科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 英語
科目番号 0056 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:1. Power On English Communication Ⅱ(東京書籍)(2年次からの継続) 2.参考書:1,ジーニアス英和辞典第5版 2,SEED総合英語〔四訂新版〕(文英堂) 3,総合英語 able 〔New Edition〕(第一学習社) 4,英検準2級出る順パス単(旺文社)
担当教員 林 幸利

到達目標

簡単な文章を英語で記述したり英語でコミュニケーションを円滑に行うための基礎的能力を養うために、
1. 英語コミュニケーションⅡの検定教科書に用いられている英文を語や句のアクセントと発音に注意して聞き手に分かりやすく音読ができる。
2. 授業で扱う英文の内容を理解でき、自分の言葉で表現し、伝えることができる。100~120Words程度の英文を書くことができる。
3. 既習の単語・文法を活用して基本的なコミュニケーション・プレゼンテーション活動を行うことができる英語力を獲得して、その力を随時発揮できる。 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英文を流暢に音読でき、英文の内容を説明できるくらいに理解できる。英文をある程度正確に音読でき、英文の内容を理解できる。英単語の発音が正確にできず、英文の概要さえ理解できない。
評価項目2英検準2級レベルの英文法を十分に理解し、正確に運用ができる。英検準2級レベルの英文法を理解でき、ある程度正確に運用できる。英検準2級レベルの英文法が十分理解できず、正確な運用もできない。
評価項目3積極的にコミュニケーションやプレゼンテーションを行おうとする態度がとれる。促されればコミュニケーションやプレゼンテーションを行おうとする態度がとれる。コミュニケーションやプレゼンテーションを行おうとする態度がとれない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 F 説明 閉じる

教育方法等

概要:
教科書と補助教材を活用して、2年時に習得した学習内容を発展させ、英文の読解力の向上、英語による表現力の養成、さらに聞き取り能力や発話能力の向上を図り、簡単な論理的文章を英語で記述したり英語で円滑にコミュニケーションやプレゼンテーションを行えるようになるための標準的な英語力の養成を目指す。
授業の進め方・方法:
・本授業では、四技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)の習得を目指す。授業の予習(辞書を用いて単語や語句の意味の確認、英文の音読と大まかな内容理解)をして、授業に臨むこと
・定期試験を年4回実施する。                                   
・本授業の合否判定で用いる成績評価は、定期試験の平均点が80%、年2回行うプレゼンテーション活動が20%である。なお、3年生の「英語」全体の成績評価と再試験については以下の通り
○3年生の「英語」の評価方法について
・林と菅原の授業の成績をそれぞれ100点法で算出し、それらを足して2で割ったものを3年生の「英語」の総合成績とする。これが60点以上で合格である。
○3年生の「英語」の再試験について
1.3年生の「英語」の総合成績で60点未満だった者を対象に、林の再試験と菅原の再試験を実施する。ただし、受験するのは、成績が60点未満だった担当教員の再試験だけである。
2. 再試験で合格となるためには、以下のいずれかに該当しなければならない。
① 林、菅原の再試験の平均点(再試験に該当しない担当者の場合はその担当者の定期試験の平均点)が 60点以上になった場合。 
②定期試験の得点のところに再試験の得点(再試験に該当しない担当者の場合はその担当者の定期試験の得点)を置き換えて算出した成績が60点以上になった場合。
注意点:
英語の四技能習得には、授業時間外の学習が欠かせない。また、毎日、音読練習を習慣にすること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
Lesson 5. Part1
・助動詞+受け身
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・ブレイルノイエが何かを理解する。
2週 Lesson 5. Part1
・助動詞+受け身
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・ブレイルノイエが何かを理解する。
3週 Lesson 5. Part2
・S+V+C(分詞)
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・ブレイルノイエの開発者の話を理解する。
4週 Lesson 5. Part3
・S+V+O(if節)
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・ブレイルノイエの利点と反響を理解する。
5週 Lesson 5. Part4
・It seems (appears) + that節
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・ブレイルノイエの活用の可能性を理解する。
6週 Lesson 5. Part4
・It seems (appears) + that節
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・ブレイルノイエの活用の可能性を理解する。
7週 Lesson 6. Part1
・It is said that節
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・新紙幣発行についてのオンライン記事を理解する。
8週 前期中間試験を実施する ・テスト
2ndQ
9週 Lesson 6. Part1
・It is said that節
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・新紙幣発行についてのオンライン記事を理解する。
10週 Lesson 6. Part2
・形式目的語itとthat節
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・新紙幣の北里柴三郎の記事を理解する。
11週 Lesson 6. Part3
・形式目的語itとto不定詞
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・新紙幣の津田梅子と渋沢栄一の記事を理解する。
12週 Lesson 6. Part4
・助動詞+have+過去分詞
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・新紙幣とキャッシュレス化についての記事を理解する。
13週 Lesson 6. Part4
・助動詞+have+過去分詞
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・新紙幣とキャッシュレス化についての記事を理解する。
14週 ディスカッション活動 ・できるだけ英語を使って決められたテーマについて話し合う。
・グループとしての話し合いの結果を英語でまとめる。
15週 プレゼンテーション活動 ・自分の意見をわかりやすい英語で的確に全体に伝えられる。
・スライドを用いて視覚的に発表の効果を高めることができる。
16週 前期期末試験を実施する ・テスト
後期
3rdQ
1週 Lesson 7. Part1
・関係代名詞(所有格)
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・色についての論文を読み、警戒標識に使われる色の意味を理解する。
2週 Lesson 7. Part1
・関係代名詞(所有格)
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・色についての論文を読み、警戒標識に使われる色の意味を理解する。
3週 Lesson 7. Part2
・同格の接続詞that
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・色が人間に与える影響を理解する。
4週 Lesson 7. Part3
・前置詞+関係代名詞
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・商品に利用される色の効果を理解する。
5週 Lesson 7. Part3
・前置詞+関係代名詞
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・商品に利用される色の効果を理解する。
6週 Lesson 7. Part4
・関係副詞whereの非制限用法
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・自分の部屋に何色を使うか考える。
7週 Lesson 8. Part1
・強調構文(It is … that ~)
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・納豆の成分から作られた粉の記事を理解する。
8週 後期中間試験を実施する ・テスト
4thQ
9週 Lesson 8. Part1
・強調構文(It is … that ~)
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・納豆の成分から作られた粉の記事を理解する。
10週 Lesson 8. Part2
・強調の助動詞do
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・納豆由来の粉の開発の背景を理解する。
11週 Lesson 8. Part3
・直前の文を先行詞とする関係代名詞which
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・納豆由来の粉が注目を浴びた理由 を理解する。
12週 Lesson 8. Part4
・to + have + 過去分詞
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・納豆由来の粉が人々の生活を変えたことを理解する。
13週 Lesson 8. Part4
・to + have + 過去分詞
・本文を音読し、要点を理解できる。
・目標の文法項目を理解できる。
・納豆由来の粉が人々の生活を変えたことを理解する。
14週 ディスカッション活動 ・できるだけ英語を使って決められたテーマについて話し合う。
・グループとしての話し合いの結果を英語でまとめる。
15週 プレゼンテーション活動 ・グループごとに話し合った結果をわかりやすい英語で的確に全体に伝えられる。
・スライドを用いて視覚的に発表の効果を高めることができる。
16週 後期期末試験を実施する ・テスト

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前14,前15,後14,後15
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前14,前15,後14,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前14,前15,後14,後15
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前9
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前9
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前9
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前9
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3前9
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3前9
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3前9
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000