到達目標
評価項目1:電子回路シミュレータを使って,与えられた回路の特性を測定できる.
評価項目2:簡単な回路を設計し回路の特性を測定できる.
評価項目3:回路実験を元に,レポートが作成できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 電子回路シミュレータを使って,複雑な回路の特性を測定できる. | 電子回路シミュレータを使って,与えられた回路の特性を測定できる. | 電子回路シミュレータの使用方法を理解していない. |
評価項目2 | 与えられた回路を設計し回路の特性を測定できる. | 回路を設計し回路の特性を測定できる. | 回路の特性を測定できない |
評価項目3 | 回路実験を元に,適切な図表を用いてレポートが作成できる. | 回路実験を元に,レポートが作成できる. | 実験結果を報告できない |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 D
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JABEE d-2
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教育方法等
概要:
電気回路Iや電子工学総合演習の講義で学んだ,直流回路,交流回路の動作を電子回路
シミュレータを使って,体験的に学習する.また,シミュレーションだけでなく,実際
の実験器具の使い方も学ぶ.さらに,簡単な回路を回路設計CADを使って設計・製作
し,回路の特性を測定を行い,実験レポートを提出する.
授業の進め方・方法:
オームの法則,ブリッジ回路,交流波形と実効値,測定器の周波数特性,ダイオード回路について実験をおこなう.あわせて回路シミュレータの使い方も学ぶ.
実験レポート(70%)+実験技術(20%)±実験態度(10%)の評価配分で評価し,
100点満点中60点以上を合格とする.
ただし,課題として与えられたレポートを全て提出しなければ,不合格とする.
注意点:
回路設計に必要な演習はHR教室で行い,電子回路シミュレータによるシミュレーショ
ンは情報処理センター1でおこなう.また,電子応用実験室で実際の回路製作を行う.
演習では,電気回路Iや電子工学総合演習で学んだ知識が必要となる.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
電流計と電圧計の使い方 |
簡単な回路を製作し,測定機器を使って特性を測定できる.
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2週 |
電流計と電圧計の使い方 |
簡単な回路を製作し,測定機器を使って特性を測定できる.
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3週 |
オシロスコープの使い方 |
簡単な回路を製作し,測定機器を使って特性を測定できる.
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4週 |
電子部品のしくみ |
簡単な回路を製作し,測定機器を使って特性を測定できる.
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5週 |
直流回路の解析 |
・電子回路シミュレータを使って,直流回路のシミュレーションができ る.
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6週 |
直流回路の解析 |
・電子回路シミュレータを使って,直流回路のシミュレーションができ る.
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7週 |
直流回路の解析 |
電子回路シミュレータを使って,直流回路の特性を測定できる.
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8週 |
交流回路の解析 |
電子回路シミュレータを使って,交流回路のシミュレーションができ る.
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2ndQ |
9週 |
交流回路の解析 |
電子回路シミュレータを使って,交流回路の特性を測定できる.
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10週 |
回路設計CADを使った直流回路の設計 |
回路設計CADを使って,簡単な回路を設計することができる.
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11週 |
回路設計CADを使った直流回路の設計 |
回路設計CADを使って,簡単な回路を設計することができる.
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12週 |
回路設計CADを使った直流回路の設計 |
回路設計CADを使って,簡単な回路を設計することができる.
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13週 |
直流回路の製作・特性評価 |
設計した回路を製作し,その特性を評価できる.
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14週 |
直流回路の製作・特性評価 |
設計した回路を製作し,その特性を評価できる.
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15週 |
直流回路の製作・特性評価 |
設計した回路を製作し,その特性を評価できる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 電荷と電流、電圧を説明できる。 | 1 | |
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。 | 2 | |
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。 | 2 | |
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。 | 2 | |
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。 | 2 | |
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。 | 2 | |
電子回路 | ダイオードの特徴を説明できる。 | 2 | |
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。 | 1 | |
分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 2 | |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 2 | |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 2 | |
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。 | 2 | |
キルヒホッフの法則を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
ブリッジ回路の平衡条件を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
重ねの理を適用し、実験結果を考察できる。 | 2 | |
ダイオードの電気的特性の測定法を習得し、その実験結果を考察できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | 実験技術 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 10 | 20 | 70 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 10 | 20 | 70 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |