数学B

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 数学B
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書: 新 基礎数学(大日本図書)補助教材: 新編 高専の数学1問題集(森北出版)参考書: 新版 基礎数学演習(実教出版)
担当教員 小谷 泰介,宮毛 明子,阿部 義美

到達目標

三角比・三角関数の値を求めることができ,加法定理及びその応用を利用できる.
三角関数のグラフを描くことができる.
距離・分点を求めることができ,直線・円の方程式を求めることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
相互関係,加法定理を活用して様々な問題を解くことができる.三角比の値を求めることができ,相互関係,加法定理の公式を利用できる.三角比の値を求めることができない.加法定理の公式を覚えていない.
三角関数を伸縮・平行移動したグラフを描くことができる.三角関数を伸縮したグラフを描くことができる.三角関数のグラフを描くことができない.
軌跡や平行・垂直条件などを活用して,点の座標,直線・円の方程式を求めることができる.距離・分点の座標を計算でき,直線・円の方程式を求めることができる.円を標準形へ変形し,中心の座標及び半径を求めることができる.距離・分点の座標を計算できず,直線・円の方程式を求めることができない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
専門学科で早期に必要となる三角関数の基本的な性質・公式・グラフを理解し,応用する力を養わせる.
後期後半では平面図形のうち直線・円の方程式を学習させる.
授業の進め方・方法:
当り前のことであるが,教科書・ノート等を忘れず持参し,授業の内容をきちんとノートに書くことが大切である.
授業で指示された問や練習問題を必ず自学自習し,次の授業のときに解答を示せるように準備しておくこと.
試験の点数の平均点によって評価する(100 %).
6割以上の場合,授業態度などを10%までの範囲で加減する.
詳しくは数学の評価規準に基づき別に定める.
授業ノートは数学Aと別にすること.
積極的に質問すること.
必ず復習すること.

後関連科目:数学A,B,C(2年)
注意点:
授業の内容を十分に理解するためには、ノートをきちんととり、積極的に質問するように努め、さらに後で復習することが大切である。
授業ノートは数学Aと別にすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
鋭角の三角比
鋭角の三角比を求めることができる.
2週 鈍角の三角比 鈍角の三角比を求めることができる.
3週 三角比の相互関係 三角比の相互関係を使うことができる.
4週 正弦定理 正弦定理を利用して,三角形の辺や角および外接円の半径を求めることができる.
5週 余弦定理 余弦定理を利用して,三角形の辺や角を求めることができる.
6週 三角形の面積,ヘロンの公式 三角形の面積を求めることができる.
7週 演習
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 一般角とその三角関数 一般角を理解し,その三角関数を求めることができる.
10週 弧度法 弧度法を理解し,60分法との関係がわかる.
11週 扇形の弧の長さと面積 扇形の弧の長さと面積を求めることができる.
12週 三角関数の相互関係 三角関数の相互関係を使うことができる.
13週 三角関数のグラフ 三角関数のグラフが描ける.
14週 三角関数のグラフ 三角関数を伸縮したグラフが描ける.
15週 演習
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 三角方程式・不等式 三角方程式・不等式を解くことができる
2週 加法定理 加法定理を使った計算ができる.
3週 2倍角の公式 2倍角の公式を使った計算ができる.
4週 半角の公式 半角の公式を使った計算ができる.
5週 積を和・差に直す公式、和・差を積に直す公式 三角関数を和・差と積の変換をすることができる.
6週 三角関数の合成 三角関数を合成することができる.
7週 演習
8週 後期中間試験
4thQ
9週 2点間の距離 2点間の距離を計算できる.
10週 内分点 内分点の座標を計算できる
11週 直線の方程式 直線の方程式を求めることができる.
12週 2直線の関係 2直線の平行・垂直の関係がわかる.
13週 円の方程式 円の方程式を求めることができる.
14週 円の方程式の決定 円の方程式から中心・半径を求めることができる.
15週 軌跡 軌跡を求めることができる.
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学角を弧度法で表現することができる。3
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。3
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
三角比を理解し、簡単な場合について、三角比を求めることができる。3
一般角の三角関数の値を求めることができる。3
2点間の距離を求めることができる。3
内分点の座標を求めることができる。3
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。3
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000±1000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000