到達目標
L,R,Cを用いた過渡現象を解くことができる.2端子対回路(4端子回路)を解くことができる.非正弦波交流回路を解くことができる.分布常数回路と集中常数回路の違いを記述ことができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
過渡現象 | L,R,Cを用いた過渡現象を解くことができる | 過渡状態と定常状態の時間変化の違いを見分けることができる. | 過渡状態と定常状態の違いをのべることができない. |
2端子対回路(4端子回路) | Z,F,Y,Hマトリクスの縦続接続を解くことができる. | 2端子対回路のFマトリクスを求めることができる. | 2端子対回路のFマトリクスを求めることができない. |
非正弦波交流回路 | 非正弦波交流の消費電力,力率を求めることができる. | 非正弦波交流の周波数解析(フーリエ級数天開)ができる. | 非正弦波交流の周波数解析(フーリエ級数天開)ができない. |
分布常数回路 | 進行波,反射波から定在波比を求めることができる. | 集中常数回路と分布常数回路の違いを述べることができる. | 集中常数回路と分布常数回路の違いを述べることができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
①R,L,Cを用いた過渡現象について学習する.これについては,電気主任技術者の試験問題に対応しうる能力を身につける.②2端子対回路(4端子回路)について学ぶ.特にZマトリクス,Fマトリクスによる解法は回路設計においても有用なので,身につけること.③非正弦波交流回路について学ぶ.フーリエ級数の能力はあらかじめ習得しているものとする.④分布常数回路について学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義を中心に実施する.「手」で理解するために作図を課すことがある.
前関連科目:電気回路Ⅱa,後関連科目:卒業研究
注意点:
教科書を参考にしながら随時プリントを配布する可能性が有る.プリントは一切再配布しない.
参考書(1)過渡現象の基礎第2版(森北出版)吉岡、他. 参考書(2)過渡現象(改訂2版)(オーム社)高木、他
合否判定:定期試験が60点以上であること.(※中間試験は実施しない)
最終評価:定期試験の点数で評価する.
再試験の評価方法:再試験の点数が60点以上をもって「可」とする.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
授業方針を理解できる.
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2週 |
基礎電気数学(1) |
キルヒホッフ則,重ね合わせの定理,鳳-テブナンの定理,変圧器結合回路について理解できる.
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3週 |
基礎電気数学(2) |
キルヒホッフ則,重ね合わせの定理,鳳-テブナンの定理,変圧器結合回路について理解できる.
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4週 |
R,L,Cを用いた過渡現象(1) |
R,L,Cを用いた過渡現象について理解できる.
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5週 |
R,L,Cを用いた過渡現象(2) |
R,L,Cを用いた過渡現象について理解できる.
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6週 |
R,L,Cを用いた過渡現象(3) |
R,L,Cを用いた過渡現象について理解できる.
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7週 |
R,L,Cを用いた過渡現象(4) |
R,L,Cを用いた過渡現象について理解できる.
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8週 |
2端子対回路(4端子回路)(1) |
2端子対回路(4端子回路)について理解できる.
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4thQ |
9週 |
2端子対回路(4端子回路)(2) |
2端子対回路(4端子回路)について理解できる.
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10週 |
2端子対回路(4端子回路)(3) |
2端子対回路(4端子回路)について理解できる.
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11週 |
2端子対回路(4端子回路)(4) |
2端子対回路(4端子回路)について理解できる.
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12週 |
非正弦波交流回路(1) |
非正弦波交流回路について理解できる.
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13週 |
非正弦波交流回路(2) |
非正弦波交流回路について理解できる.
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14週 |
非正弦波交流回路(3) |
非正弦波交流回路について理解できる.
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15週 |
分布常数回路 |
非正弦波交流回路について理解できる.
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16週 |
期末試験 |
(期末試験)
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | RL直列回路やRC直列回路等の単エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。 | 4 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13 |
RLC直列回路等の複エネルギー回路の直流応答を計算し、過渡応答の特徴を説明できる。 | 4 | 後14,後15 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |