電子回路(旧カリ)

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電子回路(旧カリ)
科目番号 0063 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気工学分野 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:設計のための基礎電子回路(森北出版)辻. 参考書は注意欄に記載.
担当教員 佐川 正人

到達目標

電力増幅回路,OPAMP回路,LED点灯回路の計算ができ,ロジックICの違いを理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電力増幅回路の各種値,熱計算ができる.OPAMPの回路定数の計算ができる,C-MOSとTTLの違いを記述できる.反転増幅,非反転増幅回路の定数を計算でき,倍率を求めることができる.反転増幅,非反転増幅回路の定数を計算できない.
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目はトランジスタ,ダイオード,FETあるいはICを使った
電子回路をつくるための学問である.5年の電子回路の目標は,
4年で学んだ電子回路の基礎の上に,各種回路の計算.設計が
できるようになることである.
この科目は企業で通信機器の電子回路設計を担当していた教員が、その経験を活かし,通信機器の変調回路、電力増幅回路の設計手法について講義形式で授業をおこなうものである。
授業の進め方・方法:
講義を中心に実施する.
前関連科目:電子回路(4年),後関連科目:卒業研究
注意点:
教科書と配布プリントによりにより進める.プリントは再配布しない.
参考書:(1)「電子回路の基礎マスター」堀ほか,電気書院.(2)「入門 電子回路 アナログ編」家村ほか,オーム社. (3)「アナログ電子回路」(日本理工出版会)大類重範.
合否判定:定期試験が60点以上であること.
最終評価:定期試験の点数で評価する.
再試験の評価方法:再試験の点数が60点以上をもって「可」とする.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ダイオード,トランジスタの動作 ダイオード,トランジスタの動作について理解できる.
2週 FETの動作 FETの動作について理解できる.
3週 OPアンプの動作(1) OPアンプの動作(1)について理解できる.
4週 OPアンプの動作(2) OPアンプの動作(2)について理解できる.
5週 パルス回路(1) パルス回路(1)について理解できる.
6週 パルス回路(2) パルス回路(2)について理解できる.
7週 TTL,C-MOSデバイスの相違 TTL,C-MOSデバイスの相違について理解できる.
8週 発光ダイオードによる点灯回路(1) 発光ダイオードによる点灯回路(1)について理解できる.
2ndQ
9週 発光ダイオードによる点灯回路(2) 発光ダイオードによる点灯回路(2)について理解できる.
10週 トランジスタ・FETのスイッチング回路 トランジスタ・FETのスイッチング回路について理解できる.
11週 電力増幅回路(1) 電力増幅回路(1)について理解できる.
12週 電力増幅回路(2) 電力増幅回路(2)について理解できる.
13週 電力増幅回路(3) 電力増幅回路(3)について理解できる.
14週 熱設計(1) 熱設計(1)について理解できる.
15週 電源回路 電源回路について理解できる
16週 (期末試験) (期末試験)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路演算増幅器の特性を説明できる。4前3
演算増幅器を用いた基本的な回路の動作を説明できる。4前4
電子工学電界効果トランジスタの構造と動作を説明できる。4前2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000