人文・社会科学演習

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 人文・社会科学演習
科目番号 0077 科目区分 一般 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子工学分野 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ☆教科書:前期;畑村洋太郎『失敗学実践講義』講談社,2010年. 後期;秋山仁監修『技術者倫理――グローバル社会で活躍するための異文化理解』実教出版,2018年.     ☆参考書:西部直樹『はじめてのディベート 聴く・話す・考える力を身につける―しくみから試合の模擬練習まで』あさ出版,2009年.
担当教員 細見 佳子

到達目標

1.「失敗学」の議論を理解し、自分の考えを述べ、レポートにまとめることができる。
2.「グローバル社会における異文化コミュニケーション」の議論を理解し、自分の考えを述べ、レポートにまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「失敗学」の議論を十分に理解し、自分の考えを説得的に述べ、レポートにまとめることができる。「失敗学」の議論を理解し、自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。「失敗学」の議論を理解できず、自分の考えを述べることもレポートにまとめることもできない。
評価項目2「グローバル社会における異文化コミュニケーション」の議論を十分に理解し、自分の考えを説得的に述べ、レポートにまとめることができる。「グローバル社会における異文化コミュニケーション」の議論を理解し、自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。「グローバル社会における異文化コミュニケーション」の議論を理解できず、自分の考えを述べることもレポートにまとめることもできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「失敗学」と「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する書籍を手掛かりにして、技術者として社会に貢献するために必要とされる知識を身につけ、論理的・説得的に討論する能力を養い、レポートにまとめる文章力をつける。
授業の進め方・方法:
前期の最初3回は、担当教員が講義形式で説明するが、その後は、学生が報告と司会を担当して授業を進めていく。
報告者はレジュメやパワポを使って、内容説明を行い、議題を提示する。その後、全員でディスカッションを行う。最後に、レポートを作成して提出する。

報告のパフォーマンス・ディスカッションの積極的参加等の受講態度・レポートにより評価する。得点が6割以上の者を合格とする。
得点が基準に達しない場合には課題の再提出を課し、6割以上の得点で合格とする。

・関連科目:現代社会、法学、倫理社会、歴史総合
注意点:
・講義には必ず教科書を持ってくること。毎回にわたり持参しない場合は、減点の対象とする。
・理由のない遅刻・欠席は減点の対象となる。毎回提出するレポートについては、理由のない欠席の場合、提出することができない。公欠等で欠席した場合は、次の回の授業開始時に、欠席した回のレポートを担当教員へ提出すること。
・携帯電話・スマートフォンの電源は切っておくこと。
・各回の報告を担当する学生は、報告の10日前にレジュメを作成し、担当教員へ提出すること。
・報告以外の学生も、ディスカッションに参加できるように、毎回、教科書の予習をすること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の概要を理解する
2週 レジュメ・レポートの作成について レジュメ・レポートの作成方法を身につける。
3週 『失敗学実践講義』第1講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
4週 『失敗学実践講義』第2講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
5週 『失敗学実践講義』第3講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
6週 『失敗学実践講義』第4講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
7週 『失敗学実践講義』第5講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
8週 第1講から第5講の議論を振り返る 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
2ndQ
9週 『失敗学実践講義』第6講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
10週 『失敗学実践講義』第7講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
11週 『失敗学実践講義』第8講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
12週 『失敗学実践講義』第9講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
13週 『失敗学実践講義』終章 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
14週 第6講から終章の議論を振り返る 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
15週 「失敗学から学ぶこと」 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
16週
後期
3rdQ
1週 グローバル社会のコミュニケーション 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
2週 異文化の人々とともに(外国人からみた日本人、異文化の人とともに働く[ヨーロッパ・北アメリカ・東南アジア]) 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
3週 異文化の人々とともに(異文化の人とともに働く[東アジア・インド・中東・アフリカ]) 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
4週 グローバルエンジニアの倫理 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
5週 グローバル社会の課題とゆくえ 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
6週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する報告と議論・レポート作成 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
7週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する報告と議論・レポート作成 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
8週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する報告と議論・レポート作成 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
4thQ
9週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する報告と議論・レポート作成 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
10週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する報告と議論・レポート作成 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
11週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する報告と議論・レポート作成 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
12週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する報告と議論・レポート作成 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
13週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する報告と議論・レポート作成 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
14週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する報告と議論・レポート作成 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
15週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する報告と議論・レポート作成 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後1,後2,後3,後4,後5
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。2後2,後3,後4
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他(レポート課題)合計
総合評価割合020020060100
基礎的能力020020060100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000