エネルギー変換工学

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 エネルギー変換工学
科目番号 0048 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子工学分野 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 必要に応じて教員が資料を配布する
担当教員 髙 義礼

到達目標

熱エネルギーや光エネルギー等をどのように電気エネルギーに変換するかを理解する.電気エネルギーをどのように送電するかを三相交流の理論等を通して理解する.さらに,回転機,静止器,電力システムの原理について学ぶ.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
発電から送配電にいたる各相における理論や技術について学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義並びに与えられた課題に対しての発表をおこなう.
合否:2回の定期試験の平均点が6割(100点満点中60点以上)以上を合格とする.不合格者には補習をおこなったのち再試験をおこなう.
成績:試験の成績を8割,発表点を2割として最終成績を付ける.
注意点:
3年の電気回路の基本的な事項を復習しておくこと.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 発電の原理 水力発電の原理について理解し、水力発電の主要設備を説明できる。
2週 発電の原理 火力発電の原理について理解し、火力発電の主要設備を説明できる。
3週 発電の原理 原子力発電の原理について理解し、原子力発電の主要設備を説明できる。
4週 三相交流 三相交流における電圧・電流(相電圧、線間電圧、線電流)を説明できる
5週 Δ-Y、Y-Δ変換 電源および負荷のΔ-Y、Y-Δ変換ができる。
6週 対称三相回路 対称三相回路の電圧・電流・電力の計算ができる。
7週 直流機 直流機の原理と構造を説明できる。
8週 誘導機 誘導機の原理と構造を説明できる。
4thQ
9週 同期機 同期機の原理と構造を説明できる
10週 変圧器 変圧器の原理、構造、特性を説明でき、その等価回路を説明できる。
11週 半導体電力変換装置 半導体電力変換装置の原理と働きについて説明できる。
12週 電力システム 電力システムの構成およびその構成要素について説明できる。
13週 交流および直流送配電方式 交流および直流送配電方式について、それぞれの特徴を説明できる。
14週 電力品質 電力品質の定義およびその維持に必要な手段について知っている。
15週 電気エネルギーの発生・輸送 電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力三相交流における電圧・電流(相電圧、線間電圧、線電流)を説明できる。4後4,後7
電源および負荷のΔ-Y、Y-Δ変換ができる。4後4,後5
対称三相回路の電圧・電流・電力の計算ができる。4後5,後6
直流機の原理と構造を説明できる。4後8
誘導機の原理と構造を説明できる。4後8,後9
同期機の原理と構造を説明できる。4後10
変圧器の原理、構造、特性を説明でき、その等価回路を説明できる。4後10,後11
半導体電力変換装置の原理と働きについて説明できる。4後12
電力システムの構成およびその構成要素について説明できる。4後12,後13
交流および直流送配電方式について、それぞれの特徴を説明できる。4後13
電力品質の定義およびその維持に必要な手段について知っている。4後15,後16
電力システムの経済的運用について説明できる。4
水力発電の原理について理解し、水力発電の主要設備を説明できる。4
火力発電の原理について理解し、火力発電の主要設備を説明できる。4後1
原子力発電の原理について理解し、原子力発電の主要設備を説明できる。4後2
その他の新エネルギー・再生可能エネルギーを用いた発電の概要を説明できる。4
電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。4後3,後16

評価割合

試験発表合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000