建築生産

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築生産
科目番号 0043 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:建築生産 オーム社 ,参考図書:JASS 5 (日本建築学会),改訂建築施工・建築行政(コロナ社),建築施工テキスト(井上書院)
担当教員 鈴木 邦康

到達目標

建築物の施工における各部工事の流れと基本事項を理解できる。
施工計画,施工管理および積算に関する基本事項を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築物の施工における各部工事の流れと基本事項を理解し,的確に説明することができる。建築物の施工における各部工事の流れと基本事項を理解できる。建築物の施工における基本事項を理解できない。
評価項目2施工計画,施工管理および積算に関する基本事項を理解し,的確に説明することができる。施工計画,施工管理および積算に関する基本事項を理解でき,説明することができる。施工計画,施工管理および積算に関する基本事項を理解できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築設計されたものを技術的に具体化,産出する手段,方法を学び専門分野の基礎知識と関連する分野の知識を学習する。
教科書による講義の他に,ビデオによる工事の流れ等を通観し,視覚的な理解を深め技術的能力を身につける。
また,1級,2 級建築士試験の演習を実施し資格試験の傾向,対策をはかる。
授業の進め方・方法:
建築技術に対する知識と資格取得に対する取り組みが必要。
授業内容に応じた課題を出し,課題に対する学習成果を小テストで確認する。
成績評価は2回の定期試験の結果の平均が60 点を超えていること。
不合格者には再試験を行い,60点以上を合格とする。
注意点:
2級建築士用問題集を各自が準備し,自学自習することが有効である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,建築生産の流れと管理,工事契約 建築生産の大まかな流れにおよび工事契約ついて説明できる。
2週 施工計画と施工管理 施工計画と施工管理の要点について説明できる。
3週 仮設工事 仮設工事について説明できる。
4週 ネットワーク工程表および基礎計画 ネットワーク工程表の計算ができる。
基礎計画について説明できる。
5週 杭工事 既製杭について説明できる。
6週 杭工事 場所打ち杭について説明できる。
7週 山留工事 山留工事の種類について説明できる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 鉄筋工事 鉄筋工事について説明できる。
10週 型枠工事 型枠工事について説明できる。
11週 コンクリート工事 コンクリート工事について説明できる。
12週 鉄骨工事 鉄骨工事について説明できる。
13週 仕上工事 CB・木・防水・タイルの各工事の要点について説明できる。
14週 仕上工事 左官・建具・ガラス・塗装・内装の各工事の要点について説明できる。
15週 見積と積算 見積と積算について説明できる。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野施工・法規請負契約(見積り、積算を含む)について説明できる。4後1,後13
瑕疵・保証について説明ができる。4後1
現場組織の編成について説明できる。4後2
設計図書と施工図の関係について説明できる。4後2
各種書類の行政への届出先と期限について説明できる。4後2
ネットワーク工程表の計算ができる。4後4
バーチャート工程表について説明できる。4後4
5大管理項目(品質、原価、工程、安全、環境)の特徴について説明できる。4後2
鉄筋の加工について説明できる。4後9
継手(重ね、圧接、機械式、etc.)の仕組みについて説明できる。4後9
定着の仕様とメカニズムについて説明できる。4後9
鉄筋の組立ての基準・仕様について説明できる。4後9
かぶりの必要性、かぶり厚さの基準・仕様・法令について説明できる。4後9
型枠の材料、種類をあげることができる。4後10
型枠の組立て手順について説明できる。4後10
せき板の存置期間について説明できる。4後10
支保工の存置期間について説明できる。4後10
使用材料の試験・管理値について説明できる。4後11
生コンの発注について説明できる。4後11
運搬・締固め(打込み)の方法・手順について説明できる。4後11
養生の必要性について説明できる。4後11
現場組立て(建方)方法、工法について説明できる。4後12
工事の流れ(仮設・準備・基礎・地業・躯体・仕上げ・設備(電気・空調・給排水・衛生)・解体)について説明できる。4後1
建築物の保守・維持管理の概要・現状について説明できる。4後1

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000