インテリアデザイン

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 インテリアデザイン
科目番号 0018 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学分野 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 【教科書】超図解で全部わかるインテリアデザイン入門 エクスナレッジ 【参考書】インテリアの基本かがわかる本 エクスナレッジ ,図解テキスト インテリアデザイン 井上書院 新建築,日経アーキテクチャー 建築知識 ゼロからはじめる建築のインテリア入門 彰国社,インテリアコーディネーター試験キーワードブック,オーム社
担当教員 西澤 岳夫,大槻 香子

到達目標

1 インテリアデザインの概念,基礎的な用語,スタイル様式,カラーコーディネートなどについて説明かができる。
2 有名建築デザインナーのインテリアデザインを説明できる。
3 空間の目的に合わせた住宅のインテリアデザインかができる。
4 住宅のインテリアデザイン・コーディネートのプレゼンテーションができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1インテリアデザインの概念,基礎的な用語,スタイル様式,カラーコーディネートなどについて理解し,説明が十分にできるインテリアデザインの概念,基礎的な用語,スタイル様式,カラーコーディネートなどについて理解し,簡単な説明ができるインテリアデザインの概念,基礎的な用語,スタイル様式,カラーコーディネートなどについて説明ができない
評価項目2有名建築デザイナーのインテリアデザインを理解し,詳細に説明できる有名建築デザイナーのインテリアデザインを理解し,簡単な説明できる有名建築デザイナーのインテリアデザインを説明できない
評価項目3住宅を空間の目的に合致しなおかつ個性的なインテリアデザインを検討及び提案できる住宅を空間の目的に合致しなおかつ個性的なインテリアデザインを検討することができる住宅のインテリアデザインができない
評価項目4住宅のインテリアデザイン・コーディネートの優れたプレゼンテーションができ,その特徴について説得力のある説明ができる住宅のインテリアデザイン・コーディネートのプレゼンテーションができ,その特徴を説明ができる住宅のインテリアデザイン・コーディネートのプレゼンテーションができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる

教育方法等

概要:
人々が建築物を利用するとき,機能性と合理性を備え快適で心地よい環境が求められる。
それらを創造するためにインテリアデザインの知識が重要になる。この知識は建築計画、設計演習、環境工学などの科目と関連しその基礎知識として重要である。
この授業では,住宅のインテリアに関する基礎的な概念とデザインスタイル・カラーコーディネートの基本を学び,インテリアの構成要素と人間工学の知見に基づいた配置計画を講義と演習を通して習得する。また、住宅のインテリアデザインのプレゼンテーションを実施し,コミュニケーションを通してインテリアの内容を説明できる能力を身につける。
授業の進め方・方法:
この授業は,基礎知識を確認するための演習課題を2テーマ,さらに設計演習Iの設計課題と共通の住宅をテーマにした課題に取り組む。
設計演習で習得した内容とインテリアデザインで習得した内容を相互に活かせるよう意識する。
また,設計演習Iの設計課題の遅延はインテリアデザインの課題達成にも影響するので,スケジュール管理を徹底すること。なお,第12週以降の模型づくりで必要になるカッターやカッターマット,定規,のりなどの道具類は各自で用意し持参すること。

合否判定:中間試験50%,プレゼンテーション課題30%,演習課題20%で評価を行い60点以上を合格とする。
成績評価:中間試験50%,プレゼンテーション課題30%,演習課題20%で評価する。
合格点に達しない場合は再試験を実施し,再試験の評価が60点以上で合格とする。

関連科目は建築設計演習,建築計画,建築史,建築環境工学。
インテリアデザインは,建築の幅広い分野に関連する科目です。
常日頃から建築・住宅関連の雑誌等に目を通し,知識を広げることを勧めます。

学習・到達度目標割合(C:30%,D:40%,F:30%)
注意点:
設計演習で習得した内容とインテリアデザインで習得した内容を相互に活かせるよう意識する。 また,設計演習Iの設計課題の遅延はインテリアデザインの課題達成にも影響するので,スケジュール管理を徹底するこ と。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、インテリアデザインの概念と業務 インテリアデザインの目的と役割,仕事内容について説明できる
2週 インテリアエレメントとのイメージスタイルの理解 インテリアエレメントの構成を理解し,家具の構成と寸法について理解できる
イメージスタイルの様々な様式をイメージスケール,事例を通して説明できる
3週 色彩計画
演習課題1(イメージスタイル分析)
明度・彩度・色相の基礎知識と色の組み合わせの基礎を理解できる
画像からインテリアスタイルを分析できる
4週 照明計画 照明器具の用途と種類、機能について説明できる
5週 インテリアの構造、開口部
ウィンドウトリートメント
壁・床・天井などの構造,開口部の機能と役割を説明できる
ウィンドウトリートメントの種類と機能について説明できる
6週 インテリアの仕上げとマテリアル インテリア材料についてインテリアコーディネーションとの 関係を説明できる
7週 空間レイアウト
演習課題2・インテリアレイアウト図面の作成(9週以降のプレゼンボード作成の一部課題)
動線計画に基づいた家具配置のレイアウトを作成できる
8週 中間試験
実施する
4thQ
9週 インテリアデザイン実習 第1回
演習課題2 プレゼンボード作成1
室内空間を構成する収納計画・照明計画とウィンドウトリートメントについて検討できる
10週 インテリアデザイン実習 第2回
演習課題2 ププレゼンボード作成2
決められた条件に合わせて,室内空間を構成したたインテリアデザインボードを作成できる
11週 インテリアデザイン実習 第3回
演習課題2 プレゼンボード作成3
決められた条件に合わせて,室内空間を構成したインテリアデザインボードを作成できる
12週 住宅のインテリアデザインプレゼンテーション1
演習課題3 インテリア模型作成1
設計演習Iの課題である住宅のインテリアデザインを行い,成果物とし模型などを作成できる
13週 住宅のインテリアデザインプレゼンテーション2
演習課題3 インテリア模型作成2
設計演習Iの課題である住宅のインテリアデザインを行い、成果物とし模型などを作成できる
14週 住宅のインテリアデザインプレゼンテーション2
演習課題3 インテリア模型作成3
設計演習Iの課題である住宅のインテリアデザインを行い、成果物とし模型などを作成できる
15週 住宅のインテリアデザインプレゼンテーション2
演習課題3 発表会
作成した課題を使い,住宅のインテリアデザインについてプレゼンテーションができる
16週 期末試験(実施しない)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野環境・設備風土と建築について説明できる。2後1,後5
日照および日射の調節方法について説明できる。3後4
視覚と光の関係について説明できる。3後3
明視、グレアの現象について説明できる。3後3
採光および採光計画について説明できる。3後4
人工照明について説明できる。3後4
表色系について説明できる。3後3
色彩計画の概念を知っている。3後3
照明・コンセント設備について説明できる。3後4
計画・歴史モデュールについて説明できる。3
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。4後5,後7
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。2後5
建築計画・設計の手法一般について説明できる。1後1,後3
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。3後2
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。3後2
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。3後2
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。3後2
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。3後2
設計・製図ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。2後3,後11
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。3後12,後13,後14
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。4後3,後7,後9
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。4後7,後10
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。4後12,後13,後14
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。4後12,後13,後14
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。4後11,後15
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。4後12,後13,後14
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。3後9
建築における形態(ものの形)について説明できる。3後6

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50005450100
基礎的能力0000000
専門的能力50005450100
分野横断的能力0000000