到達目標
1.歴史的視点を持って、過去や近年の出来事の重要性を判断する基礎力を養うことができる。
2.ドイツの文化の豊かさと多様性の理解に努めることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 歴史的視点を持って、人間社会を考察する態度を維持することができる。
| 歴史的視点の有効性に気づき、その意義を理解することができる。
| 歴史的視点による考察に関心を持つことができない。
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評価項目2 | ドイツが持つ豊かな文化とその価値観の多様性を理解することができる。
| ドイツが持つ豊かな文化とその価値観の多様性に気づくことができる。
| ドイツが持つ豊かな文化とその価値観の多様性に関心を持つことができない。
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評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A
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JABEE a
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教育方法等
概要:
ドイツ語圏の歴史と文化について理解を深め、文化の多様性を考察し比較文化に資する。
授業の進め方・方法:
★履修上の注意: テキストを講読します。講義をよく聴き、テキスト理解のための下調べをすること。随時、要約作業とコメント発表を求め、相互理解を深める一助としてもらいます。★成績評価方法:合否判定は、各期末の提出レポートの評価60点以上を合格とし、これを最終評価とします。不合格者には、追加課題を提出させ、その評価60点以上をもって合格とします(最終評価60点)。★メッセージ:よく読み、よく聴き、よく考え、そして歴史と文化に親しんでください。そうすることで、人間とその社会を多様な側面から探る一助になれば幸いです。ドイツという鏡に照らして、そのよい面もまた悩める面を知ることにより、明日の日本を考えるきっかけにしてください。★関連科目:倫理社会、現代社会、日本史、世界史、法学
注意点:
授業には必ずテキストを持参すること。持参しない場合には、最終評価において「その他」として最大10点の減点を行う場合があるので注意すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
プロローグ
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日独交渉史の概略を理解することができる。
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2週 |
同上
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ドイツの21世紀展望を理解することができる。
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3週 |
ここが違う、ドイツと日本(ドイツの市民生活)
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清潔感あれこれ:伝統や習慣の差異を理解できる。
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4週 |
同上
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資格社会ドイツに何を学ぶべきか、考えることができる。
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5週 |
同上
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ドイツの「自動車魂」と公共性との関わりに気づくことができる。
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6週 |
同上
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余暇を支える制度と人びとの意識を理解できる。
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7週 |
同上
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ゴミ処理と環境問題の概要を理解できる。
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8週 |
前期中間試験:実施しない |
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2ndQ |
9週 |
ドイツの食文化
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料理とお菓子、ワインとビール、その特色や奥深さに気づくことができる。
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10週 |
旅への誘い
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ドイツの街道と都市についてその特色を理解できる。
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11週 |
同上
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ライン川文化紀行に関する文章から「ドイツ的」なるものを理解することができる。
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12週 |
ドイツ古典派音楽
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「疾走する悲しみモーツアルト、生きる勇気ベートーヴェン」と称される理由に関心が持てる。
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13週 |
ドイツ人と信仰
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カトリックの教義への批判が近代的批判精神の誕生につながる過程をたどることができる。
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14週 |
同上
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「ドレスデン空爆」の非人道性と和解の架け橋としての「聖母教会」再建の意義に付き理解できる。
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15週 |
『シンドラーのリスト』と杉原千畝
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第二次世界大戦下、ユダヤ人救出に尽力した二人の人物について知ることができる。
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16週 |
前期期末試験:実施しない
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レポート提出
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後期 |
3rdQ |
1週 |
オーストリア事情あれこれ
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世紀末ウィーンを身近に感じることができる(映像資料使用)。
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2週 |
同上
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第二次世界大戦直後の混乱のウィーンを身近に感ずることができる(映像資料使用)。
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3週 |
同上
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同上
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4週 |
同上
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台頭する極右勢力の政治社会的背景を理解できる。
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5週 |
ドイツのこれからの課題
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旧東西ドイツの人びとの心に宿る「精神的な壁」を想起できる。
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6週 |
同上
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同上
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7週 |
同上
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ドイツの移民問題の現状、対応策について調べ、理解することができる。
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8週 |
後期中間試験:実施しない |
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4thQ |
9週 |
ドイツのこれからの課題
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国が犯した負の歴史を風化させないドイツの姿勢を理解できる。①「アウシュヴィッツ」を記憶する。
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10週 |
同上
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同上。②戦争犯罪を生み出すにいたる大衆社会の検証(ハンナ・アーレント)。
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11週 |
同上
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同上。③多民族国家、文化の多元性という現実をいかにして国家の活力に結びつけるか。
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12週 |
同上
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ユーロ誕生の背景、21世紀における「拡大EU」の進路に関する議論について調べることができる。
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13週 |
エピローグ
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異文化共存の試金石とされるベルギーの概要を知ることができる。
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14週 |
同上
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多民族化、貧富の差の拡大というドイツを悩ます問題にドイツはどう取り組むか、考察できる。
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15週 |
まとめ
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少子高齢化社会へと世界最初に突入する日本は、ドイツに何をまなべるか、考察できる。
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16週 |
後期末試験:実施しない
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レポート提出
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | 前8 |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |