概要:
人々が建築物を利用するとき,機能性と合理性を備え快適で心地よい環境が求められる。
それらを創造するためにインテリアデザインの知識が重要になる。この知識は建築計画、設計演習、環境工学などの科目と関連しその基礎知識として重要である。
この授業では,住宅のインテリアに関する基礎的な概念とデザインスタイル・カラーコーディネートの基本を学び,インテリアの構成要素と人間工学の知見に基づいた配置計画を講義と演習を通して習得する。また、住宅のインテリアデザインのプレゼンテーションを実施し,コミュニケーションを通してインテリアの内容を説明できる能力を身につける。
授業の進め方・方法:
この授業は,基礎知識を確認するための演習課題を2テーマ,さらに設計演習Iの設計課題と共通の住宅をテーマにした課題に取り組む。
設計演習で習得した内容とインテリアデザインで習得した内容を相互に活かせるよう意識する。
また,設計演習Iの設計課題の遅延はインテリアデザインの課題達成にも影響するので,スケジュール管理を徹底すること。なお,第12週以降の模型づくりで必要になるカッターやカッターマット,定規,のりなどの道具類は各自で用意し持参すること。
合否判定:中間試験50%,プレゼンテーション課題30%,演習課題20%で評価を行い60点以上を合格とする。
成績評価:中間試験50%,プレゼンテーション課題30%,演習課題20%で評価する。
合格点に達しない場合は再試験を実施し,再試験の評価が60点以上で合格とする。
関連科目は建築設計演習,建築計画,建築史,建築環境工学。
インテリアデザインは,建築の幅広い分野に関連する科目です。
常日頃から建築・住宅関連の雑誌等に目を通し,知識を広げることを勧めます。
学習・到達度目標割合(C:30%,D:40%,F:30%)
注意点:
設計演習で習得した内容とインテリアデザインで習得した内容を相互に活かせるよう意識する。 また,設計演習Iの設計課題の遅延はインテリアデザインの課題達成にも影響するので,スケジュール管理を徹底するこ と。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス、インテリアデザインの概念と業務 |
インテリアデザインの目的と役割,仕事内容について説明できる
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2週 |
インテリアエレメントとのイメージスタイルの理解 |
インテリアエレメントの構成を理解し,家具の構成と寸法について理解できる イメージスタイルの様々な様式をイメージスケール,事例を通して説明できる
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3週 |
色彩計画 演習課題1(イメージスタイル分析) |
明度・彩度・色相の基礎知識と色の組み合わせの基礎を理解できる 画像からインテリアスタイルを分析できる
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4週 |
照明計画 |
照明器具の用途と種類、機能について説明できる
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5週 |
インテリアの構造、開口部 ウィンドウトリートメント |
壁・床・天井などの構造,開口部の機能と役割を説明できる ウィンドウトリートメントの種類と機能について説明できる
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6週 |
インテリアの仕上げとマテリアル |
インテリア材料についてインテリアコーディネーションとの 関係を説明できる
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7週 |
空間レイアウト 演習課題2・インテリアレイアウト図面の作成(9週以降のプレゼンボード作成の一部課題) |
動線計画に基づいた家具配置のレイアウトを作成できる
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8週 |
中間試験
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実施する
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4thQ |
9週 |
インテリアデザイン実習 第1回 演習課題2 プレゼンボード作成1 |
室内空間を構成する収納計画・照明計画とウィンドウトリートメントについて検討できる
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10週 |
インテリアデザイン実習 第2回 演習課題2 ププレゼンボード作成2 |
決められた条件に合わせて,室内空間を構成したたインテリアデザインボードを作成できる
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11週 |
インテリアデザイン実習 第3回 演習課題2 プレゼンボード作成3 |
決められた条件に合わせて,室内空間を構成したインテリアデザインボードを作成できる
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12週 |
住宅のインテリアデザインプレゼンテーション1 演習課題4 インテリア模型作成1 |
設計演習Iの課題である住宅のインテリアデザインを行い,成果物とし模型などを作成できる
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13週 |
住宅のインテリアデザインプレゼンテーション2 演習課題4 インテリア模型作成2 |
設計演習Iの課題である住宅のインテリアデザインを行い、成果物とし模型などを作成できる
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14週 |
住宅のインテリアデザインプレゼンテーション2 演習課題4 インテリア模型作成3 |
設計演習Iの課題である住宅のインテリアデザインを行い、成果物とし模型などを作成できる
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15週 |
住宅のインテリアデザインプレゼンテーション2 演習課題4 発表会 |
作成した課題を使い,住宅のインテリアデザインについてプレゼンテーションができる
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16週 |
期末試験(実施しない) |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 環境・設備 | 風土と建築について説明できる。 | 2 | |
建設地と太陽位置について説明できる。 | 3 | |
日照および日射の調節方法について説明できる。 | 3 | |
人工照明について説明できる。 | 3 | |
表色系について説明できる。 | 3 | |
色彩計画の概念を知っている。 | 3 | |
計画・歴史 | モデュールについて説明できる。 | 3 | |
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 4 | |
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 2 | |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 1 | |
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 1 | |
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 1 | |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 1 | |
古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。 | 3 | |
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。 | 3 | |
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。 | 3 | |
原始(例えば、竪穴住居、高床建築、集落など)の特徴について説明できる。 | 3 | |
古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。 | 3 | |
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。 | 3 | |
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。 | 3 | |
都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。 | 3 | |
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。 | 4 | |
設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 3 | |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 3 | |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 3 | |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 3 | |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 3 | |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 3 | |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 3 | |
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。 | 3 | |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 3 | |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 4 | |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 4 | |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 4 | |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 4 | |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 4 | |
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。 | 4 | |
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 3 | |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 3 | |