溶接工学(旧カリ)

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 溶接工学(旧カリ)
科目番号 0073 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建築学分野 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 溶接接合設計施工ガイドブック、日本建築学会
担当教員 草苅 敏夫

到達目標

1.溶接の利点と欠点を説明できる
2.溶接法の種類と特徴を説明できる
3.工場製作と現場施工における溶接の活用について説明できる
4.工場製作と現場施工における溶接の活用について説明できる
5.溶接材料について説明できる
6.溶接欠陥について説明できる
7.溶接検査について説明できる
8.溶接施工管理について説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
溶接の利点と欠点溶接の利点と欠点について十分に理解し、明確に説明できる。溶接の利点と欠点について概ね理解し、説明できる。溶接の利点と欠点について十分に説明できない。
溶接法の種類と特徴溶接法の種類と特徴を十分に理解し、明確に説明できる。溶接法の種類と特徴を概ね理解し、明確に説明できる。溶接法の種類と特徴を説明できない。
工場製作と現場施工における溶接の活用工場製作と現場施工における溶接の活用について十分に理解し、明確に説明できる工場製作と現場施工における溶接の活用について概ね理解し、説明できる工場製作と現場施工における溶接の活用について説明できない。
溶接接合部設計と溶接材料溶接接合部設計と溶接材料について十分に理解し、明確に説明できる。溶接接合部設計と溶接材料について概ね理解し、説明できる。溶接接合部設計と溶接材料について説明できない。
溶接欠陥と検査溶接欠陥と検査について十分に理解し、明確に説明できる。溶接欠陥と検査について概ね理解し、説明できる。溶接欠陥と検査について説明できない。
溶接施工・品質管理溶接施工管理について十分に理解し、明確に説明できる。溶接施工管理について概ね理解し、説明できる溶接施工管理について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C 説明 閉じる

教育方法等

概要:
鋼構造建築物を制作する場合には、溶接は欠かせないものです。ここでは、溶接の基本事項から始まり、設計や施工、品質管理に至るまでを学習し、実務で役立つ知識や技術を修得します。
授業の進め方・方法:
座学が中心となりますが、ビデオなどの視聴覚教材や実習を通じて理解を深めていきます。
注意点:
合否判定:2回の定期試験(後期中間50%+学年末50%)の平均が60点以上を合格とする。
最終評価:合否判定点+その他の評価点(±10点)
       その他の評価点:マイナス(居眠り、授業以外のことをする、私語・暴言)
                   プラス(ノートをしっかり取っている、積極的な授業への取り組み))
      ただし,最終評価の最高点は100点,最低点は60点とする.
再試験:不合格の場合には再試験を実施し、60点以上を合格とする。最終評価は60点と
する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 溶接の利点と欠点 溶接の利点と欠点についてまとめることができる。
2週 溶接法の種類と特徴 溶接法の種類と特徴についてまとめることができる。
3週 工場製作と現場施工における溶接の活用 設計から工場製作、現場施工までの流れを理解できる。
4週 溶接実習 溶接に必要な安全対策や被覆アーク溶接について理解できる。
5週 溶接接合部設計 溶接部の強度設計に必要な基礎知識が理解できる。
6週 溶接接合部設計 溶接接合部設計ができる。
7週 溶接接合部設計 残留応力、脆性破壊、変形に関してまとめることができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 溶接材料 溶接器、鋼材、溶材についてまとめることができる。
10週 溶接欠陥 溶接部に発生する欠陥についてまとめることができる。
11週 溶接欠陥 欠陥の要因と防止対策についてまとめることができる。
12週 溶接検査 外観検査方法についてまとめることができる。
13週 溶接検査 内部検査についてまとめることができる。
14週 溶接施工 施工上の留意点についてまとめることができる。
15週 品質管理 品質確保のための対策についてまとめることができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野構造鋼材・溶接の許容応力度について説明できる。4後6
溶接接合の種類と設計法について説明できる。4後2,後5

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000