電気工学実験V

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電気工学実験V
科目番号 0033 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 電気工学分野 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 6
教科書/教材 電気工学実験Vテキスト,インテリジェントパッド インタプリタによるパッド開発入門 野口孝文,http://www.kushiro-ct.ac.jp/ipad/text.pdf,電子計算機概論 新保利和,松尾守之 森北出版
担当教員 佐藤 英樹,佐川 正人

到達目標

1.プログラムの作法について理解する
2.コンピュータによる機器の制御方法について理解する
3.論理回路素子の使用方法について理解する
4.各実験項目ごとに報告書を提出する
教育到達度目標 D:95%,E:5%

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1アルゴリズムを考えながらプログラムを作成することができるヒントを基にアルゴリズムを考えながらプログラムを作成することができる与えられたアルゴリズムを基にプログラムを作成することができない
到達目標2目的に応じたユニークな制御対象を試行錯誤しながら組み立て,またそれに応じたプログラムを作成することができる目的に応じた制御対象を試行錯誤しながら組み立て,またそれに応じたプログラムを作成することができる目的に応じた最小限の制御対象を組み立てたり,またそれに応じたプログラムを作成したりすることができない
到達目標3入出力や状態遷移を考えながら論理回路を作成することができるヒントを基に入出力や状態遷移を考えながら論理回路を作成することができる与えられた入出力や状態遷移を基に回路を作成することができない
到達目標4期限までに,自身の考察検討に基づいた報告書を提出する許可を得て数日期限に遅れながらも,自身の考察検討に基づいた報告書を提出する期限までに,報告書を提出できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 E 説明 閉じる
JABEE d-2 説明 閉じる
JABEE d-3 説明 閉じる
JABEE i 説明 閉じる

教育方法等

概要:
プログラムの作法,コンピュータによる機器の制御方法,論理回路素子の使用方法について学ぶ.実験の前半では,これまでに学習してきたことを基礎に応用プログラムを作成する.実験の後半では,試行錯誤しながら制御対象の装置を組み立て,プログラムを作成することで,問題解決の方法が多様であることも学ぶ.
前関連科目:電子計算機ⅠⅡ,電子工学,電子回路
後関連科目:卒業研究
授業の進め方・方法:
教室で解説の後計算器室で実習を行う
電気工学科の評価基準に基づき別に定める.
ただし,最終期限までにすべてのレポートが受理されていないものは,基本的に再試験を行わない.
注意点:
特になし

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験実習についてのガイダンス
2週 プログラミングに関する基礎実習
(文字列操作,ソーティング)
これまでに学んだプログラミング知識を確認する.
3週 プログラミングに関する基礎実習
(文字列操作,ソーティング)
アルゴリズムに基づいたプログラムを作成することができる
4週 スタック スタックの機能をプログラムコンポーネントとして作成することができる
上記で学んだ知識およびプログラムコンポーネントを統合し,複数の機能を持つプログラムが作成できる.
5週 ポーランド記法1 スタックを利用して,ポーランド変換の機能を作成することができる
6週 ポーランド記法2 スタックとポーランド変換機能を組み合わせて,入力した算術式の値を求めるプログラムを作成することができる
7週 報告書に関する試問
8週 レゴブロックで作成したロボットの制御 アルゴリズムを理解しプログラムができる.既存のコンポーネント部品と組み合わせた信号制御のプログラムを作ることができる.
制御対象に応じた制御方法を考え,状態遷移図を作成することができる.状態遷移図に基づきプログラムを作成することができる.
2ndQ
9週 レゴブロックで作成したロボットの制御 お茶運びロボットをLEGOブロックで作成し,制御することができる
10週 ロジック回路の実験 組み合わせ回路を設計し,その回路を作成することができる.
11週 ロジック回路の実験 順序回路を設計し,その回路を作成することができる
12週 PICプログラム PICのプログラムを作ることができる.
13週 PICプログラム 信号機を制御する組み込みプログラムを作成することができる
14週 PICプログラム 通信に関するプログラムを作成することができる
15週 報告書に関する試問
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】ディジタルICの使用方法を習得する。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合04000600100
基礎的能力0000000
専門的能力0400±10600100
分野横断的能力0000000