人文・社会科学演習

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 人文・社会科学演習
科目番号 0073 科目区分 一般 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ☆教科書:畑村洋太郎『失敗学実践講義』講談社,2010年. 秋山仁監修『技術者倫理――グローバル社会で活躍するための異文化理解』実教出版,2018年.     ☆参考書:マイケル・サンデル『5000人の白熱教室』早川書房,2012年. 西部直樹『はじめてのディベート 聴く・話す・考える力を身につける―しくみから試合の模擬練習まで』あさ出版,2009年.
担当教員 細見 佳子

到達目標

1.「失敗学」の議論を理解し、自分の考えを述べ、レポートにまとめることができる。
2.「グローバル社会における異文化コミュニケーション」の議論を理解し、自分の考えを述べ、レポートにまとめることができる。
3.マイケル・サンデル『白熱教室』のDVDを視聴し、自分の考えを述べ、レポートにまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「失敗学」の議論を十分に理解し、自分の考えを説得的に述べ、レポートにまとめることができる。「失敗学」の議論を理解し、自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。「失敗学」の議論を理解できず、自分の考えを述べることもレポートにまとめることもできない。
評価項目2「グローバル社会における異文化コミュニケーション」の議論を十分に理解し、自分の考えを説得的に述べ、レポートにまとめることができる。「グローバル社会における異文化コミュニケーション」の議論を理解し、自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。「グローバル社会における異文化コミュニケーション」の議論を理解できず、自分の考えを述べることもレポートにまとめることもできない。
評価項目3『白熱教室』の議論を十分に理解し、自分の考えを説得的に述べ、レポートにまとめることができる。『白熱教室』の議論を理解し、自分の考えを説得的に述べ、レポートにまとめることができる。『白熱教室』の議論を理解できず、自分の考えを述べることもレポートにまとめることもできない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「失敗学」と「グローバル社会における異文化コミュニケーション」に関する書籍を手掛かりにして、技術者として社会に貢献するために必要とされる知識を身につけ、論理的・説得的に討論する能力を養い、レポートにまとめる文章力をつける。
授業の進め方・方法:
前期の最初3回は、担当教員が講義形式で説明するが、その後は、学生が報告と司会を担当して授業を進めていく。
報告者はレジュメやパワポを使って、内容説明を行い、議題を提示する。その後、全員でディスカッションを行う。最後に、各自でレポートを作成して提出する。
後期には、DVDを視聴して、全員でディスカッションを行い、最後に、各自でレポートを作成して提出する。

報告のパフォーマンス・ディスカッションの積極的参加等の受講態度・レポートにより評価する。得点が6割以上の者を合格とする。
得点が基準に達しない場合には課題の再提出を課し、6割以上の得点で合格とする。

・関連科目:現代社会、法学、倫理社会、歴史総合
注意点:
〇テキストを読み、著者の意図を理解して自分の言葉でまとめ、それに対する自分の考えを述べて、ディスカッションをします。毎回、1200字以上の手書きレポートを作成して、提出していただきます。
・報告以外の学生も、ディスカッションに参加できるように、毎回、教科書の予習をすること。
・各回の報告を担当する学生は、報告の1週間前にパワポやレジュメ等の資料を作成し、担当教員へ提出すること。必要な場合は、担当教員と打ち合わせのMTGを行います。
・講義には必ず教科書を持ってくること。毎回にわたり持参しない場合は、減点の対象とします。
・理由のない遅刻・欠席は減点の対象となる。毎回提出するレポートについては、理由のない欠席の場合、提出することができない。公欠等で欠席した場合は、次の回の授業開始時に、欠席した回のレポートを担当教員へ提出すること。
・携帯電話・スマートフォンの電源は切っておくこと。
※演習であり、議論ができる適正な人数である18名を定員とします。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業の概要を理解する
2週 レジュメ・レポートの作成について レジュメ・レポートの作成方法を身につける。
3週 グローバル社会のコミュニケーション① 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
4週 グローバル社会のコミュニケーション② 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
5週 異文化の人々とともに①(外国人からみた日本人、異文化の人とともに働く[ヨーロッパ・北アメリカ]) 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
6週 異文化の人々とともに②(異文化の人とともに働く[東南アジア・東アジア]) 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
7週 異文化の人々とともに③(異文化の人とともに働く[インド・中東・アフリカ]) 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
8週 グローバルエンジニアの倫理① 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
2ndQ
9週 グローバルエンジニアの倫理② 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
10週 グローバルエンジニアの倫理③ 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
11週 グローバル社会の課題とゆくえ① 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
12週 グローバル社会の課題とゆくえ② 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
13週 グローバル社会の課題とゆくえ③ 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
14週 グローバル社会の課題とゆくえ④ 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
15週 「グローバル社会における異文化コミュニケーション」/後期ガイダンス 1学期の議論を振り返り、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
16週
後期
3rdQ
1週 『失敗学実践講義』第1講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
2週 『失敗学実践講義』第2講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
3週 『失敗学実践講義』第3講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
4週 『失敗学実践講義』第4講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
5週 『失敗学実践講義』第5講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
6週 『失敗学実践講義』第6講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
7週 『失敗学実践講義』第7講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
8週 『失敗学実践講義』第8講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
4thQ
9週 『失敗学実践講義』第9講 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
10週 『失敗学実践講義』終章 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
11週 「失敗学から学ぶこと」 これまでの内容を振り返り、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
12週 マイケル・サンデル白熱教室DVD視聴① 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
13週 マイケル・サンデル白熱教室DVD視聴② 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
14週 マイケル・サンデル白熱教室DVD視聴③ 内容を理解し、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
15週 まとめ 1年間の内容を振り返り、ディスカッションで自分の考えを述べ、レポートを作成することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後1,後2,後3,後4,後5
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。2後2,後3,後4
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他(レポート課題)合計
総合評価割合020020060100
基礎的能力020020060100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000