鋼構造設計演習

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 鋼構造設計演習
科目番号 0063 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自作テキスト
担当教員 大屋戸 理明

到達目標

1.建物の荷重を計算できる
2.剛比を算定できる
3.長期荷重時応力を計算できる
4.水平荷重を計算できる
5.水平荷重時応力を計算できる
6.柱軸力を計算できる
7.梁の断面算定ができる
8.柱の断面算定ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
建物の荷重を計算できる建物の荷重を適切に計算できる建物の荷重を計算できる建物の荷重を計算できない
剛比を算定できる剛比を適切に算定できる剛比を算定できる剛比を算定できない
長期荷重時応力を計算できる長期荷重時応力を適切に計算できる長期荷重時応力を計算できる長期荷重時応力を計算できない
水平荷重を計算できる水平荷重を適切に計算できる水平荷重を計算できる水平荷重を計算できない
水平荷重時応力を計算できる水平荷重時応力を適切に計算できる水平荷重時応力を計算できる水平荷重時応力を計算できない
柱軸力を計算できる柱軸力を適切に計算できる柱軸力を計算できる柱軸力を計算できない
梁の断面算定ができる梁の断面算定が適切にできる梁の断面算定ができる梁の断面算定ができない
柱の断面算定ができる柱の断面算定が適切にできる柱の断面算定ができる柱の断面算定ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D 説明 閉じる

教育方法等

概要:
鋼構造の事務所建築を例にとり,「構造力学」や「設計演習」,「鋼構造」で学んだ専門的知識を統合して,構造計算を通じて鉄骨建築のしくみを理解するとともに実社会で行われている構造設計手法について習得する。
授業の進め方・方法:
計算方法について解説を加えながら、計算を主として進める。
合否判定:構造計算書が提出され、評価が60点以上を合格とする。
最終評価:合否判定点+その他の評価点(±10点)
 その他の評価点:マイナス(居眠り、授業以外のことをする、私語・授業を妨げる発言)
 プラス(積極的な授業への取り組み))
 ただし,最終評価の最高点は100点,最低点は60点とする.再試験は実施しない。
計算書の評価の観点
1)計算項目が埋められていること。
2)数字が見やすいこと。
3)計算が間違っていないこと。
前関連科目:鋼構造  後関連科目:鋼構造設計演習
注意点:
演習用構造計算書(配布する)、電卓、鋼構造の教科書を持参すること。
鋼構造の教科書を参照して構造計算書を自学自習すること(授業中の作業だけでは終わらない)。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 建物重量 床荷重,柱荷重等の固定荷重や積載荷重をもとに建物の重量が計算できる
2週 剛比 部材断面から剛比が計算できる
3週 長期荷重応力(1) C、M、Qの計算ができる。
4週 長期荷重応力(2) 固定モーメント法で長期荷重時の応力計算ができる。
5週 長期荷重時応力図(1) 固定モーメント法の結果をもとに応力図をかくことができる
6週 長期荷重時応力図(2) 固定モーメント法の結果をもとに応力図をかくことができる
7週 水平荷重(1) 地震荷重・風荷重が計算できる
8週 水平荷重(2) 地震荷重・風荷重が計算できる
4thQ
9週 水平荷重時応力 D値法により水平荷重時の応力を計算できる
10週 水平荷重時応力図 応力計算結果をもとに応力図がかける
11週 柱軸力 柱の軸力が計算できる
12週 梁の断面算定(1) 仮定断面と応力計算結果をもとに断面検定ができる
13週 梁の断面算定(2) 仮定断面と応力計算結果をもとに断面検定ができる
14週 柱の断面算定(1) 仮定断面と応力計算結果をもとに断面検定ができる
15週 柱の断面算定(2) 仮定断面と応力計算結果をもとに断面検定ができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造各種構造の設計荷重・外力を計算できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000