複合融合演習

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 複合融合演習
科目番号 0050 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 建築学分野 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 各テーマによる
担当教員 桒原 浩平,専門分野 全教員

到達目標

主体性や自己管理能力が身についている。
他者を尊重しながらチームで作業できる。
情報を収集・整理して課題を発見し、提案することができる。
組み込み型コンピューターを利用して各種センサーを動作させることができ、サーバにデータを追加することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
主体性や自己管理に関する到達目標スケジュール管理、報告、連絡、相談、目標の立案について、他者と一緒にできる。スケジュールの管理、報告、連絡、相談、目標の立案について、自己で完結してできる。スケジュールの管理、報告、連絡、相談、目標の立案ができない。
チーム作業に関する到達目標自分と意見の異なる人の意見を受け入れ、自分の意見も述べながら、チーム全体を合意形成に導くことが他者と一緒にできる。自分と意見の異なる人の意見を受け入れ、自分の意見も述べながら、チームの中で役割分担をもって活動できる。自分と意見の異なる人の意見を受け入れ、自分の意見も述べながら、チームの中で役割分担をもって活動できない。
情報整理、課題発見に関する到達目標自主的に情報収集することができ、整理しまとめ、自分の意見やアイデアを加えて他人に説明することができる。自主的に情報収集することができ、整理しまとめ、自分の意見やアイデアを出すことが自己で完結してできる。自主的に情報収集することができ、整理しまとめ、自分の意見やアイデアを出すことができない。
IoTの活用に関する到達目標センサーで取得したデータをサーバに追加することができる。組み込み型コンピューターで各種センサーを動作させることができる。組み込み型コンピューターを利用して各種プログラムを動作させることができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 E 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 G 説明 閉じる

教育方法等

概要:
体験的・主体的に学ぶことを通して、課題発見力、総合的な問題解決力、そしてコミュニケーション/プレゼンテーション力などを身に付けることを目的とする。
異分野の学生がいるチームにどのような貢献ができるか、自立的に役割を果たし、チームワークを発揮して創造性豊かな提案ができるような学習活動を行う。
またIoTデバイスの基礎を学び、組み込み型コンピューターを使ったプログラミングやデータ収集、蓄積手法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
配属されたテーマにより活動を進める。テーマで取り組む課題を発見し、解決に向けた提案、計画、役割分担、実践を行う。
取り組み課題を通じて、主体性やチーム作業、課題解決に関する力を身に着ける。目標を達成するためには、授業に積極的にかかわることが重要である。
配布されるルーブリックを参考に、毎回自己目標を立てること。毎週授業の終わりには、自己目標が達成できたか振り返りを行い、振り返りシートに記入し次回の目標を立てること。
注意点:
(1)個人の取り組み70%(主体性30%+チーム作業30%+課題発見30%+テーマ設定10%)
(2)チームの取り組みと成果20%(チーム作業50%+課題発見・解決50%)
(3)IoT活用10%(達成度による評価)
(1)はルーブリックを用いた学生の自己評価、相互評価と教員の評価をもとに、テーマの担当教員が評価する。
(2)は前期末の中間報告会、後期末の最終報告会での複数の教員による評価とする。
(3)は達成度評価シートでの自己評価をもとに、テーマの担当教員がルーブリックを用いて評価する。
60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 全体ガイダンス
全体ガイダンスでスケジュールや活動の諸注意、評価方法等を確認する。
個別ガイダンス
担当教員からの諸注意を受け、メンバー顔合わせ、チームビルディングを行う。
前期の目標を立てることができる
2週 G1/G2IoT初級プログラム
G3/G4演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
3週 G1IoT中級プログラム(1回目)
G2/G3/G4演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
4週 G1IoT中級プログラム(2回目)
G1/G3/G4演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
5週 G2IoT中級プログラム(1回目)
G2/G3/G4演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
6週 G2IoT中級プログラム(2回目)
G1/G3/G4演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
7週 G3/G4IoT初級プログラム
G1/G2演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
8週 G3IoT中級プログラム(1回目)
G1/G2/G4演習テーマ毎の活動
前期中間試験は実施しない
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
2ndQ
9週 G3IoT中級プログラム(2回目)
G1/G2/G3演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
10週 G4IoT中級プログラム(1回目)
G1/G2/G4演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
11週 G4IoT中級プログラム(2回目)
G1/G2/G3演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
12週 演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
13週 演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
14週 演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着けることができる
15週 演習テーマ毎の活動(中間発表会)
中間発表会を振り返りを行うと共に、チーム活動の評価を行う。
前期の活動を振り返り、自己評価・相互評価することができる
16週 前期末試験は実施しない
後期
3rdQ
1週 演習テーマ毎の活動
前期の自己記録・相互記録をもとに担当教員より個別にフィードバックを受ける。
前期の評価をもとに、後期の目標を立てることができる
2週 演習テーマ毎の活動 主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
3週 演習テーマ毎の活動 主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
4週 演習テーマ毎の活動 主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
5週 演習テーマ毎の活動 主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
6週 演習テーマ毎の活動 主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
7週 演習テーマ毎の活動 主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
8週 演習テーマ毎の活動
後期中間試験は実施しない
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
4thQ
9週 演習テーマ毎の活動 主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
10週 演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
11週 演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
12週 演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
13週 演習テーマ毎の活動
主体性、チーム作業、課題発見・解決などの能力を身に着ける
14週 演習テーマ毎の活動(最終発表会)
最終発表会の振り返りを行うとともに、チーム活動の評価を行う。
後期の活動を振り返り、自己評価・相互評価することができる
15週 演習テーマ毎の活動
自己記録・相互記録をもとに担当教員より個別にフィードバックを受ける。
一年間の活動を振り返ることができる
16週 後期末試験は実施しない

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理力学速度と加速度の概念を説明できる。3
平均の速度、平均の加速度を計算することができる。3
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。3
平面内を移動する質点の運動を位置ベクトルの変化として扱うことができる。3
物体の変位、速度、加速度を微分・積分を用いて相互に計算することができる。3
自由落下、及び鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。3
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。3
慣性の法則について説明できる。3
運動方程式を用いた計算ができる。3
簡単な運動について微分方程式の形で運動方程式を立て、初期値問題として解くことができる。3
仕事と仕事率に関する計算ができる。3
物体の運動エネルギーに関する計算ができる。3
力のモーメントを求めることができる。3
角運動量を求めることができる。3
角運動量保存則について具体的な例を挙げて説明できる。3
剛体における力のつり合いに関する計算ができる。3
重心に関する計算ができる。3
一様な棒などの簡単な形状に対する慣性モーメントを求めることができる。3
剛体の回転運動について、回転の運動方程式を立てて解くことができる。3
原子や分子の熱運動と絶対温度との関連について説明できる。3
時間の推移とともに、熱の移動によって熱平衡状態に達することを説明できる。3
熱量の保存則を表す式を立て、熱容量や比熱を求めることができる。3
物体の熱容量と比熱を用いた計算ができる。3
動摩擦力がする仕事は、一般に熱となることを説明できる。3
ボイル・シャルルの法則や理想気体の状態方程式を用いて、気体の圧力、温度、体積に関する計算ができる。3
気体の内部エネルギーについて説明できる。3
熱力学第一法則と定積変化・定圧変化・等温変化・断熱変化について説明できる。3
エネルギーには多くの形態があり互いに変換できることを具体例を挙げて説明できる。3
不可逆変化について理解し、具体例を挙げることができる。3
熱機関の熱効率に関する計算ができる。3
電気導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。3
クーロンの法則が説明できる。3
クーロンの法則から、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。3
電場・電位について説明できる。3
オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。3
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。3
ジュール熱や電力を求めることができる。3

評価割合

個人評価(主体性)個人評価(チーム作業)個人評価(課題発見)個人評価(テーマ設定)チーム評価(チーム作業)チーム評価(課題発見・解決)IoT評価合計
総合評価割合2121217101010100
基礎的能力00000000
専門的能力00000000
分野横断的能力2121217101010100