環境学

科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 環境学
科目番号 0074 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学分野 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 特に用いない。講義の際に資料を配布する。 参考書:「地球環境報告」石 弘之著 岩波新書 1990 「地球環境報告Ⅱ」石 弘之著 岩波新書 2006 「釧路湿原」釧路市史編さん事務局編 2006
担当教員 一條 信明

到達目標

地球規模の環境問題の所在を理解し,環境保全に向けて持続的に取り組むべき課題を論じることができる。
釧路湿原の自然特性や生態系について見識を深め,独自に探求を深めることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
地球規模の環境問題の所在を理解し,環境保全に向けて持続的に取り組むべき課題を論じることができる。環境保全に向けて取り組むべき課題を理解できる。環境保全に向けて取り組むべき課題を挙げることができない。
釧路湿原の自然特性や生態系について見識を深め,独自に探求を深めることができる。釧路湿原の自然特性や生態系について理解し,説明できる。釧路湿原の自然特性や生態系について理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
《釧路湿原》の生い立ちや自然特性の学びを通して環境と人間の関わりについて学び、持続性ある環境の保全の
在り方を追求する。  
 豊かな人間性を有し、心身共に健全にして北方文化を創造する人材の育成に資するものとする。
 
授業の進め方・方法:
 環境と人間の関わりについて講義を基に自分の持つ課題意識を追求します。
 釧路新書を活用し、講義ごとに課題レポートの提出とします。 なお,定期試験では講義資料や自作のノートを持ち込むことができます。
 課題レポート(50%),提出物(20%),発表・協議(30%)の総合評価とする。総合評価が60点に達した者を合格とする。 
 不合格者は、再試験または追加レポートの評価60点以上をもって合格とする。
注意点:
自然環境である釧路湿原を学びながら、環境保全に対する自分なりの考えを確立してもらいたいと考えています。
関連科目: ライフ&アースサイエンス

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
2週 環境と人との関わり (1) 自然環境と人々の暮らしの関係をまとめながら、課題追求の視点を持つことができる。 
3週 環境と人との関わり (2) 同上
4週 釧路湿原の形成と特徴 (1) 釧路湿原の概要、地形、地質的特徴、湿原の生成過程などについてまとめることができる。
5週 釧路湿原の形成と特徴 (2) 同上
6週 釧路湿原の形成と特徴 (3) 同上
7週 釧路湿原の形成と特徴 (4) 同上
8週 前期中間試験:実施する
2ndQ
9週 釧路湿原の生き物 (1) 釧路湿原の植物,昆虫,魚,鳥,小動物などについて、そのおおまかな概要を把握しその特徴をまとめることができる。 
10週 釧路湿原の生き物 (2) 同上
11週 釧路湿原の生き物 (3) 同上
12週 道東の自然環境 (1) 湿原を中心とした道東の自然環境についてその特徴をまとめることができる。
13週 道東の自然環境 (2) 同上
14週 道東の自然環境 (3) 同上
15週 北海道の自然環境 北海道の自然環境について考えをまとめることができる。
16週 前期末試験:実施する
後期
3rdQ
1週 世界の環境(1) 公害と環境問題の歴史について概要を把握できる。
2週 世界の環境(2) 同上
3週 世界の環境(3) 同上
4週 環境問題の把握 (1) 生活環境問題、地球温暖化・気候変動問題、水汚染、開発問題等、個々の問題の状況の整理・把握ができる。
5週 環境問題の把握 (2) 同上
6週 環境問題の把握 (3) 同上
7週 環境問題の把握 (4) 同上
8週 後期中間試験:実施する
4thQ
9週 設定課題の追求と個々の問題追及の交流(1) 各人が参考図書やインターネット利用して調査学習を進め,認識を深めることにより, 環境問題の所在を具体化できる。
10週 設定課題の追求と個々の問題追及の交流(2) 同上
11週 設定課題の追求と個々の問題追及の交流(3) 同上
12週 設定課題の追求と個々の問題追及の交流(4) 同上
13週 設定課題の追求と個々の問題追及の交流(5) 同上
14週 環境問題の今後の展望 (1) 環境教育のありかた、時期や取り組みをどのようにすべきかを考察することができる。 
15週 環境問題の今後の展望 (2) 同上
16週 後期末試験:実施する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス地球上の生物の多様性について説明できる。3
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。3
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。3
生態ピラミッドについて説明できる。3
人文・社会科学社会現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合701000200100
基礎的能力701000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000