概要:
制御工学では,前年度の制御工学のラプラス変換から制御系の周波数応答特性までの古
典制御理論をベースに,制御系の安定性,制御性能の評価から制御系の保障回路設計に
関する解析手法の理解を目的とする.
本校教育目標 D:100 %
JABEE教育目標 新基準: d1
授業の進め方・方法:
授業の進め方
履修にあたり,基本的な物理系,電気回路系の現象を扱うため,基礎力学,アナログ電気回路理論の基礎知識を有していること.また,解析を行う上で,微分方程式などの数学の基礎知識を必要とするので各自復習しておいて欲しい.また,一回の講義につき90分程度,重要事項の確認や計算問題の復習を行い,課題に取り組むこと.
コメント
問題の解法を単に丸暗記するのではなく,制御系の概念や表現方法など,制御工学の基礎となる重要な点を確実に理解し,様々な問題に適用できるような力を身につけて欲しい.
成績評価
成績評価は定期試験100%
合否判定:2回の定期試験の平均が60点以上.
最終評価:2回の定期試験の平均(100%)
再試合否:再試験の点数が60点以上を合格とする
前関連科目 4年制御工学,4年応用数学,4年応用物理,4年学生実験III
後関連科目 専攻科1年制御工学特論
・教科書 基礎と実践 制御工学入門 横山修一 他 コロナ社
・参考書 システム制御(I),(II) 村崎憲雄 オーム社
Scilabで学ぶシステム制御の基礎 橋本洋志他 オーム社
演習で学ぶ基礎制御工学 森泰親 森北出版
注意点:
特になし
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 制御 | 伝達関数を用いたシステムの入出力表現ができる。 | 4 | 前1,前2,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
ブロック線図を用いてシステムを表現することができる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
システムの過渡特性について、ステップ応答を用いて説明できる。 | 4 | 前1,前12 |
システムの定常特性について、定常偏差を用いて説明できる。 | 4 | 前11 |
フィードバックシステムの安定判別法について説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前13 |