到達目標
1回路を入出力系として捉え,説明できる.
2極と零点を回路動作の観点から説明できる.
3回路の伝達関数,周波数特性の計算ができる.
4与えられた仕様に基づき,アナログフィルタを設計・製作できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 回路を1入力1出力システムと考え,時間応答・周波数応答の観点でシステムを説明できる. | 回路を1入力1出力システムとする考え方を理解できる. | 回路をシステムととらえることができない. |
評価項目2 | 極と零点の物理的意味を理解し,周波数応答の観点から説明できる. | 極と零点について,伝達関数との関係において説明できる. | 極と零点について,理解できない. |
評価項目3 | 伝達関数と周波数特性について理解し,任意の回路についてこれらを計算し説明できる. | 与えられた回路の伝達関数と周波数特性を立式できる. | 電子回路についてs回路解析ができない. |
評価項目4 | アナログフィルタについて理解し,与えられた仕様に基づきフィルタ設計計算ができる. | 与えられた式に基づき,フィルタの設計計算ができる. | フィルタ回路について理解できない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 C
説明
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JABEE d-1
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教育方法等
概要:
アナログ信号処理の基礎について学習する.フィル
タ回路をテーマとして,アナログフィルタ回路を信号伝達系と見るときの伝
達関数による考え方について学ぶ.
授業の進め方・方法:
3 学年までに学んだ電気回路,電子回路の知識が基礎となる.
隔週程度で課題を課す.また,夏休みには宿題を課す.
合否判定:2 回の定期試験の結果の平均が60 点以上であること.
最終評価:2 回の定期試験の結果の平均に対し,提出課題の評価,授業への
積極的参加の評価(±10点)を加減する.ただし,60点を下回ることはない.
不合格の者には再試験を課す.再試験60点以上で最終評価60点とする.
回路解析の手法とは異なる手法で回路について知ること,また,ディジタル
の世界の入口に立つことを目的としている.回路解析は既知の事として扱う
ので,あらかじめ復習しておくこと.
前関連科目:電気回路
後関連科目:制御工学
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
交流回路解析の復習と複素周波数の導入 |
複素周波数s を用いた交流回路解析ができる
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2週 |
伝達関数と周波数特性 |
回路の伝達関数を求め,周波数特性図を描ける
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3週 |
伝達関数と周波数特性 |
回路の伝達関数を求め,周波数特性図を描ける
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4週 |
バタワース,チェビシェフ,ベッセルフィルタ |
各種原形フィルタの理論計算ができる
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5週 |
バタワース,チェビシェフ,ベッセルフィルタ |
各種原形フィルタの理論計算ができる
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6週 |
バタワース,チェビシェフ,ベッセルフィルタ |
各種原形フィルタの理論計算ができる
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7週 |
周波数変換 |
原形フィルタに対して周波数変換を適用できる
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8週 |
後期中間試験:実施する |
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4thQ |
9週 |
Op-Amp の基礎 |
Op-Amp の基礎特性を理解できる
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10週 |
Op-Amp の基礎 |
Op-Amp の基礎特性を理解できる
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11週 |
能動フィルタとスケーリング |
能動フィルタを設計できる
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12週 |
能動フィルタとスケーリング |
能動フィルタを設計できる
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13週 |
実際のフィルタ設計 |
与えられた仕様によりアナログフィルタを設計できる
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14週 |
実際のフィルタ設計 |
与えられた仕様によりアナログフィルタを設計できる
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15週 |
実際のフィルタ設計 |
与えられた仕様によりアナログフィルタを設計できる
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16週 |
後期期末試験:実施する |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |