歴史と文化A

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 歴史と文化A
科目番号 0056 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子工学分野 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書 『世界史B』(山川出版社) 補助教材 『明解世界史図説 エスカリエ』 (帝国書院)、 『山川世界史小辞典』(山川出版社)、『英語で読む高校世界史』 (講談社)、『冷戦と福祉国家』 (日本経済評論社)、 『ヨーロッパ社会史』 (日本経済評論社)
担当教員 瀧川 貴利

到達目標

1 ヨーロッパやアメリカの流れを知ることができる。
2 ヨーロッパとアメリカの歴史的形成を知ることができる
3 第二次世界大戦後の社会史を知ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ヨーロッパ史やアメリカ史の流れを完全に把握している。ヨーロッパ史やアメリカ史の流れをだいたい把握しているヨーロッパ史やアメリカ史の流れを理解していない。
評価項目2ヨーロッパ世界やアメリカ世界が歴史的に形成されたことを十分に理解している。ヨヨーロッパ世界やアメリカ世界が歴史的に形成されたことをだいたい理解している。ヨーロッパ世界やアメリカ世界が歴史的に形成されたことをあまり理解していない。
評価項目3歴史的視点を持って、国際社会を批判的に考察する基礎力を持つことができる。ヨーロッパ世界を歴史的に考察する基礎力がおおむねみについている。歴史的に思考する力をみにつけていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ヨーロッパ史やアメリカ史を勉強することで、異文化の理解を深めます。ヨーロッパ絵画や建築などの解説も行います。
第二次世界大戦以降は、『冷戦と福祉国家』、『ヨーロッパ社会史』を使って講義します。
授業の進め方・方法:
教科書を用いますが、ヨーロッパ絵画や建築などについてプリントなどで詳しく解説します。
第二次世界大戦以降は、「ヨーロッパ社会史」、「冷戦と福祉国家」を使用します。
不合格者については,再試験または課題学習の評価が60点以上で合格とする。
★関連科目: 倫理社会、現代社会、歴史総合、法学、哲学、歴史と文化B
注意点:
授業には必ず教科書と補助教材を持ってきてください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 "古代
ギリシャ世界 Ⅰ"
古代ギリシャの歴史について理解できる
2週 "古代
ギリシャ世界 Ⅱ"
同上
3週 "古代
ギリシャ世界 Ⅲ"
ヘレニズムについて理解できる
4週 "古代
ローマ世界 Ⅰ"
古代ローマの歴史について理解できる
5週 "古代
ローマ世界 Ⅱ"
同上
6週 "中世
中世世界 Ⅰ"
中世の歴史について理解できる
7週 "中世
中世世界 Ⅱ"
同上
8週 "中間試験を行わない。
中世世界Ⅲ"
同上
2ndQ
9週 "中世
中世世界 Ⅳ"
同上
10週 "中世
東ローマ帝国 Ⅰ"
東ローマ帝国の歴史について理解できる
11週 "中世
東ローマ帝国 Ⅱ"
同上
12週 "近代
大航海時代"
大航海時代について理解できる
13週 "近代
宗教改革"
宗教改革について理解できる
14週 "近代
三十年戦争"
三十年戦争について理解できる
15週 "近代
イギリス革命"
ピューリタン革命や名誉革命について理解できる。
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 "近代
産業革命"
産業革命について理解できる。
2週 "近代
アメリカ独立革命"
アメリカ独立革命について理解できる。
3週 "近代
フランス革命"
フランス革命について理解できる。
4週 "近代
ウィーン体制"
ウィーン体制とウィーン体制の動揺について理解できる。
5週 "近代
ドイツ帝国の成立"
ドイツ帝国の成立について理解できる。
6週 "近代
南北アメリカの発展"
南北アメリカの発展について、理解できる。
7週 "近代
欧米列強の帝国主義"
欧米列国の帝国主義などについて、理解できる。
8週 "現代
第一次世界大戦・第二次世界大戦"
第一次世界大戦・第二次世界大戦を理解できる
4thQ
9週 "現代
"戦後の時期(1945年~1950年)Ⅰ"
冷戦と福祉国家の第1章・2章を理解できる。
10週 "現代
戦後の時期(1945年~1950年)Ⅱ"
冷戦と福祉国家の第3章を理解できる。
11週 "現代
繁栄と冷戦(1950年~1973年)Ⅰ"
冷戦と福祉国家の第4章・5章を理解できる。
12週 "現代
繁栄と冷戦(1950年~1973年)Ⅱ"
冷戦と福祉国家の第6章を理解できる。
13週 "現代
繁栄の終焉と選択肢の新しい多様性(1973年~1989年)Ⅰ"
冷戦と福祉国家の第7章・8章を理解できる
14週 "現代
繁栄の終焉と選択肢の新しい多様性(1973年~1989年)Ⅱ"
冷戦と福祉国家の第9章を理解できる
15週 "現代
ヨーロッパ社会史 移民"
ヨーロッパ社会史 移民を理解できる。
16週 後期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合800000080
基礎的能力80000020〔課題)80
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000