのデザインおよび表現の仕方を工夫する.
13週 制作時間 自分でデザインした作品を作成することができる.
14週 制作時間 自分でデザインした作品を作成することができる.
15週 制作物相互評価 他の学生の作品を理解することで,プログラミングの知識を深める.
他の学生の作品について理解したことを表現する.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題報告書作品合計
総合評価割合403030100
基礎的能力030030
専門的能力4003070