電子機器実習

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電子機器実習
科目番号 0019 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子工学分野 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 参考資料:授業で配布,参考書:電気回路の基礎(森北出版),電子回路(コロナ社),これ1冊でできる!Arduinoではじめる電子工作 超入門(ソーテック社),作って学べるUnity 超入門(技術評論社)
担当教員 松本 和健,渡邊 駿

到達目標

与えらたテーマと内容に沿った制作をすることができる.
考えたアイデアや完成した作品について報告書を書き,プレゼンテーションすることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1与えられたテーマに沿った作品を,様々な技術,手法,アイデアを取り入 れて設計し,製作することができる.与えられたテーマに沿った作品を設計し,製作することができる.与えられたテーマを理解できず,作品を設計することができない.
評価項目2取り入れた技術やアイデア等を含めて,完成させた作品についてのプレゼンテー ションができる.作品や取り組みについてのプレゼンテーションができる.作品についてのプレゼンテーションができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
「ものづくり」を通して,発想力・創造力・問題解決能力などを育成することを目的とする.ICT機器や計測機器,ソフトウェアなどの基本的な使い方から,プログラミングによるICT機器の制御方法,電子工作を通した電気回路設計など,専門の知識までを幅広く学習した上で、これらを応用して作品を製作する.
作業を通じて,アイデアの発想・検討・計画・設計・評価の過程をひととおり体験する.
その過程を通じて,計画能力,デザイン能力,チームワークで仕事をする能力を育成する.
授業の進め方・方法:
〈授業の進め方について〉
実習形式
〈必要な用具について〉
筆記用具など
〈前提知識について〉
電気回路,プログラム言語,数学,物理,英語など
〈成績評価項目について〉
定期試験,課題(毎期1回以上)
〈合否判定及び成績評価方法について〉
合格条件:作品製作活動の状況と完成品・報告書及びプレゼンテーションを総合して評価する.各テーマの作品完成で評価点40点,さらに取り組み0~20点,企画0~10点,独創性0~10点,発表0~10点,相互評価0~10点,合計100点満点で評価.60点以上で合格.
〈再試験評価方法について〉
合格条件を満たさない者は合格の評価に至るまで作品と報告書の修正と再提出を実施(最終成績60点)
〈関連科目について〉
電気回路,プログラミングなど
注意点:
学内のネットワークを利用するため,自分のIDとパスワードは覚えておくこと.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・ネットワーク設定 科目目標と制作内容について理解できる
ネットワークの利用や設定方法について理解できる
2週 電子機器基礎 電子計測機器などを使うことができる
3週 電子機器基礎 電子機器及び計測機器などについて説明できる
4週 電子回路基礎
Arduinoを使うことができる
5週 電子回路基礎 プログラミングでArduinoを使うことができる
6週 プログラミング基礎 プログラミングについて理解できる
7週 プログラミング基礎 プログラミングを任意の仕様へ修正することができる
8週 プログラミング制御基礎 電子素子を使ってプログラミング制御することができる
2ndQ
9週 開発プラットフォーム基礎 開発に利用されている最近のプラットフォームについて理解できる
10週 プログラミング開発基礎 手順通りにアプリを作成することができる
11週 プログラミング開発基礎 手順通りにアプリを開発することができる
12週 電子制御基礎 Arduinoを使用してアプリを制御することができる
13週 プログラミング発展 より高度なプログラミングに関する基礎技術について理解できる
14週 モデリング基礎 3Dモデルの作成方法について理解できる
15週 映像資料作成基礎 PC上の画面をキャプチャする技術について理解できる
16週
後期
3rdQ
1週 テーマガイダンス 製作物のテーマについて理解できる
2週 作品の内容検討,グループ討議 作品の内容について,個人やグループ内で検討できる
3週 作品の設計開始 製作物の動作原理について理解できる
4週 作品製作,検討・修正 製作物の実現方法を具体的に考えられる
5週 作品製作,検討・修正 製作物を設計できる
6週 作品製作,検討・修正 作品完成のために計画をたてることができる
7週 作品製作,検討・修正 作品を計画にそって製作できる
8週 作品製作,検討・修正 作品を計画にそって製作できる
4thQ
9週 作品製作,検討・修正 作品を計画にそって製作できる
10週 問題点の確認,評価・修正 製作物の問題点を把握・修正できる
11週 問題点の確認,評価・修正 製作物の問題点を把握・修正できる
12週 問題点の確認,評価・修正 製作物の問題点を把握・修正できる
13週 発表会の準備 作品発表の準備ができる
14週 発表会の準備 作品発表の準備ができる
15週 完成発表会 製作物について発表し,説明できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。1前1,前7,前8,前14
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。1
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。1前7,前8,前14
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。1前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
ディジタルICの使用方法を習得する。1前2,前7,前8,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0101020600100
基礎的能力0000000
専門的能力0101020600100
分野横断的能力0000000