電子工学実験IV

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電子工学実験IV
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子工学分野 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 教科書:なし。プリントを配布する。参考書:新版 明解C言語 入門編(柴田望洋,ソフトバンクリエイティブ),論理回路入門(浜辺隆二,森北出版),キホンからはじめるPICマイコン(中尾真治,オーム社)
担当教員 浅水 仁,山田 昌尚

到達目標

1. C言語を用いて与えられた課題を実現するプログラムが作成できる。
2. 作成したプログラムを用いて指定された特性測定ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1. 与えられた課題を実現するプログラムが作成できる。与えられた課題を実現するプログラムが効果的な方法で作成でき,十分な考察ができる。与えられた課題を実現するプログラムが作成でき,簡単な考察ができる。与えられた課題を実現するプログラムが作成できない。
2. 作成したプログラムを用いて指定された測定ができる。指定された特性測定ができ,結果について十分な考察ができる。指定された特性測定ができ,結果について簡単な考察ができる。指定された特性測定ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる
JABEE d-2 説明 閉じる
JABEE d-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータを用いた計測・制御手法を実験を通して修得する。
C言語を用いて,与えられた課題を実現するプログラムを作成する。
また,そのプログラムを応用した特性測定などの能力を身につける。
授業の進め方・方法:
合否判定:レポートが全て提出され,評価基準に基づいた点数が60点以上を合格とする。
レポートの評価:評価基準は,書式,実験結果,考察と提出期限とする。
最終評価:合否判定点と同じ
再試験:不合格の場合には再レポートを課し,60点以上を合格とする。最終評価は60点とする。

前関連科目:プログラム言語I,電子工学実験Ⅲ
後関連科目:電子工学実験V
注意点:
3学年までに修得しているC言語を用いる。導入教育としてC言語の文法的復習は行うが,各自しっかりと身に付けておくこと。

実験内容を十分に修得すれば,卒業研究につながる基礎として役立つ。積極的に参加して,手を動かすこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 科目の進め方が理解できる。
2週 C言語の演習 指定されたC言語のプログラムを作成できる。
3週 C言語の演習 指定されたC言語のプログラムを作成できる。
4週 C言語の演習 指定されたC言語のプログラムを作成できる。
5週 C言語の演習 指定されたC言語のプログラムを作成できる。
6週 I/Oポート 入出力ポート使用できる。
7週 I/Oポート 入出力ポート使用できる。
8週 自動仕分け装置の制御 センサ,モータ,ソレノイドの制御ができる。
2ndQ
9週 自動仕分け装置の制御 センサ,モータ,ソレノイドの制御ができる。
10週 自動仕分け装置の制御 センサ,モータ,ソレノイドの制御ができる。
11週 バーサライタの制御 LEDを適切なタイミングで点滅させるプログラムを作成できる。
12週 バーサライタの制御 LEDを適切なタイミングで点滅させるプログラムを作成できる。
13週 バーサライタの制御 LEDを適切なタイミングで点滅させるプログラムを作成できる。
14週 ドットマトリクスLEDの制御 ドットマトリクスLEDをダイナミック点灯方式で制御できる。
15週 ドットマトリクスLEDの制御 ドットマトリクスLEDをダイナミック点灯方式で制御できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。2
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。2
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。2
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。2
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。2
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。2
事実をもとに論理や考察を展開できる。2
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力000080080
分野横断的能力000020020