到達目標
1. 通信工学に関連するフーリエ解析について時間波形と周波数帯域の関係が理解できる.
2. 有線や無線の様々な通信伝送路について理解できる.
3. 目的に応じた様々な変調方式について理解できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | フーリエ解析を通信工学に応用できる. | フーリエ解析の通信工学における必要性を理解できる. | フーリエ解析について理解できない. |
評価項目2 | 有線や無線の様々な通信伝送路について,特性に応じた応用について理解できる. | 有線や無線の様々な通信伝送路について,特性の違いを理解できる. | 有線や無線の様々な通信伝送路について理解できない. |
評価項目3 | 様々な変調方式について,目的に応じて適用し,応用計算ができる. | 様々な変調方式について,目的に応じた適用について理解している. | 様々な変調方式についての原理が理解できない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 C
説明
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JABEE d-1
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教育方法等
概要:
本教科では,通信技術の基礎となる物理的・数学的な原理を理解する.さらに,通信伝送路およびそこで用いられる変調方式についての基礎知識,考え方について習得する.
授業の進め方・方法:
座学を中心として授業を進める.三角関数・微分積分等の数学の基礎知識が必要となる.
中間レポートの提出を義務付ける.
期末試験を実施する.
合否判定:中間レポートの点数と期末試験の点数の平均が6割以上であること.
合否判定で「否」の者については,再試験を行う.再試験の点数が60点以上で合格とする.
最終評価 : 合否判定の点数.
注意点:
この授業では,伝送信号を表現・解析する過程で数学的表記を用いますが,そこで表現しようとしている物理的概念を常に意識し,理解することが重要です.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
通信伝送工学の概要 |
通信の歴史と通信伝送工学の重要性について説明できる. 通信における変調の重要性を説明できる.
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2週 |
周波数解析と通信(1) |
フーリエ変換と通信の関係について説明できる.
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3週 |
周波数解析と通信(2) |
フーリエ解析を用いた通信信号の解析原理が説明できる.
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4週 |
有線伝送路 |
メタルケーブル・光ファイバの構造・性質について説明できる.
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5週 |
無線伝送路(1) |
通信における電波の性質・特性について説明できる.
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6週 |
無線伝送路(2) |
アンテナの構造・特性について説明できる.
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7週 |
演習(周波数解析) |
周波数解析に関する演習問題を解くことができる.
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8週 |
演習(有線伝送路・無線伝送路) |
有線伝送路・無線伝送路に関する演習問題を解くことができる.
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4thQ |
9週 |
振幅変調(1) |
振幅変調方式を説明できる.
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10週 |
振幅変調(2) |
振幅変調信号の電力とSN比を計算できる.
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11週 |
周波数変調 |
周波数変調方式を説明できる.
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12週 |
AD-DA変換 |
通信とAD-DA変換の関係について説明できる. 通信においてディジタル信号を伝送する利点を説明できる.
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13週 |
振幅シフトキーイング(1) |
振幅シフトキーイングを説明できる.
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14週 |
振幅シフトキーイング(2) |
振幅シフトキーイングの最適スレッショルドと符号誤り率を計算できる.
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15週 |
演習(アナログ変調・ディジタル変調) |
アナログ変調・ディジタル変調に関する演習問題を解くことができる.
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16週 |
期末試験:実施する |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 (レポート) | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |