電子回路IIb

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電子回路IIb
科目番号 0066 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子工学分野 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「コロナ社 電子回路 検定教科書」 /参考書:「コロナ社 基礎電子回路 原田耕介他」、「計測・制御テクノロジーシリーズ センサの基本と実用回路 計測自動制御学会編」
担当教員 大前 洸斗

到達目標

増幅回路,演算回路,スイッチング回路の基本的な回路設計ができる.センシング回路の基本的な回路設計ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 トランジスタ増幅回路トランジスタ回路の応用を説明でき,回路設計できるトランジスタ回路の応用を説明できるトランジスタ回路の応用を説明できない
評価項目2 演算回路演算回路の応用を説明でき,回路設計できる演算回路の応用を説明できる演算回路の応用を説明できない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
学ぶべき基礎は電子回路Ⅰで終わっているので,本科目では増幅回路や演算回路の応用について学び,工学課題実験で自身のアイディアを実現できるようになることを目的とする.
関連科目:電子回路Ib,工学課題実験
授業の進め方・方法:
授業は講義形式でおこなう.
合否判定:定期試験の平均点が60点を超えていること .
最終評価:合否判定と同じ.不合格の場合には再試験をおこない,60点以上で最終評価を60点とする.
注意点:
学習単位の自学自習時間は,演習や復習の時間を総合したものとする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス 授業の到達目標が理解できる
2週 トランジスタの復習 トランジスタの動作を説明できる
3週 トランジスタの応用 高周波特性を説明できる
4週 トランジスタの応用 高周波特性を説明できる
5週 トランジスタの応用 モータードライバの動作について説明できる
6週 トランジスタの応用 論理回路の構成について説明できる
7週 まとめ これまでの内容を復習する
8週 中間試験
2ndQ
9週 オペアンプの復習 オペアンプの基礎について説明できる
10週 アクティブフィルタ オペアンプを用いた1次フィルタの動作を説明できる
11週 アクティブフィルタ オペアンプを用いた1次フィルタの動作を説明できる
12週 オペアンプのオフセット調整 オペアンプのオフセット調整の必要性について説明できる
13週 オペアンプ回路の入力インピーダンス 増幅回路の入力インピーダンスについて説明できる
14週 オペアンプの応用 オペアンプの応用について説明できる
15週 まとめ これまでの内容を復習する
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。4前2,前3,前4
FETの特徴と等価回路を説明できる。4前2,前3,前4
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。4前2,前3,前4
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。4前2
演算増幅器の特性を説明できる。4前9,前12,前13
演算増幅器を用いた基本的な回路の動作を説明できる。4前9,前10,前11

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力00
専門的能力100100
分野横断的能力00