科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 英語
科目番号 0044 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子工学分野 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 テキスト:英語の構文80 UPGRADED(美誠社)  参考書:1.ジーニアス総合英語(大修館書店) 2.総合英語フォレスト7訂版(桐原書店) 3.チャート式基礎からの新々総合英語(数研出版) 4.シード総合英語四訂版(文英堂)
担当教員 矢野 隼人

到達目標

簡単な文章を英語で記述したり英語でコミュニケーションを円滑に行うための基礎的能力を養うために、
1.テキストの各項目で扱われている英語構文の構造を理解し、その意味を把握できる。
2.テキストの各項目で扱われている英語構文を使って適切な英文を作ることができる。 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各項目で扱われている構文の構造や意味を、人に説明できるくらい十分理解できる。各項目で扱われている構文の構造や意味を理解できる。ヒントが与えられても構文の使われている英文の意味が理解できない。
評価項目2各項目で扱われている構文を使って、自分の意見を英文で書くことができる。日本語が与えられれば、各項目で扱われている構文を使って英文を書くことができる。各項目に例文として挙げられている英文を部分的にしか言うことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる

教育方法等

概要:
英語構文用のテキストを用いて、英語検定準2級レベルの英語力を身に付けるために必要とされる基本的な英語構文を学習する。
また、演習問題を通してその定着を図る。
これらのことにより、論理的な英文の組み立てや表現力を養い、読解力の向上を図る。
学習した英語構文を用いて基礎的なコミュニケーション能力を養う。
授業の進め方・方法:
テキストを中心に授業を行うが、適宜自主教材も利用する。授業では各項目の説明、問題演習を行う。また、定期試験とは別に学習した内容についての小テストを4回(年間)実施する。
1)本授業の合否判定で用いる成績評価は、定期試験の平均を70%、小テストの平均を30%とし、その合計点とする。
○「英語」の評価方法について
・習熟度別授業の成績と本授業の成績の平均点に0.8を乗じて、それに英語検定準2級の結果による評価点(合格〔2級以上合格も含む〕:20点、1次合格:17点、1次不合格でCSEスコア1200以上:14点、CSEスコア1000~1199:10点、CSEスコア999以下:0点)を加える。ただし原級学生についての評価点は、合格者:20点、1次合格までの合格者:17点、1次試験不合格で正答数39以上の者:14点、正答数27以上38以下の者:10点、正答数 26以下の者:0点とする。ただし、原級学生が新たに英検準2級を受験した場合には、その判定点は、両者のうちの高い方の判定点を採用する。このように算出した点数を「英語」の成績としこの点数により合否判定を行う。60点以上で合格である。
○「英語」の再試験について
・「英語」の評価で合格点に達しなかったものを対象に再試験を実施するが、実施者は習熟度別授業の担当教員である。(詳細は習熟度別授業のシラバスに記載)
 ・前関関連科目:英語(2年) ・後関連科目:英語(4年)                                   
注意点:
英語構文の知識は、英文を書く際に有効なだけでなく、英文を的確に読んでいく上でも重要なものである。授業後、特に各項目で例文として使われている英文を何度も繰り返し音読して、定着を図ってもらいたい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
第1章 主語の研究 (1)
It is ... for A to do の構文の構造と意味を理解できる。
It is ... that + S + V の構文の構造と意味を理解できる。
It is said that + S + V の構文の構造と意味を理解できる。
2週 第1章 主語の研究 (2) It seems that + S + V の構文の構造と意味を理解できる。
It takes +人+ 時間 + to do の構文の構造と意味を理解できる。
It is A that ~ の構文の構造と意味を理解できる。
3週 第2章 無生物主語構文の研究 無生物主語 + say ~ の構文の構造と意味を理解できる。
無生物主語 + enable + O +to do の構文の構造と意味を理解できる。
無生物主語 + prevent + O + from doing の構文の構造と意味を理解できる。
4週 第3章 目的語と補語の研究
The fact is that + S + V の構文の構造と意味を理解できる。
I wonder + 疑問詞節などの構文の構造と意味を理解できる。
want + O + to do の構文の構造と意味を理解できる。
5週 第4章「目的語+補語」の研究 使役動詞 + O + do の構文の構造と意味を理解できる 。
知覚動詞 + O + do の構文の構造と意味を理解できる 。
have + O + done の構文の構造と意味を理解できる 。
6週 第5章 代名詞の研究 世間一般の人々を表す you, we, they の意味を理解できる。
that of ... を用いた構文の構造と意味を理解できる。
one... the other ~ を用いた構文の構造と意味を理解できる。
7週 第6章 助動詞の研究
used to do の構文の構造と意味を理解できる。
助動詞 + have done の構文の構造と意味を理解できる。
had better doの構文の構造と意味を理解できる。
8週 前期中間試験:実施する
2ndQ
9週 第7章 不定詞の研究(1) be glad to do の構文の構造と意味を理解できる。
in order to do の構文の構造と意味を理解できる。
how to do の構文の構造と意味を理解できる。
10週 第7章 不定詞の研究(2) be to do の構文の構造と意味を理解できる。
seem to do の構文の構造と意味を理解できる。
to tell the truth の構文の構造と意味を理解できる。
11週 第8章 動名詞の研究(1) remember doing の構文の構造と意味を理解できる。
in doing の構文の構造と意味を理解できる。
cannot help doing の構文の構造と意味を理解できる 。
12週 第8章 動名詞の研究(2) Would you mind doing? の構文の構造と意味を理解できる。
be looking forward to doing の構文の構造と意味を理解できる。
There is no doing の構文の構造と意味を理解できる 。
13週 第9章 分詞の研究(1) 分詞の後置修飾の構文の構造と意味を理解できる。
分詞構文の構造と意味を理解できる。
14週 第9章 分詞の研究(2) 完了形の分詞構文の構造と意味を理解できる。
Judging from ... の構文の構造と意味を理解できる。
with + O + doing の構文の構造と意味を理解できる 。
15週 第10章 関係詞の研究(1) what A is の構文の構造と意味を理解できる。
what A is like の構文の構造と意味を理解できる。
what we call ... の構文の構造と意味を理解できる。
16週 前期期末試験:実施する
後期
3rdQ
1週 第10章 関係詞の研究(2) ~, which ... の構文の構造と意味を理解できる。
That is why ~ の構文の構造と意味を理解できる。
whatever ~ の構文の構造と意味を理解できる。
2週 第10章 関係詞の研究(3) the same ... as ~ の構文の構造と意味を理解できる。
As is often the case with ... の構文の構造と意味を理解できる。
3週 第11章 接続詞の研究(1)
命令文, and ~ の構文の構造と意味を理解できる。
not only A but also B の構文の構造と意味を理解できる。
in case S + V の構文の構造と意味を理解できる。
4週 第11章 接続詞の研究(2)
命令文, and ~ の構文の構造と意味を理解できる。
not only A but also B の構文の構造と意味を理解できる。
in case S + V の構文の構造と意味を理解できる。
5週 第12章 仮定法の研究(1) 仮定法過去の構文の構造と意味を理解できる。
仮定法過去完了の構文の構造と意味を理解できる。
6週 第12章 仮定法の研究(2) should を用いた仮定法 の構文の構造と意味を理解できる。
If it were not for ... の構文の構造と意味を理解できる。
7週 第12章 仮定法の研究(3) I wish + S' + 過去形 の構文の構造と意味を理解できる。
It's about time + S' + 過去形 の構文の構造と意味を理解できる。
as if + 仮定法過去 の構文の構造と意味を理解できる 。
8週 後期中間試験:実施する
4thQ
9週 第13章 比較の研究(1) as + 原級 + as one can の構文の構造と意味を理解できる。
... times as + 原級 + as + A の構文の構造と意味を理解できる。
Nothing is as + 原級 + as A の構文の構造と意味を理解できる。
10週 第13章 比較の研究(2) less + 原級 + than A の構文の構造と意味を理解できる。
the + 比較級 ... , the + 比較級 ~ の構文の構造と意味を理解できる。
no more than の構文の構造と意味を理解できる。
11週 第14章 時間構文の研究(1)
it has been + 時間 + since ~ の構文の構造と意味を理解できる。
as soon as + S + V の構文の構造と意味を理解できる。
12週 第14章 時間構文の研究(2) S + had hardly done when S' + +V (過去形)の構文の構造と意味を理解できる。
It is not until ... that ~ の構文の構造と意味を理解できる。
13週 第15章 否定構文の研究(1) 部分否定の構文の構造と意味を理解できる。
not ... because ~ の構文の構造と意味を理解できる。
never ... without doing の構文の構造と意味を理解できる。
14週 第15章 否定構文の研究(2) the last A to do の構文の構造と意味を理解できる。
倒置構文の構造と意味を理解できる。
15週 第16章 程度·結果構文の研究 .. enough to do の構文の構造と意味を理解できる。
so ... that ~ の構文の構造と意味を理解できる。
grow up to do の構文の構造と意味を理解できる。
16週 後期期末試験:実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000