歴史・地理総合

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 歴史・地理総合
科目番号 0027 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子工学分野 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ★教科書:『新選 歴史総合』(東京書籍)★補助教材 『エスカリエ』(帝国書院)各国別書きこみ 年表&地図(山川出版社)★参考書:『山川世界史小辞典』(山川出版社)
担当教員 瀧川 貴利

到達目標

1 古代史・中世史を通して,現在の世界が形成されるに至った歴史を知ることができる。
2 ヨーロッパ史やアメリカ史の特色を踏まえ,歴史的視点を持つことができる
3 歴史的視点を持って,国際社会を考察する基礎力を養うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古代史・中世史を通して,現在の世界が形成されるに至った歴史を知ることができる古代史・中世史・現代史などを だいたい知る事ができる古代史・中世史・現在史を理解できていない
評価項目2ヨーロッパ史やアメリカ史や中国史の特色を踏まえ,歴史的視点を持つことができるヨーロッパ史やアメリカ史や中国史の特色を踏まえることができる。ヨーロッパ史やアメリカ史や中国史の特色を踏まえることができない。
評価項目3歴史的視点を持って,国際社会を考察する基礎力を養うことができる。歴史的視点を持つことができる。 歴史的視点を持つことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ヨーロッパ史やアメリカ史を勉強することで、異文化の理解を深めます。世界の絵画や建築などの解説も行います。また地理についても簡単な解説を行います。
授業の進め方・方法:
教科書を用いますが、世界の絵画や建築などについてプリントなどで詳しく解説します。
不合格者については,再試験または課題学習の評価が60点以上で合格とする。
★関連科目: 歴史と文化 A、歴史と文化 B。
注意点:
授業には必ず教科書と補助教材を持ってきてください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 世界の自然 歴史の舞台 世界の自然や歴史の舞台などについて理解できる。
2週 歴史の扉  中学校の学習などを復習する。
3週 第2章 近代化と私たち
1 18世紀の東アジア
東アジアについて理解できる。
4週 第2章 近代化と私たち
2 結び付くアジア諸地域
東南アジア・西アジアについて理解できる。
5週 第2章 近代化と私たち
3 18世紀のヨーロッパとアジア 4 産業革命のはじまり
南アジア世界について理解できる。
6週 第2章 近代化と私たち
5 世界市場の形成 6 東アジア国際関係の変化と日本の開国
東アジアについて理解できる。
7週 中間試験
中間試験を実施する
8週 第2章 近代化と私たち
7 世界経済の変化と日本の産業革命
産業革命について理解できる。 
2ndQ
9週 第2章 近代化と私たち
1 市民革命と近代社会
アメリカ独立革命などについて理解できる。
10週 第2章 近代化と私たち
2 自由主義とナショナリズム
ウィーン体制について理解できる。
11週 第2章 近代化と私たち
3 アジアの諸国家とその変容
インド大反乱について理解できる。
12週 第2章 近代化と私たち
4 明治維新と東アジアの国際関係
明治維新について理解できる。アイヌと琉球・沖縄について理解できる。北海道の歴史や文化について学ぶ
13週 第2章 近代化と私たち
5 立憲制の広まり
ドイツ帝国とオスマン帝国などについて理解できる。
14週 第2章 近代化と私たち
6 帝国主義と植民地
アフリカについて理解できる。
15週 第2章 近代化と私たち
7 日清戦争と華夷秩序の解体
日清戦争について理解できる。
16週 前期期末試験  
後期
3rdQ
1週 第2章 近代化と私たち
8 帝国主義諸国の競合と国際関係
三国同盟などについて理解できる。
2週 第2章 近代化と私たち
9 植民地支配と植民地の近代
植民地について理解できる。
3週 第2章 近代化と私たち
10 20世紀はじめの世界
日露戦争について理解できる。
4週 第3章 国際秩序の変化や大衆化と私たち
1 大衆社会の時代
2 第一次世界大戦の展開
第一次世界大戦などについて理解できる。
5週 第3章 国際秩序の変化や大衆化と私たち
3 国際協調体制の形成
4 ソヴィエト連邦の成立と社会主義 5 アメリカ合衆国の台頭と大量消費社会 6 アジアの経済成長と移動する人々 

ヴェルサイユ体制について理解できる。
6週 第3章 国際秩序の変化や大衆化と私たち
7反植民地主義の高揚と国際秩序の変容 8 民主主義の拡大と社会変革の動き 9マスメディアの発達と日常生活
ワイマール共和国について理解できる。
7週 中間試験 中間試験を実施する
8週 第3章 国際秩序の変化や大衆化と私たち1 世界恐慌2 アジア・アフリカと大衆社会 3国際協調体制の崩壊
世界恐慌について理解できる。
4thQ
9週 第3章 国際秩序の変化や大衆化と私たち
第3章 国際秩序の変化や大衆化と私たち 4 日中戦争と深刻化する世界の危機 5第二次世界大戦の勃発 6 第二次世界大戦における連合国と戦後構想
第二次世界大戦について理解できる。
10週 第3章 国際秩序の変化や大衆化と私たち 7 アジア太平洋戦争と日本の敗戦 8 連合国の占領政策と冷戦 9 再編されるアジアと冷戦 朝鮮戦争などについて理解できる。
11週 第4章 グローバル化と私たち 1 冷戦の拡大と第三勢力 2 キューバ危機と核兵器の管理 3脱植民地化の進展と地域紛争
キューバ危機などについて理解できる。
12週 第4章 グローバル化と私たち 4 計画経済と開発 5冷戦下の日本とアジア 6 日本と欧米先進国の経済成長 コメコンなどについて理解できる。
13週 第4章 グローバル化と私たち 7 地域連携の拡大 8 ベトナム戦争と冷戦構造の変容 ヴェトナム戦争などについて理解できる。
14週 第4章 グローバル化と私たち1 問い直される近代 2 石油危機と経済の自由化 3 アジアの経済発展と日本 4冷戦の終結と世界  石油危機などについて理解できる。
15週 第4章 グローバル化と私たち 5 拡散する地域紛争 6民主化の進展 7 グローバル化と地域統合
8 岐路に立つ世界と日本
湾岸戦争などについて理解できる。
16週 後期期末試験  

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3後2,後13,後14
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前6,前12,後5,後13
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前3,前4,前5,前8,前9,前10,前11,前12,前13
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後8,後9
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3後9,後10,後11,後12,後14,後15
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前12,前13,後3,後9,後10,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000