建築CG

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 建築CG
科目番号 0019 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学分野 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 テキストは使用しない。 参考書;徹底解説SketchUp (エクスナレッジムック) 参考書;やさしく学ぶSketchUp (エクスナレッジムック) 参考書:GIMP徹底活用ガイド2009(MdN)参考書:最高の建築パースを描く方法 最新版 (エクスナレッジムック)自学自習用の問題集は必要としない。 
担当教員 千葉 忠弘,大槻 香子

到達目標

モデリングソフトの様々なツールを使い、建築のモデリングを行うことができる。
フォトレタッチソフトの様々なツールを用いて、画像編集ができる。
設計意図に相応しい建築CGパースを作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1様々なツールを使い、手際よく建築のモデリングを行うことができる。様々なツールを使い、建築のモデリングを行うことができる。建築のモデリングを行うことができない。
評価項目2様々なツールを用いて、手際よく画像編集ができる。様々なツールを用いて、画像編集ができる。 画像編集ができない。
評価項目3設計意図を理解し、手際よく建築CGパースを作成できる。設計意図を理解し、建築CGパースを作成できる。建築CGパースを作成できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
設計した建築を施主にわかりやすく伝えることは、大変重要である。
伝達の手法には、手書きの建築パース、模型、コンピュータを利用した建築パース、アニメーションなどがある。
この講義では、まず伝わる建築パースとは何かを学ぶ。
次いで、基本的な建築CG(パース)の制作手順を、実際にパソコンを利用し演習形式で学ぶ。
授業の進め方・方法:
準備する用具はない。 基本的には、情報処理センターのパソコンを利用する。
フリーウエアのアプリケーションを利用するので、 所有するパソコンにアプリケーションをインストールし、自宅で操作に慣れることが望ましい。
アプリケーションは、Sketchup、GIMPを利用する。
各授業項目毎に、個人の課題を課す。

すべての課題が提出されていることが合格条件である。
提出物ごとに目標に達しているか評価する。
提出期限に遅れた場合は、評価点から20%を減ずる。
提出物の平均が60点以上で合格とする。
合格点に満たない場合は、追加課題を与える。
前関連科目:情報処理1  後関連科目:建築CAD
注意点:
課題は、時間をかけることで、よりよい成果物を制作することができるので、積極的にパソコン操作の時間を増やしてほ しい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建築パースの基本をまなぶ
SketchUpを体感する
伝わりやすい建築CGの基本を理解できる。
2週 SketchUpの基本操作を学ぶ Sketchupの基本操作を理解できる
3週 正確に住宅外観をモデリングする方法を学ぶ 寸法とおりに正確に住宅外観をモデリングすることができる
4週 室内のモデリングを行い、SketchUpの各種ツールの利用方法を理解する SketchUpの各種ツールを利用できる
5週 階段・屋根のモデリング方法を学ぶ SketchUpのツールを駆使して、階段、屋根のモデリングができる
6週 建築図面をもとに、住宅のモデリングを行う 建築図面から寸法とおりに、住宅の外観、室内のモデリングができる
7週 建築図面をもとに、住宅のモデリングを行う 建築図面から寸法とおりに、住宅の外観、室内のモデリングができる
8週 後期中間試験:実施しない
4thQ
9週 建築図面をもとに、住宅のモデリングを行う 建築図面から寸法とおりに、住宅の外観、室内のモデリングができる
10週 Gimpの基本操作を学ぶ Gimpの基本操作を理解できる
11週 Gimpの応用テクニックを学ぶ Gimpの応用テクニックを理解できる
12週 各自が設計した住宅をSketchUpでモデリング 建築設計演習で設計した住宅をモデリングすることができる
13週 各自が設計した住宅をSketchUpでモデリング 建築設計演習で設計した住宅をモデリングすることができる
14週 住宅紹介ポスターづくり モデリングの画像をGimpで加工し、最終的にポスターにまとめることができる
15週 住宅紹介ポスターづくり モデリングの画像をGimpで加工し、最終的にポスターにまとめることができる
16週 後期期末試験:実施しない

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。1
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。1
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。1
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図図面の種類別の各種図の配置を理解している。1
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。1
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。3後1
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。3
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。4後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後12,後13
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。3
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力0000000
専門的能力000±101000100
分野横断的能力0000000