言語と社会(ドイツ語)

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 言語と社会(ドイツ語)
科目番号 0052 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子工学分野 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:在間進『ドイツ語のスタートライン』(三修社),(参考書:中島愁爾ほか『必携ドイツ文法総まとめ』(白水社)、斎藤佑史、荒木詳二『面白ドイツ!』(郁文堂)、高橋憲『新ドイツの街角から』郁文堂)
担当教員 木村 峰明

到達目標

1.やさしい会話やテクスト読解につながるドイツ語学習の基礎を身に付けることができる。            
2.ドイツ事情、ドイツ文化について、その概要をつかむことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1前置詞の用法や、構文の枠構造を見極め、助動詞を含む文および過去や過去完了の文を理解できる。 動詞の現在人称変化を習得し、主語と定動詞の見極め、冠詞の格の判別とその役割が理解できる ドイツ語の基礎的文法事項(少なくとも動詞の現在人称変化)を理解していない。
評価項目2各トピックについて、日独比較等、適切なコメントを付けることができる。 各トピックの概要をつかみ、略述できる。 各トピックの概要をつかめていない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる
JABEE f 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ドイツ語のみならず、ドイツ語の背景にある社会事情、文化も対象とするので、異文化理解入門的な授業でもあると心得てもらいたい。
授業の進め方・方法:
発音、暗唱など地味な反復練習を求める。ドイツ事情については、配布プリント、映像資料も利用しながら、トピックの説明を行う。(釧路高専目標 A:30% F:70% JABEE目標 a f )。
★成績評価方法: 定期試験(100%)。平均点が60点以上の者を合格とする(合否判定=最終評価)。60点未満の者には、再試験、課題提出を求め、60点以上を合格とする(最終評価は60点)。★メッセージ:ドイツ語は、スタートラインはみな同じ。気楽に練習していきましょう。また、この科目は、語学学習を通じて人間、社会、文化について様々な観点からドイツを理解しようとする科目でもあります。どうぞ楽しみにしてください。★関連科目:倫理社会、現代社会、日本史、世界史、法学
注意点:
授業には、必ずテキストを持参すること。持参しない場合、最大10点までの減点を行うことがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス          
ドイツ語という言語やドイツ事情について知り、ドイツ語に興味を持てる。ドイツ語で挨拶できる。
2週 つづりと発音、動詞の人称変化①
単語の読み方のコツを覚え、規則動詞の人称を変化させることができる。 
3週 動詞の人称変化②      
 トピック: ヨーロッパの中のドイツ
sein, haben, werdenを人称変化させることができる。トピックの概要をつかむことができる。
4週 文法・読解演習①
やさしいドイツ文を、逐語的に、既習文法知識を当てはめながら読めるようになる。
5週 名詞と冠詞の格変化①   
 トピック:ドイツの自然・気候
名詞に性の区別があり、冠詞が異なることを理解できる。トピックの概要をつかむことができる。
6週 名詞と冠詞の格変化②
定冠詞、不定冠詞を格変化させ、格の用法を理解することができる。
7週 文法・読解演習②
名詞の2格の用法、3格、4格の配語法を理解できる。簡単な自己紹介ができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 ドイツ映画を見る。
答案返却後、ドイツ映画を鑑賞し、ドイツ事情、文化、歴史に興味を持てるようになる。
10週 動詞の人称変化③
不規則な変化をする重要な動詞を人称変化させることができる。
11週 語順
平叙文の語順、疑問文の語順、疑問詞を用いる補足疑問文のつくり方を覚え、簡単な質問ができる。
12週 接続詞
接続詞には、並列接続詞と従属接続詞があり、後者は定形後置とする用法であることを理解できる。
13週 前置詞①
2格、3格支配の前置詞の用法が理解できる。aus を用いて出身地が言える。
14週 前置詞②
4格支配、3,4格支配の前置詞の用法が理解できる。In を用いて住所地が言える。
15週 複数形、文法・読解演習③ 
トピック: ドイツの日常生活①食事②住居③休暇
複数形、前置詞句を見極め、ドイツ文の構造を把握できる。トピックの概要を把握できる。
16週 「前期期末試験を実施する」
後期
3rdQ
1週 冠詞類の格変化①
定冠詞類のうち、重要なもの(dieser, welcher)を格変化させることができる。
2週 冠詞類の格変化②
不定冠詞類のうちのmein,否定冠詞の keinを格変化させることができる。
3週 文法・読解演習④ 
分離動詞
前置詞句、接続詞を見極め、文の構造を把握できる。分離動詞の人称変化、適切な配語ができる。
4週 話法の助動詞          
トピック:ドイツのビールとワイン
話法の助動詞を正しく人称変化させ、配語できる。トピックについて概要を把握できる。
5週 人称代名詞と再帰代名詞
人称代名詞の3,4格を覚え、自分のこと(自分の手を洗うなど)を表す作文ができる。
6週 命令形            
トピック:ドイツのスポーツ
親しい相手、敬称で呼ぶ相手用の命令形を作ることができる。   
トピックの概要を把握できる。
7週 文法・読解演習⑤
話法の助動詞、分離動詞、再帰代名詞を含む文の読み取りができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 ドイツ映画を見る。
答案返却後、ドイツ映画を鑑賞し、ドイツ事情、文化、歴史に興味を持てるようになる。
10週 過去形①
トピック:ドイツのクリスマス
過去形の作り方学び、人称変化させることができる。トピックの概要を把握できる。
11週 過去形②
主な動詞の過去基本形が書け、現在形の文を過去に書き換えができる。
12週 過去分詞の作り方
過去分詞の規則的な作り方と重要な不規則動詞の過去分詞を記憶できる。
13週 完了形①
過去分詞とhaben/seinの組み合わせで完了文を作ることができる。
14週 完了形②           
 トピック:ドイツの環境問題
英語との違いに留意し、ドイツ語の完了形の用法を理解できる。 トピックの概要を把握できる。
15週 文法・読解演習⑥
適切な配語により完了文を作り、完了時制を見極め、ドイツ文の読解ができる。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3前1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000