科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語
科目番号 0027 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 テキスト:自主教材  自学自習用教参考書:1.英検準2級全問題集(旺文社) 2.出る順パス単英検準2級(旺文社)   3.ジーニアス総合英語(大修館書店)
担当教員 片岡 務

到達目標

論理的な文章を英語で記述したり英語でコミュニケーションを行えるようになるためのひとつの方策として、1年次ぐに扱わなかった文法事項(仮定法、分詞構文、関係副詞など)を理解し、それを運用できる能力を身に着け、さらに英語検定準2級の試験問題に対応できる英語力(語彙、読解、作文、リスニングに関する能力)を身につけ、それを随時発揮できる。                          

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1与えられた文法項目を使って適切な英文を作ることができる語彙が与えられれば、与えられた文法項目を使って英文を作ることができるある文法項目を使って作られた英文の意味を理解できない。
評価項目2英語検定準2級レベルの問題をほぼすべて正解できる英語検定準2級レベルの問題を6割以上正解できる英語検定準2級レベルの問題を4割以下しか正解できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年次に扱わなかった文法事項を補完することで基本的な英文法の理解を身に着け、さらに英語検定準2級の試験問題に対応できる英語力(語彙、読解、作文、リスニングに関する能力)を身につけることで、論理的な文章を英語で記述したり英語でコミュニケーションを行えるようになるための基本的な英語力の充実を目指す。        ・前関連科目:1年英語 ・後関連科目:3年英語                           
授業の進め方・方法:
毎授業、英語検定準2級レベルの語彙に関する問題、読解に関する問題、作文に関する問題、などを配した自主教材の設問を各自で解いてきて、解答解説を受けることで、語彙力、読解力、作文力の向上を図る。また適宜リスニングの問題を授業中に課すことでリスニング力の向上も図る。また、ある文法項目に関する説明を受けた後練習問題を解き、解答解説を受けることで文法力の向上を図る。                                                  評価については、定期試験の得点がそのまま本授業の合否判定用の評価となる。ただし、「英語」の評価で60点以上の学生に対しては、授業への参加姿勢の観点で、本授業の評価点に±5点を加減算して本授業の最終評価とする。なお、「英語」の成績評価方法と再試験については以下の通りである。                
○2年生の「英語」の評価方法について
・林、片岡のそれぞれの合否判定用成績の平均点を60%、単語テストの成績の平均点を20%、英検テストの成績の平均点を20%としてその合計点を出し、その合計点を「英語」の合否判定用成績とする。(合否判定用成績pは以下の数式によって算出される。p = (h+k)×1/2×0.6+Wt×0.2+Et×0.2(h,k はそれぞれ林、片岡の合否判定用成績、Wtは単語テストの成績〔100点満点に換算〕の平均点、Et は英検テストの平均点。)
○「英語」の再試験について
1.「英語」の評価で合格点に達しなかったものを対象に、林、片岡のそれぞれが再試験を実施する。ただし、受験するのは定期試験の平均点が60点未満だった教員の再試験だけである。
2.再試験で合格となるためには、以下のいずれかに該当しなければならない。
① 林、片岡の再試験の平均点(再試験に該当しない教員の場合はその教員の定期試験の平均点)が 60点以上になった場合。 
 ただし、定期試験の得点だけで(再試験をひとつも受けることなく)この式が平均点が60点以上になっている場合には再試験ではなく、林の課す課題の実施状況によって合否を判断する。
②定期試験の得点のところに再試験の得点(再試験に該当しない教員の場合はその教員の定期試験の得点)を置き換えて上記の合否判定用成績算出の計算式で算出した成績が60点以上になった場合。
注意点:
英語の読解力、作文能力、リスニング能力という3技能を測る方策として、また英語学習を進めていく上でのモチベーションとなるように、英語検定準2級を受験して合格を目指すことを推奨する。授業に積極的に参加することは言うまでもなく、自主学習教材も活用して日々英語学習に励んでもらいたい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 
自主英検教材1 Listeningの練習問題 (1)           
2週 自主英検教材2 短文の空所補充問題(1)
自主文法教材1 It takes / costs, so ... that , so that , too ... to~ , enough to ~ 
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
It takes / costs, so .. that , so that , too ... to ~, enough to ~ の基本を理解できる
3週 自主英検教材3 短文の空所補充問題(2)
文法練習問題1 It takes / costs , so ... that , so that , too ... to ~ , enough to ~
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
It takes / costs, so ... that , so that , too ... to ~ , enought to ~ を用いた文を作ることができる
4週 自主英検教材4 会話文の空所補充問題(1)
自主文法教材2 SVOC、SVO to不定詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
SVOC、SVO to不定詞 の基本を理解できる
5週 自主英検教材5 長文の空所補充問題(1)
文法練習問題2 SVOC、SVO to不定詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
SVOC、SVO to不定詞の形を用いた文を作ることができる
6週 自主英検教材6 Writing の問題の解説
自主文法教材3 知覚動詞、使役動詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
知覚動詞、使役動詞を理解できる
7週 自主英検教材7 Writing の練習問題(1)
文法練習問題3 知覚動詞、使役動詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
知覚動詞、使役動詞を用いた文を作ることができる
8週 前期中間試験を実施する
2ndQ
9週 自主英検教材8 短文の空所補充問題(3)
自主文法教材4 普通の分詞構文、否定・受動態の分詞構文
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
普通の分詞構文、否定・受動態の分詞構文の基本を理解できる
10週 自主英検教材9 短文の空所補充問題(4)
英検練習問題4 分詞構文の基本、否定・受動態の分詞構文
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
普通の分詞構文、否定・受動態の分詞構文を用いた文を作ることができる
11週 自主英検教材10 会話文の空所補充問題(2)
自主文法教材5 完了分詞構文、独立分詞構文、慣用表現
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
完了分詞構文、独立分詞構文、慣用表現の基本を理解できる
12週 自主英検教材11 長文の空所補充問題(2)
文法練習問題5 完了分詞構文、独立分詞構文、慣用表現
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
完了分詞構文、独立分詞構文、慣用表現を用いて文を作ることができる
13週 自主英検教材12 Listening の練習(2)
自主文法教材6 付帯状況の with 、形容詞用法の分詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
付帯状況の with、形容詞用法の分詞の基本を理解できる
14週 自主文法教材13 Writing の練習問題(2)
文法練習問題6 付帯状況の with、形容詞用法の分詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
付帯状況の with、形容詞用法の分詞を用いて文を作ることができる
15週 自主英検教材14 Writing の練習問題(3)
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
16週 前期期末試験を実施する
後期
3rdQ
1週 自主英検教材15 Listening の練習(3)
自主文法教材7 関係副詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
関係副詞の基本を理解できる
2週 自主英検教材16 Writing の練習問題(4)
文法練習問題7 関係副詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
関係副詞を用いた文を作ることができる
3週 自主英検教材17 短文の空所補充問題(5)
自主文法教材8 継続用法の関係詞、what、複合関係詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
継続用法の関係詞、what、複合関係詞の基本を理解できる
4週 自主英検教材18 短文の空所補充問題(6)
文法練習問題8 継続用法の関係詞、what、複合関係詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
継続用法の関係詞、what、複合関係詞を用いて文を作ることができる
5週 自主英検教材19 会話文の空所補充問題(3)
自主文法教材9 助動詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
いろいろな助動詞の基本を理解できる
6週 自主英検教材20 長文の空所補充問題(3)
文法練習問題9 助動詞
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
いろいろな助動詞を用いて文を作ることができる
7週 自主英検教材21 Listening の練習(4) 各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
8週 後期中間試験を実施する
4thQ
9週 自主英検教材22 短文の空所補充問題(7)
自主文法教材10 仮定法過去、仮定法過去完了
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
仮定法過去、仮定法過去完了の基本を理解できる
10週 自主英検教材23 短文の空所補充問題(8)
文法練習問題10 仮定法過去、仮定法過去完了
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
仮定法過去、仮定法過去完了を用いて文を作ることができる
11週 自主英検教材24 会話文の空所補充問題(4)
自主文法教材11 「…がなければ」の表現
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
「…がなければ」の表現の基本を理解できる
12週 自主英検教材25 長文の空所補充問題(4)
文法練習問題11 「…がなければ」の表現
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
「…がなければ」の表現を用いて文を作ることができる
13週 自主英検教材26 Listening の練習(5)
自主文法教材12 wish+仮定法、as if+仮定法
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
wish+仮定法、as if +仮定法の基本を理解できる
14週 自主英検教材27 Writing の練習問題(5)
文法練習問題12 wish+家庭法、 as if+仮定法
各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
wish+家庭法、as if +仮定法の表現を用いて文を作ることができる
15週 自主英検教材28 Writing の練習問題(6) 各設問の意図を理解し、適切に正解を導くことができる
16週 後期期末試験を実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3後1,後7,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,後1,後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前6,前7,前13,前14,前15,後2,後14,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000